「光る君へ」衝撃ラスト、道長(柄本祐)の息子の一人が突然出家へ 第41話ネタバレと、第42話予告

10月28日09時40分 ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)10月27日(日)放送の第41話「揺らぎ」コントロールしていたつもりが息子・顕信(百瀬朔)が出家し道長(柄本祐)に衝撃が走る。11月3日(日)放送の第42話「川辺の誓い」道長の体調に異変が。予告動画は公式サイトで公開中。



10月27日放送の第41話では、双寿丸と賢子(南沙良)の距離がぐっと縮む一方、宮中では権力争いに焦燥感を募らせる息子たちを道長が上手にコントロールする様子が描かれた。その様子は、優しい顔をしながら腹黒さで頂点に上り詰めた父・兼家(段田安則)を彷彿とさせた。そんな道長だが、ラストでは息子・顕信(百瀬朔)が出家するショッキングな出来事が起こり、激怒した明子(瀧内公美)に胸ぐらを掴まれることに。

道長のストレス状況が心配だが、11月3日放送の第42話では、そんな心労がたたってか、道長が体調を崩してしまう。予告では「俺より先に死んでははらぬ」と深刻顔の道長に「この川で2人流されてみません?」と達観するまひろの映像も。物語もいよいよ大詰めを迎えるが、2人の物語はどこへ行きつくのか、来週も楽しみに待ちたい。

■「足で字は書かないの?」まひろのセリフに総ツッコミ
伊藤健太郎演じる双寿丸と、南沙良演じる賢子といい雰囲気の中、まひろ(吉高由里子)が双寿丸へ投げかけた質問が視聴者から注目を集めている。それは、双寿丸が賢子、まひろと夕餉を食べているシーン。

身なりは貧しくても、優しく真っ直ぐな性格の双寿丸を見て、「そなたはそのような格好をしているけれど、高貴な生まれではない?」と聞いたり、文字は書けないと話す双寿丸に「足で書くの?」と質問したりと、若者2人が困り顔をさせてしまう“おかしな質問”をしてしまう。これはまひろが道長こと三郎と出会った頃、てっきり身分が低いと思っていた三郎が、実は高貴な家柄で、そんな彼が足で字を書いてみせたりしたことと重なったからだった。

これを知っている視聴者が反応し、ネットでは「『足で書くの?』に爆笑」「まひろちゃん、そんな人は三郎意外いないんだよ(笑)」「完全に三郎パターン疑ってる!」など投稿が殺到。まさか実の父が足で文字を書いたと知らない賢子にもふれ「まさか賢子ちゃんもお父さんが足で文字を書くなんて思わないよね。」などまひろ親子へのコメントも。双寿丸の風貌から直秀を連想させてたが、まひろの質問で双寿丸を道長と重ねてたことがわかり、それもまた、視聴者の心を鷲掴みにしたシーンとなった。



■第41話ネタバレあらすじ
まひろは双寿丸に、賢子を助けてくれたことに感謝するが、いとは「姫様は、越後守の孫君です。お前が親しくするような身分ではありません」と警戒。「姫様って面でもないよな」と言った双寿丸に、賢子は思わず笑ってしまう。その晩、まひろと賢子は双寿丸について語っていた。双寿丸に失礼なことを言われても怒らない賢子に、まひろは、幼い頃、道長も同じようなことを言っていたことを思い出していた。

一方、即位した三条天皇が、公任に内裏に移る準備をするよう命じ、公任は、一条天皇に重宝されていた者を外そうとしていると考えたが、道長は「それならば、振り回されぬようやってまいろう」とやり過ごす。さらに側近として道綱(上地雄輔)、隆家(竜星涼)、教通(姫子松柾)を据えた。これは、道長の子供たちにも波紋を呼び、教通の兄・頼通(渡邉圭介)は、弟に先を越された焦りを口にするので、道長は、教通には「名誉なこと」と持ち上げたが、頼通には「お前が先頭に立つ時は、東宮様が帝になられた時だ」となだめた。

また、高松殿の明子(瀧内公美)の子供たちからも不満が持ち上がる。明子は「大丈夫です。父上は、きちんと考えてくれております。」と言い聞かせた。内裏に移った三条天皇は、道長に関白になって欲しいと打診。道長は丁重に断ると、三条天皇は、「残念だが、諦めることにしよう。その代わり、願い一つ聞いて欲しい」と娍子(朝倉あき)と妍子(倉沢杏菜)を女御にすると宣言する。

この頃、頭を悩ますことが増えると、道長は決まって、まひろの元を訪れるようになっていた。道長がやって来たので、まひろは敦康親王ではなく、敦成親王を東宮にしたことを問いかけると、道長は「お前との約束を果たすためだ。俺は常にお前との約束を胸に生きてきた。今もそうだ。」と言うので、まひろも何も言えなかった。ある日、彰子は和歌の会を開き、そこに赤染衛門(凰稀かなめ)、まひろ、あかねこと和泉式部(泉里香)が歌を披露していると、そこへ招かれていないききょうが現れる。

亡き皇后・定子の好物で、敦康親王も好きな椿餅を持参したというききょう。敦康の様子を伺う彰子に、敦康親王のことは心配いらないと冷たくあしらった。その数日後、敦康(片岡千之助)は彰子のところにやって来た。いつでも来てよいという彰子の文が嬉しくて参上したのだった。敦康は、彰子の顔が見れないと、御簾を超えて部屋へ入ってしまうが、それを知った道長は激怒。行成(渡辺大知)から「敦康様から多くのことを奪い過ぎ」と諫められる。

ある日、まひろが帰宅していると、双寿丸が賢子を訪ねて屋敷にやって来る。平為賢(神尾佑)の武者である双寿丸は、人には得て不得手があるから、力を合わせることが肝要だと語った。それを聞いたまひろは、その後、父の言いなりにならないと話す彰子に仲間を作ってはどうかと提案。彰子はさっそく藤壺に頼通、教通、頼宗(上村海成)、顕信(百瀬朔)を呼んで、「皆が困った時は自分が力になるから、東宮のために力を貸して欲しい。父上がより良き政をするため、協力していこう」と呼びかけた。

12月の徐目の前に、三条天皇は娍子の弟、道任(古館佑太郎)を参議に任じる意向を伝える。蔵人頭になったばかりの道任には荷が重いと反対する道長だが、このことに顕信が憤慨。今は借りを作る時期ではないと、道長がなだめても、明子まで怒りだした。その直後、顕信はショックのあまり出家してしまい、怒った明子は道長に「あなたが顕信を殺したのよ」と迫るのだった。

■第42話あらすじ
宮中で、道長と三条天皇が覇権争いを繰り広げる中、道長の娘・妍子を三条天皇の中宮にするも、三条天皇は長年付き添った東宮妃・すけ子(朝倉あき)を皇后にすると宣言する。そこで道長は権力を誇示するため、ある計画を立てるが、体調に変化が道長を襲う。一方、まひろは里帰り中に、娘・賢子が怪我をした双寿丸を連れているところに出くわすのだが・・・。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、町田啓太、黒木華、見上愛、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第42話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

NHKオンライン・NHK_PR

【2024年秋ドラマ紹介】【関連記事・全話のあらすじ】