「京城クリーチャー2」第5-6話:パク・ソジュンの正体が明らかに…テサンがホジェに名前を変えた理由

09月29日21時00分 
(2024年09月29日21時03分 更新)
ドラマ
Netflixシリーズ「경성 크리처」シーズン2

9月27日に独占配信を開始したパク・ソジュンとハン・ソヒ主演Netflix「京城クリーチャー2」。

第5話と第6話では過去にテサン(パク・ソジュン)の身に起きた悲劇と由紀子(スヒョン)の因縁が明らかになり、再び記憶を取り戻してチェオク(ハン・ソヒ)との再会を果たした。気になるあらすじと見どころを見てみよう。(ネタバレあり)
【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「京城クリーチャー」シーズン1は、1945年の京城を舞台に、怪物のような人間の欲望が引き起こす悲劇と、それに立ち向かう二人の若者の切ないロマンスを描いた作品だ。【「京城クリーチャー」シリーズを2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじと見どころ、キャスト、制作発表会レポートなどまとめて紹介。「京城クリーチャー」シーズン2では年月を経て再会した二人が、現代に残る負の遺産に立ち向かう姿が描かれる。

■キャスト

チャン・テサン役:パク・ソジュン
ユン・チェオク役:ハン・ソヒ
前田由紀子役:スヒョン
クォン・ヨンギル役:ホ・ジュンソク
スンジョ役:ペ・ヒョンソン
クロコ1役:イ・ムセン
ヨ・ミョンジュン班長役:イ・ソンウク
ノ・ジス刑事役:ハン・ドンヒ
ほか



■第5話「怪物」あらすじ

終戦から2年後の京城。テサン(パク・ソジュン)のもとに謎の手紙が届き、向かったバーで待っていたのは、日本に帰国したと思っていた由紀子(スヒョン)だった。おぞましい実験で多くの人々を犠牲にしながら罪悪感のかけらも抱かない彼女に決別を言い渡したテサンだが、直後に大勢の手下に襲われ意識を失ってしまう。金鈺堂で目を覚ましたテサンは、ガッピョン(パク・ジファン)やボモ(アン・ジホ)が報復のために殺されたことに嘆くが、直後に体の異変に気づく。意識を失っている間に由紀子はテサンにもナジンを寄生させていたのだ。誘惑と闘いながらかろうじて一命を取り留めたナウォル夫人(キム・ヘスク)を襲おうとするもう一人の自分と戦うテサンに、ナウォル夫人は「大丈夫」と優しく微笑む。

現代。チェオク(ハン・ソヒ)の前に現れた由紀子は、全てを手に入れた後に残った退屈さと生きている実感を得るために人々を苦しめてきたと言い、テサンにもナジンを寄生させた事実を打ち明けた。ホジェはスンジョ(ペ・ヒョンソン)からの提案を受け、チェオクを守り抜くために再びナジンを体内に取り込む決意をして、チェオクが泣き叫びながら反対する中、水槽の中でナジンを寄生させ、彼がかつてテサンだった頃の失われた記憶を全て取り戻すと、圧倒的な力でスンジョを倒しチェオクを探しに向かった。報告を受けた由紀子はホジェの連行とチェオク殺害を命じた。

ホジェとスンジョの乱闘を聞いたノ刑事(ハン・ドンヒ)はプガン商事のオフィスに潜入するが、そこにやってきた老婦人(パク・ヘジン)に怪しまれ、更にヨ班長(イ・ソンウク)がホジェとかなり前からの旧知の間柄であったことを知る。チョンスン製薬の地下ではようやく再会したホジェが敵と見誤ってチェオクに怪我を負わせてしまう。追ってきたスンジョに頼み、自分が敵の注意を引いている間にチェオクを逃がしたホジェも無事に脱出を果たし、79年の時を経て変わり果てたソウルの街で口づけを交わした…。


