日本初放送「高麗契丹戦争」第23話・第24話:顕宗が契丹との戦争決意、武官たちの不満が膨らむ

07時00分 ドラマ
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韓国専門チャンネル「KNTV/KNTV801」で日本初放送中の「高麗契丹戦争」(原題)。今回紹介する第23話と第24話では、顕宗(キム・ドンジュン)はカン・ガムチャン(チェ・スジョン)を東北面行営兵馬使に任命し、パク・ジンにそそのかされた武官たちが不穏な動きを始める。この回のネタバレあらすじと見どころを紹介する。予告動画はKNTV番組HPで公開中だ。



「高麗契丹戦争」(原題)って?

本作は、数々の苦難を乗り越えて高麗に平和をもたらした8代王・顕宗と、彼の政治の師でもある姜邯賛(カン・ガムチャン)将軍を中心に、契丹の侵攻にさらされた激動の高麗時代を描く超大型本格時代劇。時代背景や実在人物、各話のあらすじと見どころ、豆知識などは【「高麗契丹戦争」を2倍楽しむ】でまとめている。



■キャスト

 ⇒【キャスト、登場人物、実在人物の紹介】
カン・ガムチャン(姜邯賛)役:チェ・スジョン
顕宗(ヒョンジョン)/大良院君/スン役:キム・ドンジュン(ZE:A)
ヤン・ギュ役:チ・スンヒョン
元貞王后(ウォンジョン)/第一王后役:イ・シア
元成王后(ウォンソン)/第三王后役:ハ・スンリ
契丹の老将ソベアプ(蕭排押)役:キム・ジュンべ
契丹皇帝ヤユルユンソ(耶律隆緒)役:キム・ヒョク
 ほか



■第23話あらすじ

顕宗(キム・ドンジュン)は契丹への交渉を拒否し、使者として派遣されたキム・ウンブ()の無事を案じていた。カン・ガムチャン(チェ・スジョン)は顕宗を励まし、いつの日か高麗が強大な帝国となると約束した。

キム・ウンブはハ・ゴンジン(イ・ドグク)に助けられ契丹から脱出を図るも、国境直前で再び捕らわれた。しかし、危険な状況下でも命がけで顕宗への矢文を高麗に放った。ハ・ゴンジンは契丹での忠誠を拒否し、悲劇的な最期を遂げた。

一方、顕宗はユ・バン(チョン・ホビン)を西北面行営都兵馬使に任命し、戦の準備を進めた。ガムチャンは過去の戦闘記録を元に戦術を検討し、契丹軍の全滅には平野での大合戦が必要と考えた。その時、興化鎮からウンブの矢文が届き、契丹が戦争を控える状態であることを知る。ガムチャンは興化鎮に向かい契丹の使者を捕らえるべきと提案する。同じ頃、高麗の将軍たちは契丹の策略を疑い、使者を捕えることを決めた。
※兵馬使(ピョンマサ):地方の軍事指揮官としての重要な役割を持つ役職。

契丹軍に捕らえられたウンブは処刑直前に、契丹の老臣ソベアプ()の元に契丹兵が駆けつけ、鴨緑江を越えようとした契丹の使者が高麗軍に捕まったと報告。この知らせでウンブの処刑は中止となった。

使者の拘留を知ったソベアプが交渉を求めるが、ガムチャンは契丹の威信低下を狙い、使者の処刑と高麗軍の進軍を示唆する。ユ・バンも兵士を集めて渡河準備を指示し、契丹に圧力をかけた。ソベアプはウンブ返還の約束をするが、契丹の威信を示すために数か月後になると告げる。そこでガムチャンは来院城(鴨緑江にある契丹の関門)ではなく女真の地にウンブを配置して高麗が保護する提案を行った。

顕宗は無事交渉を終えたガムチャンを東北面行営兵馬使に任命し、ウンブの護衛と軍事経験を積むよう命じたが、これに対してチェ・ジル(チュ・ソクテ)とキム・フン(リュ・ソンヒョン)は反発。パク・ジン(イ・ジェヨン)のそそのかしで兵士たちを連れて顕宗に異議を申し立てる。顕宗は「武将に民を託さないのは、武将を信じていないからではない。ただ戦闘に専念できるよう、彼らの負担を軽減しようとしているのだ」と言い、自身の意図を理解できないチェ・ジルを叱責した。

