「光る君へ」愛されキャラ“惟規”高杉真宙、突然の退場に悲しみの声殺到 第39話ネタバレ第40話予告

10月14日10時46分 ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)10月13日(日)放送の第39話「とだえぬ絆」“まひろ”吉高由里子、最愛の弟“惟規”突然の訃報に号泣。10月20日(日)放送の第40話「君を置きて」では、皇位継承問題が浮き彫りに。予告動画は公式サイトで公開中だ。



10月13日放送の第39話では、過去の栄華に執着していた伊周(三浦翔平)がついにこの世を去り、敦康(片岡千之助)の元服、賢子(南沙良)の裳着の儀など、子供たちの成長が、時代を先へ進ませた。そんな中、まひろの弟・惟規が従五位下に昇進。鮮やかな赤い装束を「いつかの為に」と備えていた乳母・いと(清川清純)の親心が泣ける。凛々しい姿を見せてくれた惟規だが、父・為時(岸谷五朗)の付き添いで訪れた越後で突然の逝去し視聴者の涙を誘った。

最愛の弟の辞世の句がまひろの心を強く打つ中、「母上のようになりたくない」と頑固な態度をとっていた賢子が、弟の死に号泣するまひろに寄り添い、和解の兆しを期待させた。サブタイトル「とだえぬ絆」があるように、いとと惟規の絆、まひろと賢子の絆、様々な絆が感動を呼ぶ回となった。

そして10月20日放送の第40話では、一条天皇(塩野瑛久)の体調が悪化したことで、次期皇位継承を巡り公卿たちの動きが活発化してくる。父・道長(柄本祐)と距離を感じる彰子(見上愛)が予告では「どこまで私を軽んじておいでなのですか」と声を荒げる場面も。果たしてどんな展開が待っているのか、来週も楽しみに待ちたい。

■愛されキャラ・惟規が逝く
学者の父に教育を受けるも、利発な姉まひろと比べ、ちょっと出来の悪い弟だけど、なぜか周りを虜にしてしまう惟規。姉思いで、乳母おもいの愛情深い惟規だが、第39回のラストで突然還らぬ人となってしまった。

演じた高杉真宙は、番組サイトの「君かたり」コーナーで、「家族や家族以外でも人に愛されたキャラクターだったなと思いますね」と自身が演じた惟規のキャラクターを振り返り、亡くなる最後まで息子を看取る父を思って笑顔で別れる優しさを表現したという。

愛されキャラは物語を飛び超え、視聴者からも愛されていたようで、放送終了後も「惟規!泣」「惟規死んじゃったの辛過ぎる」「我らの太陽が・・・」「まさかここで死ぬとは思わなかったからショック」と、惟規の突然の退場を悲しむ声が寄せられた。

■第39話ネタバレあらすじ
寛弘6年(1009年)、11月に中宮・彰子が二人目の皇子を出産。この時から道長は自分が自身の血を引く天皇誕生を意識し始める。その後、まひろは道長からの贈り物を持って帰省。その中には賢子への裳着も含まれていた。あまりに豪華な衣を見て、惟規は「自分の子はやっぱりかわいいんだな。」と賢子の父親が道長であることを明かしてしまう。その言葉に驚いた為時は、賢子はまひろの亡き夫・宣孝の子ではなく、道長の子であることを始めて知り、道長に真実を告げようと言うが、まひろに止められる。

その頃、伊周は体調を崩し病床にいた。弟の隆家(竜星涼)や息子の道雅ら家族に見守られる中、伊周は道雅を呼び「左大臣には従うな。低い官位にされるなら出家せよ」と遺言を残し、家族に見守られながら息を引き取った。その後、隆家は道長の元を訪れ自分が敦康親王の後見になる許しを請い、自分は兄とは違うと言って道長への忠誠を誓う。その頃、一条天皇も体調を崩し、自分が元気なうちに敦康を東宮にする道筋を作りたいと願っていた。

それから、彰子の妹の妍子が18歳年上の東宮・伊貞親王の后になることが決まる。年上に嫁ぐ不満を彰子に漏らす妍子は、連日若い公卿を集め、宴を開いて楽しむようになっていった。さらに右大臣の子・敦明が藤原延子の婿に迎えられたが、これは道長へのけん制でもあった。そしてついに、敦康の元服の日が決まり、敦康は彰子との別れを惜しんだ。その別れ際、彰子の手を握る敦康の姿を見た道長は、光る君の物語に感化された敦康が彰子に恋心を抱いているのではないかと内心焦っていた。

寛弘8年(1011年)、惟規は従五位下に昇進。さらに為時は越後守に任命された。2人は道長に挨拶しにやって来て、惟規は「姉がいつもお世話になっております。姉は気持ちが通じにくく、ご迷惑をおかけしますが末永くよろしくお願い致します。」と頭を下げた。その後、為時の屋敷で賢子の裳着の儀が行われた。「母上とは同じ道はいきたくございませぬ。」と犯行的な賢子は、藤壺に上がらず、家を守ることを約束する。

その夜、まひろは惟規とゆっくり話をした。惟規は年老いた父に付き添い、越後へ行くことになっていた。惟規はまひろの裳着の儀は為時と険悪だったまひろが怖かったと思い返し、「親子って変わらないようで、変わるんだな」としみじみする。賢子も変わっていくと励ます一方で、道長のまひろへの気持ちは変わらないと告げ「うまくいくよ」と優しい言葉をかける。

しかし、為時と越後に向かう途中、惟規は腹痛に見舞われ、その後すぐに亡くなってしまう。それを知ったまひろは、実家に帰り、惟規が残した辞世の句を見て涙を流した。そこには「都にも恋しき人は多いから、なんとしても生きて帰りたい」と詠われていた。まひろはこらえきれず涙を流し、賢子は泣いていたまひろの背中を優しくさするのだった。

■第40話あらすじ
まひろの書く物語が宮中の話題になる中で、一条天皇が体調を崩し不穏な空気が漂い始める。中宮・彰子の前では気丈に振舞う天皇だが、道長の元に占いによる予兆が報告されると、次期皇位を巡る公卿たちの動きが加速していく。まひろが天皇の様態を心配する彰子に付き添っていると、そこへ道長がやって来る。そこで彰子は道長への思いを爆発させるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、見上愛、塩野瑛久、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第40話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

NHKオンライン・NHK_PR

【2024年秋ドラマ紹介】【関連記事・全話のあらすじ】