[Alexandros]が手がけた楽曲「Boy Fearless」と、菅田将暉主演の映画『Cloud クラウド』がコラボしたスペシャルMVが解禁。黒沢清監督によるサスペンス・スリラー作品『Cloud クラウド』は、「誰もが標的になりうる」現代社会の恐怖を描き、第81回ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、トロント国際映画祭や釜山国際映画祭への出品が続く話題作。



公開されたMVでは、菅田将暉演じる吉井が「転売屋」としての日常と、“狩りゲーム”の標的にされる非日常が交錯。銃撃戦に巻き込まれていく姿や、彼を追い詰める匿名の集団が映し出され、緊張感が高まる。クライマックスでは吉井が銃を構え、映画とリンクした「I won’t hesitate to shoot」という歌詞が響き、圧巻の展開が広がる。

『Cloud クラウド』の前半は冷徹なサスペンス、後半は激しいガンアクションへと変貌し、観る者を圧倒。MVはその世界観の一端を体験できる作品に仕上がっている。

今回のオファーについて、[Alexandros]の川上洋平は「黒沢清監督の大ファンとして、楽曲を手がけることが光栄でした」とコメント。不協和音やグライムの要素を取り入れ、ライブでも盛り上がるような楽曲に仕上げたという。菅田将暉も「軽快な低音と色気のある声が脳に響き、映画とのセッションが楽しみです」と語っている。

「Boy Fearless」は9月18日にリリースされた[Alexandros]のCDシングル『SINGLE 2』に収録。映画と楽曲のコラボをぜひチェックしてほしい。

■菅田将暉コメント
軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり、、。映画「Cloud」とのセッションが楽しみです。


■[Alexandros]川上洋平コメント
（黒沢清監督作品へ楽曲提供することについて）
光栄でした。黒沢清監督は『CURE』からのファンです。今までの作品ももちろんですが、本作も大好きでした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室に篭り作り始めました。

（本作『Cloud クラウド』をご覧になったご感想）
最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんを始め、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです。

（今回の楽曲制作について）
この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが「捲し立て」でした。
主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください。

◇『Cloud クラウド』映画版スペシャルMV