チェ・ジルは、甲冑を纏ったガムチャンと兵士たちが東北面に向かう姿を見つめながら「これ以上こうしてやられはしない」と反撃の決意を固める。</p>

■感想、見どころなど

父の生存の知らせを聞き涙するウォンソンを抱きしめる顕宗。その姿を元貞王后(イ・シア)が見てしまった。王后の膨らむ嫉妬心が心配だ。一方、最後まで高麗魂を忘れなかったハ・ゴンジンの忠臣ぶりに泣かされる。契丹皇帝の前での啖呵をお聞き逃しなく。しかし、その結果、何とも残酷な処刑が待っていた。

久々にガムチャンとソベアプとの緊迫した心理戦は今回もハラハラドキドキ。そんなガムチャンを事実上の東北面の最高責任者に任命した顕宗。王の文官偏重の人事に憤るチェ・ジル将軍たち。そこに付け入るパク・ジン。エンディングのチェ将軍の怒りが反乱を予感させる。





■第24

高麗東北面では度重なる女真族の侵入があり、高麗軍は彼ら恨んでいた。カン・ガムチャンは武官たちの反発の中で、東北面に到着する。防御史イ・ジャリム(チョン・ジヌ)がガムチャンを紹介するが、ト・ヨンス(ソン・ドヒョン)将軍は皮肉な挨拶をする。
※防御史(パンオサ):主に国の防衛を担当する官僚。東北面の防御史イ・ジャリムの文官上がりで、気性の激しい武官ト・ヨンスに頭が上がらなかった。

到着早々、女真族の地に設けたキム・ウンブの住居で感動の再会を果たしたガムチャンは、しばらく待つよう励ます。続いて東北面の点検に着手したガムチャンは、軍事力強化に尽力し、兵舎や戦闘記録の不足を指摘する。ガムチャンに敵対心をむき出しにするト・ヨンスは、ガムチャンに武力で恥をかかせるが、その威厳ある姿と理に適った指摘に従うしかない。

顕宗も契丹の侵攻に備え、兵士を増員し、地方の官軍を整備。チェ・ジルは御史台で反抗的な態度を見せたが、顕宗は功績ある武官たちへの厳罰を拒否し、「一人の武官も大切にしなければならない」と諭す。パク・ジンはチェ・ジルに反逆を促し、皇帝への不満を煽った。

そんな中、女真族が高麗の村を襲撃。ガムチャンは九龍山(クリョンサン)付近で奇襲作戦を指揮し、敵対部族には報復を、協力的な部族には保護を示す方針を打ち出し、兵士たちの士気を鼓舞した。ガムチャンは、初出撃で苦戦しつつも防御史イ・ジャリムや兵士たちと力を合わせ、敵を殲滅して勝利を収める。兵士たちは歓声を上げ、勝利を祝った。

一方、ウォンジョン皇后は顕宗とウォンソンの親密さに嫉妬し、殺してでも別れさせたいと涙を流す。ウォンソンは父キム・ウンブと再会し、顕宗もそれを微笑ましく見守った。

1014年10月、高麗は再び契丹の侵略を受けるが、興化鎭戦闘の奮戦を経て、もう一度契丹軍を撃退した。3年ぶりに再び開京宮に戻ってきた顕宗は、「力をつけて必ず敵を全滅させ、平和を手に入れよう」と決意を表明したが、パク・ジンにそそのかされたチェ・ジルとキム・フンが不穏な動きを始める。



■見どころ、豆知識

夜を手して戦略を立てる顕宗と臣下たちのために手作りの夜食を準備するウォンソン。こうしたねぎらいがまた顕宗の心を満たしてくれる。ところが、第二王后・元和王后(ユン・ジェギョン)が元貞王后に代わってウォンソンをいびり始める。それが逆に顕宗をウォンソンに近づけることになる。知識をひけらかす顕宗に拗ねるウォンソン。そんなウォンソンを愛おしそうに見つめ謝り、2人声を出して笑う…それをまた元貞王后が聞いてしまったのだ。

一方、パク・ジンはチェ・ジルの軍に酒肴の差し入れをして顕宗への不満を煽る。そんな武官たちを一瞬で黙らせたチ・チェムン将軍(ハン・ジェヨン)。さすがガムチャンがほれ込んだ武官だ。

チェ・ジルとキム・フンが自分の意見に賛同する兵士たちと一緒に反乱を起こす姿がエンディングを飾り、スリリングな展開にした。



■『高麗契丹戦争』(原題)

放送日時 8月16日(金) 日本初放送スタート
毎週(金)20:00~22:10 (2話連続)
再放送日:毎週(木)11:30~13:40(2話連続)
話数 全32話



KNTV「高麗契丹戦争」(原題)

■視聴方法
KNTVはスカパー!、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTV、J:COMほか各ケーブルテレビで視聴可能。

KNTV視聴方法ページ

kandoratop【作品詳細】【「高麗契丹戦争」を2倍楽しむ】