「三国志 秘密の皇帝」第7話:最強の刺客に狙われ曹丕(そうひ)ピンチ ネタバレあらすじ(全33話)

10月13日22時51分 ドラマ
© Chinese Entertainment Tianjin Ltd.

BSP4Kで10月20日(日)、BSPでは24日(木、深夜)放送予定の第7話で、天下一の剣客・王越(おうえつ)が登場。弟の仇に燃える王越が曹丕(そうひ)を襲撃し、唐瑛(とうえい)と壮絶バトルを繰り広げる。第7話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。
※BSの放送時間が11月7日(木)第9話から「毎週木曜23時45分」に変更となります。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



三国志© Chinese Entertainment Tianjin Ltd.

■第7話見どころ

最強の刺客・王越が登場。弟・王子服(おうしふく)の無念を晴らすために、単身祭祀の場に乱入し、襲い来る兵士たちをなぎ倒す無双ぶりを発揮する。実は弟の思い人とも知らず、仇と思って唐瑛との戦いも見応え抜群だ。また、王越の襲撃を招いたのが楊俊(ようしゅん)による策略だったことが判明。劉協、伏寿らもいる中で最強刺客を送り込んでくる無謀な策を取る楊俊の言動にも注目です。



■豆知識:冷寿光の師匠・華佗(かだ)とは?

負傷した曹丕を助ける為に医術の心得を披露して劉平(りゅうへい)のピンチを救い、伏寿(ふくじゅ)に“何者?”と言わせた忠臣・冷寿光。実は彼が名医・華佗の弟子で明かされたが、その華佗とはどんな人物なのか。

華佗は三国志時代に諸国の病人を治癒させたスーパードクターとして伝説的な名医。すでに麻酔を使った開腹手術や、針治療など、3世紀とは思えない医学知識と技術を持っていたと言われている。日本では全身麻酔による外科手術は江戸時代に華岡青洲という医者が1804年に行ったのが最初とされ、それより1600年以上前に全身麻酔による外科手術を行ったということになる。

『三国志演義』では、華佗が毒矢を受けた関羽の右ひじを治療したとされ、このエピソードは『三国志』にも登場する。華佗はその後、評判を聞いた曹操に招待され、持病の頭痛や目まいを治療。だが、処遇に不満があった華佗は故郷へ帰り、曹操とは決別する。さらに、華佗は曹操の怒りをかい、投獄され死刑になってしまう。外科手術は儒教の教えに背くもので、その後西洋学が中国まで持ち込まれるまで行われることはなかったが、もし華佗の医療技術が後世に伝わっていたら、現代の医療技術に影響を与えていたかもしれない。



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■第7話ネタバレあらすじ

司馬懿は「この者どもはお前のことを仲間と思っていない」と言い、劉平は、昨夜のことも先帝の意志かと尋ね、「そうです」と答え、劉平には国は救えない。借りでもしていればいいと悪態をつく。その言葉を聞いて劉平は、司馬懿と共に河内へ帰ると言って出て行ってしまう。

街に戻った伏寿は、張繡の取り調べを受けるが、そこへ「兄の敵」と言って曹丕が襲撃してくる。この騒動で伏寿一行は曹操の屋敷へ戻る。

一方、温県へと馬を走らせる劉平と司馬懿は、落ち着いたら江南へ行こうと話していた。そこへ董承の配下らしき人々が連行されていくところに出くわす。思わず伏寿を思い出した劉平は、自分がいないことで伏寿の命が危険にさらされると戻ることを決意する。司馬懿は「優しさは弱さではない。信念を持たぬことが弱さなのだ。」と説いた。その頃、許都では、曹丕が兄を手にかけた張本人・胡車児(こしゃじ)を襲い、殺したのは自分ではないと言って息を引き取る。

劉平の後をついて来た司馬懿は、兵力がなければ諸侯の力を借りれば曹操に対抗できると教え、満寵に勝つまで会えないが、新たな姿で劉平の前に現れると約束し、2人は馬上で固く手を握り合った。曹丕は敵討の勇気をくれた伏寿に感謝するが、悲しそうな伏寿を慰めるため剣舞を披露しようとする。そこへ下(べん)夫人がやって来て、張繍を襲ったことを責めるが、そこに帰ってきた劉平が割って入る。戻って来た劉平に、伏寿は簪を抜き取り、この簪で自分を殺し、曹操に私が反逆者だと言うように迫る。劉平は、その簪を伏寿の髪に挿し、「私はあなたを傷つけない。」と言い、国も伏寿も自分のやり方で救うと約束する。伏寿は「これ以上私になれなれしくしないで」と簪を投げ捨て、「これ以上近づくのは、私への侮辱です」と立ち去る。

汝南(じょなん)の戦から曹仁(そうじん)が戻り、満寵(まんちょう)に自分が不在中の許都の情勢を尋ねていると、そこに郭嘉(かくか)の部下の凄腕の鄧展(とうてん)がやって来る。満寵は郭嘉に仕える身として都が荒れてしまったことを謝罪すると、鄧展は郭嘉が“許都は乱れた方がいい”と言っていたことを伝えた。

春分節に向け、青帝(せいてい)という春を司る神に関する祭祀が行われる。皇帝、皇后が順番に供物をささげる中、趙彦(ちょうげん)が劉平に近づきあたりが騒然となるが、荀彧(じゅんいく)がその場をおさめ、儀式が再会される。劉協と伏寿が祭壇で献酒の盃を持ち、荀彧が祭文を読み始めると、裁断が倒れ、奥から王越が現れる。王越は王子服の兄で、最強の刺客。王越は、弟を殺した曹家へ恨みを持っており、曹丕を殺そうと襲いかかる。

司馬懿(しばい)から、王子服は唐瑛の手で討たれたことを聞いた王越は、曹丕の首元を切りつけ、逃走。一方、負傷した曹丕に、劉平は傷の治療を試みる。そこに、冷寿光(れいじゅこう)が劉平を助けたのでなんとか怪しまれずに済む。一方、王越は弘農王祠(こうのうおうし)で、唐瑛と対峙していた。そこへ孫儀率いる兵たちと司馬懿が到着し、王越と激しい斬り合いとなる。王越が唐瑛に向かい「西園軍とはどういう関係だ。東方淳とは何者だ?」と質問したのを耳にした孫儀。しかし司馬懿に助けを求めると、司馬懿は起こすフリをして一撃で孫儀の息の根を止める。兵士たちを軒並み倒した王越は、唐瑛と再び向きあうが、司馬懿から王子服が愛する唐王妃を救うために死んだことを聞かされ呆然となる。

信じられない様子の王越に、司馬懿は唐瑛に、剣術を披露するよう促した。唐瑛は王子服から教わった剣術を披露。司馬懿は「弟子にも教えなった秘術を教えたのは、唐王妃が最愛の人だったからだ。王子服は唐王妃を守るために自害したのだ。」と真実を告げる。王越は紛れもない秘術を目の当りにし、剣を鞘におさめ「弟のために命は助けてやる。しかしいつか必ず王氏の剣術は返してもらうぞ。」と言い残し去って行った。

そこに曹儀の軍が到着し、司馬懿は王越が孫儀を殺し、自分も斬られたと負傷した素振りを見せる。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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