BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第16話-第17話:王権の智慧~戦の序幕【ネタバレ】

16時00分 ドラマ
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中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて10月14日放送の第16話と第17話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第16話「王権の智慧」

蕭キに従うことを決心した牟連は、暉州兵たちに「呉謙こそが反逆者」だと告げる。

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王ケンが捕らわれたと知った子澹は皇太子・子隆に、王ケンを助けるために兵を率いて助けに行きたいと懇願するが、許可できないと言われる。だが子隆は朝廷で王ケン救出を発表し、あろうことかそれを桓公に任せる。

暉州では、懐恩が南門を守る呉謙の兵を掌握し、牟連が各城の兵士たちを説得して城内は平定される。だがその中で呉夫人は謝淵の部下に殺されてしまう。恩人を守ることができなかった王ケンは呉夫人の遺体に謝り、娘の恵心を任せてと牟連にいう。だが、恵心は王ケンに掴みかかって恨むと告げ、王ケンは自分への復讐のためにも生きろと言う。

暉州から脱出をしようとした謝淵は城門で牟連と懐恩に見つかってしまい、覚悟を決めて自ら首を斬って命果てる。一方、王ケンは王氏の護衛兵たちに寧朔軍に加わることを勧めるが、龐癸は王氏に仕える身と辞退するが、「私に仕えるのなら?」との王ケンの提案を受け入れる。

暉州に到着したケン寧王は、寧朔軍が城内を掌握したと思い込み、分兵して進軍したことを見破られたと考える。そこで南門を取り囲む作戦を取ることに。その頃、ケン寧王と結託している桓公も軍を進めるが、暉州まであと一息の所で橋が落ちていて到着に時間がかかる。

父の死を知った皇太子妃・謝宛如は王ケンへの恨みを募らせ、蘇錦児を利用して彼女の殺害を企み、子澹があの日以来冷たくなったと悩む錦児を利用することに。まず、子澹の心の中から王ケンを追い出さなければと唆し、ことが片付けば子澹の貴妃にしてやるので、王ケンに「心を傷つける薬」を飲ませるよう指示する。

■見どころ

王ケンを危険な目に遭わせた呉謙だが、妻の呉夫人は恨みがましい夫と違って正義と行動力のある人物。そんな呉夫人の甥・牟連がまたいい人物。ひと目で信じられると判断した王ケンは、彼自身に叔父の呉謙に従って王家を裏切る“不義”になるか、叔父を裏切って王ケンを助けて“不忠”となるのかを選ばせる。忠と義の間で悩む牟連が忠臣となることを選んだことで、懐恩、牟連、そして新たに龐癸が加わり、王ケンを守る勇者3人が大活躍する。そんな勇者たちを仕切るのが王ケン。蕭キたち寧朔軍が侵入してきたと噂を流し、大群に見せかけて土ぼこりを立てさせたり、城壁に寧朔軍旗を立たせたりと王ケンの智慧と度胸に驚かされる。その一方で、恩人の呉夫人の死を悲しみ、民と兵士のために逃げ出さない義理堅さも見せる。

一方、王ケンを恨む謝淵もなかなかの切れ者。「子律は政に関心がない」と軽んじる夫・子隆に、目立たぬ者にこそ気を付けるべきと忠告する。蘇錦児はそんな謝淵の命令に従うのか。王ケンへの信頼をどんどん強める玉秀との対面が楽しみだ。

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■第17話「戦の序幕」

ケン寧王軍の攻撃に備え、王ケンの作戦通りに牟連が城壁に寧朔軍がいるように見せかけているが、長くは騙せない。懐恩は、水路を使って逃げるよう王ケンに勧めるが、「大王の后だからこそ、最後まで大王の兵士と共にあるべき」と暉州にとどまると言う。城内では食料も残り少なくなるが、「食糧がある限り民を飢えさせない」と飢える民たちに食糧をふるまう。城外では、攻城の準備を着々と進めており、持ちこたえられるのは2日。

そんな中、第3皇子・子澹(したん)が王ケンの前に現れる。「城外には反乱軍がおり、暉州は危険だ。何もかも捨てて一緒に逃げよう」と誘う子澹に、「民を捨てて逃げることはできない」と拒否し、「子澹が約束を破った日から何もかも変わったと」、冷たく突き放す。子澹は約束を破っていない。王ケンが待たなかったのだと、あの日拾ったかんざしを差し出す。一瞬動揺する王ケンだが、「すでに蕭キと心を合わせ、身も心も豫章王妃になった。2人の関係は終わった」と告げるが、それが自分のために冷淡にしていると思い込む子澹は、王ケンを抱きしめる。すると王ケンは子澹を民の前に連れ出し、「暉州を守るために王子が駆け付けてくれた」と発表し、民が歓喜の声を上げる。

その時、大軍を従えたケン寧王が南門前に集結。いざ、攻撃を仕掛けようとしたとき王ケンが単身馬に乗って城門の外に出てケン寧王と向き合う。何とか時間稼ぎをしようとした王儇は、いきり立つケン寧王に「民を避難させたいので攻撃を一日遅らせてほしい。だめなら私を踏みつけておいきなさい」と頼む。王ケンの気迫に王ケンが譲歩し、王ケンは民を避難させ、食事を与え、けが人の手当てをする。そして兵士たちに共に暉州を守ろうと鼓舞する。

一方皇都。王藺は星雲道士に、皇帝の丹薬に仕込む毒の量を増やして3か月以内に死ぬように手配させ、薜道安(せつどうあん)は丹薬を皇帝に飲ませたふりをしてごまかす。その頃、到着が遅れる王ケンの身を馬瑾若が案じていた。

翌朝、ケン寧王が大軍を率いて攻撃を開始する。城を守る守備兵たちの必死の抗戦でどうにか持ちこたえ、ケン寧王はいったん退却を命じるが、夜襲を仕掛けてくる。

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■見どころ:中国ドラマの魅力はその規模の大きさにもあるが、暉州の城門の前に並んだケン寧王率いる大軍の迫力がすごい。この回では、ケン寧を率いる大軍の前に単身向き合う王ケンの勇気が城を守る兵士たちを奮い立たせた。大胆な行動の一方で、民たちを避難させて食事を与え、けが人の手当ても率先してする王ケンの気遣いも見て取れた。そんな王ケンにただただ逃げようと迫る子澹の駄目っぷりが際立ったのも今話。蕭キが現れたことでその駄目っぷりが余計目立ったものの、王ケンにとっては、この迷惑な来訪が王ケンに過去との決別を決定づけた。



BS12「中国・アジアドラマ」ページ
 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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