盟友・中岡慎太郎ついに登場、大河ドラマ「龍馬伝」―NHKオンデマンド
龍馬の熱き盟友・中岡慎太郎ついに登場―、大河ドラマ「龍馬伝」第31回「西郷はまだか」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。
西郷吉之助(高橋克実)から長州と手を結んでもよいとの言質を引き出した龍馬(福山雅治)は、高杉晋作(伊勢谷友介)に合うために陸奥陽之助(平岡祐太)とともに大宰府に向かう。しかし龍馬はすれ違いで高杉と会うことはできなかった。
大宰府には禁門の変のあと都を追われた三条実美(池内万作)ら攘夷派の公家たちが幽閉されていた。館に無理やりはいろうとした龍馬立ちの前に現れたのは、土佐勤王党の同志だった中岡慎太郎(上川隆也)だった。龍馬は、薩摩と長州を結びつけて幕府を倒そうという構想を三条と中岡に話す。ちょうど同じことを考えていたという中岡はこれに共感。西郷を馬関(下関)まで連れてくると言い放ち、直ちに薩摩へ向かう。一方三条も、龍馬の話に同意した旨の書状を書き、桂小五郎(谷原章介)に渡すよう、龍馬に託す。
馬関に着いた龍馬は、桂に西郷との経緯について話すが、薩摩とは犬猿の仲になっている長州陣営には反発の声が上がる。龍馬の必死の説得により、桂は西郷が馬関に来るのを待つことにする。
一方、中岡も西郷に必死の説得を試みた結果、二人は馬関に向けて出航する。ところが二人を載せた船内には幕府の隠密が潜んでいた。それを発見した西郷は…。
龍馬最大の盟友・中岡慎太郎、満を持しての登場だ。演じるは上川隆也。自身、龍馬役の経験も持つ、ゆかり深き人物だが、今回演じる中岡役は福山竜馬をも上回る熱血漢の様子だ。
本来、土佐勤王党以来の旧友であるにもかかわらず、今回のドラマではこれまで“いるけどいない存在”だった中岡だが、そんな設定を吹き飛ばすような存在感を、上川の熱い演技が示してくれそうだ。
ちなみに、上川といえば2006年の大河ドラマ「功名が辻」で土佐藩の祖、山内一豊を演じたのは記憶に新しいところ。そのあたりの“歴史とドラマの妙”を味わってみるのも大河ドラマでの楽しみ方の一つだ。(足立謙二)
NHK大河ドラマ「龍馬伝」>「龍馬伝」各放送回の見どころ
大河ドラマ「龍馬伝」第31回「西郷はまだか」