GSCNetflixシリーズ「경성 크리처」シーズン2

■第4話「エサ」あらすじ

終戦から数年後、由紀子の屋敷で奇怪な殺人事件が起きる。犯人はまだ幼い由紀子の「息子」だった。体の一部だけを触手化させる特異な性質を持つ少年は自分が特別な子だと思っていたが、彼はかつて日本軍に怪物として殺された明子(ジウ)の子どもだった。彼の特殊な能力はナジンが元の宿主の母性で人間の身体に順応した結果だと分析する大人の会話を聞いて、いつしか特別な子ではなく、特別な実験体だと感じ始めた少年の名前はスンジョ。

ホジェとチェオクを逃がす手引をしたことが気づかれたスンジョは、人々に恐ろしい実験や、知られざる新たな怪物の存在を知らしめるべく、実験体となっていたジョンヒョク(パク・テイン)を地上に解き放ち、クロコ1(イ・ムセン)を挑発した。老婦人からジョンヒョクがチョンスン製薬に入社してから行方不明だったことを聞かされ、ノ刑事からホジェとの関係を問い詰められていたヨ班長だが、そんな時に新たに3人の犠牲者が出たというニュースが流れ、そこに容疑者として写っていたのはジョンヒョクだった。驚きを隠しきれないヨ班長のもとに、テサンが使っていた携帯からの電話が入り、彼が「復活」を果たしたことを知る。スンジョが起こした騒ぎに激昂する会長に対し、由紀子の計画なのではないかと警告したクロコ1は警察署に現れ、国家の許可も取った上でジョンヒョクを引き取り、ヨ班長は捜査の打ち切りを余儀なくされてしまう。

1年前に失敗した実験室破壊を再度遂行すべく一人で立ち向かおうとするホジェを説得して共闘することにしたチェオク。スンジョも同行すると言い、引き取られたジョンヒョクを乗せた車を追う。チェオクと行動していたスンジョは、自分を実験体としてではなく人として信じてくれたホジェを慕っていたこと、1年前の実験室襲撃にも加勢するつもりでいたが、計画を知った由紀子にナジンを無効化する薬を注入され、死を恐れて返り討ちに遭ったホジェを助けられなかったと打ち明け、チェオクはそんな彼を励ますが、スンジョはチェオクに突然ナジン無効化の薬を注入し、彼女を殺そうとする。その頃、クロコ1と対峙したホジェ。クロコ1には事故で体が不自由になった女性がいて、ナジンの成虫を彼女に移植するためにジョンヒョクを奪還したことが明らかになる…。



■見どころ

第5話ではシーズン2始まって以来、最大の謎だったホジェの正体と、テサンがどうして記憶を失ったのかが描かれた。ガッピョンやボモといった、シーズン1で重要な役割を果たした金鈺堂の職員たちが、由紀子の報復で惨殺され、テサンもナジンに寄生されてしまった悲しい過去が明らかになり、寄生され自分を捕食しようとして葛藤したテサンに対して、自らテサンのために犠牲になる覚悟があるような発言をしたナウォル夫人がその後どうなったのかについては詳しく描かれなかった。シーズン1では悲しい結末で引き裂かれたテサンとチェオクが、変貌を遂げたソウルの街で長い年月を経て再び結ばれる場面は物語のハイライトとも言っていい美しいシーンだ。

ホジェを探していたり、二人の脱出を手引したりと謎に包まれていたスンジョの行動の真相が第6話で明かされた。彼の母親がナジンに寄生されていたことは前回示唆されていたが、彼女はシーズン1で非業の死を遂げた明子の子どもで、由紀子に引き取られ特殊能力者として育てられていた。ホジェが記憶を失う1年前の事故の真相が明かされる中、スンジョが新たに仲間に加わり痛快な展開を予感させるも、終盤では突然チェオクを襲い、再び敵に回ってしまった。一体スンジョや友妃子の計画とは何なのか?絶体絶命の状況に陥ったチェオクはどう生き延びるのか?残る最終話に期待したい。



■作品情報

原題:경성크리처2「Gyeongseong Creature2 (英題)」
監督:チョン・ドンユン
脚本:カン・ウンギョン
製作: Story & Pictures Media
共同製作: Studio Dragon、kakao ENTERTAINMENT
配信: Netflix



【作品詳細】【「京城クリーチャー」シリーズを2倍楽しむ】

kandoratop