「光る君へ」まひろ(吉高由里子)と道長(柄本祐)宇治の誓いに感動の声 第42話ネタバレ第43話予告

11月04日07時00分 ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)11月3日(日)放送の第42話「川辺の誓い」まひろ(吉高由里子)と道長(柄本祐)お互いを生きる糧に。誓いの先に『宇治十帖』誕生へ。11月10日(日)放送の第43話「輝きののちに」まひろが賢子(南沙良)に恋のお悩み相談室を開催。予告動画は公式サイトで公開中。



11月3日放送の第42話では、三条天皇(木村達成)との覇権争いを繰り広げる中、道長が体調を崩し倒れてしまう。一方、物語を書き終えたと言うまひろは、里帰り中に賢子(南沙良)と双寿丸(伊藤健太郎)が一緒にいるところを見て、自分の役目は終わったかと思い始める・・・という展開。

直秀の悲劇を繰り返さぬよう、まひろが望む世を作る為に邁進した道長だが、政の頂に立ったものの、病に襲われ、さらに周囲を信用できなくなった道長。しかし、絶望の淵から道長を救い出したのはまひろの言葉だった。

そして11月10日放送の第43話では、意気揚々だった三条天皇に思いがけないトラブルが発生。宮中で火事が起こり、これは好き勝手する天皇へ天からの怒りだと言って、道長が三条天皇を譲位を迫る。一方、まひろは賢子から恋愛相談を受けることに。ギクシャクしていた母娘もすっかり雪解けした様子だが、まひろは一体どんな指南を娘にするのか。物語も最終回へ向かい、新たな展開を迎えることになる。

■『宇治十帖』爆誕に称賛の声
『宇治十帖』は、紫式部の『源氏物語』五四帖のうち、最後の十帖のことをさし、主人公・光源氏が亡くなった後の物語。美しいと評判の薫と匂宮、美しい姫君の大君、中の君、浮舟の悲しい恋物語。

ドラマでは、物語を書き終え、燃え尽き症候群のようになったまひろが、宇治で道長と再会をきっかけに再び生きる目的を見出し、あらたな物語『宇治十帖』を書き出す様子が描かれた。まひろと道長、それぞれに人生に終止符を打とうと考える年齢になったとき、それでもお互いに生きて欲しいと思いを一つにした2人。それが『宇治十帖』の構想へと繋がる脚本の秀逸さにネットでは「こうして宇治十帖に繋がるのか!」「この美しすぎる展開は何ですか?」と称賛する声が殺到。

特に、「この川で2人流されてみません?」と何気なく言うまひろの言葉が、『宇治十帖』の悲劇のヒロイン・浮舟と重なると話題になった。浮舟の、薫と匂宮との間で苦悩の末に宇治川に入水自殺をはかり、出家する物語とリンクするセリフには『宇治十帖』ファンは震えたのではないだろうか。宇治川での誓いから『宇治十帖』の構想が浮かぶという展開に、ネットでは「これぞソウルメイト」「支え合う2人が素敵すぎる」「まひろ凄い」などの声が続出。感動コメントで盛り上がりを見せた。

■第42話ネタバレあらすじ
顕信が出家したことで明子(瀧内公美)はその怒りを道長にぶつけ、ショックで寝込んでしまう。明子の兄・俊賢(本田大輔)は内裏の権力争いから離れ、穏やかになったと妹を慰め、明子は息子に暖かい衣を届けて欲しいと頼んだ。その後、三条天皇は妍子(倉沢杏菜)を中宮に、彰子(見上愛)を皇太后にする。道長は胸をなでおろすが、この1カ月後、三条天皇は娍子(朝倉あき)を中宮にすると言って道長を驚かせる。

今までに大納言の娘が皇后になった例はないから中宮にすることはできないと言っても、三条天皇は、「一帝二后をやり遂げた左大臣だ。異論はあるまい。」と言い、さらにこの願いが通らなければ娍子の元には渡らないと強行姿勢を見せた。まんまと三条天皇の術中にはまった道長は、四納言を集めて対策を相談。立后の時間に合わせて妍子の内裏入りを計画する。しかし三条天皇は、姸子の内裏入りは夜だから、娍子の立后の時間を昼にすれば公卿たちも出席できると画策する。

だが、公卿たちは道長に遠慮し、立后の時間に集まったのは、実資(秋山竜次)のみ。三条天皇は儀式の上卿を実資に頼み、なんとか娍子の立后の儀式は執り行われた。しかし、出席者は隆家(竜星涼)と数名の公卿のみとなり、娍子と三条天皇の宴席は寂しいものとなった。その後も三条天皇は妍子のところに渡ることはなく、道長が理由を聞いても「渡ったところで、姸子は宴ばかりを開いておる」と言うばかり。道長は三条天皇のご寵愛があれば妍子も変わると説得する他なかった。

中宮になった妍子の悪評は広がり、彰子も心を痛めていた。道長は彰子に会った後、まひろに会いにやって来た。妍子をどうしたものか、相談するが、まひろは、人は物語のようにはいかないと言われてしまう。その後、まひろは自宅へ帰宅。怪我をした双寿丸の手当をする賢子を見て、若い2人の微笑ましい様子に目を細める。その晩、道長は体調を崩し倒れてしまい、その後も回復しなかったことから、三条天皇に辞表を送る。彰子は道長の見舞いに土御門にやって来て、父の病は自分のせいではないかと思い詰めるが、祖母の穆子(石野真子)「父上とて皇后さまを誇りに思っておられますよ」と慰めた。

道長が倒れてから内裏では怪文書が出回るようになり、道長の病を喜ぶ者として、道綱、実資、隆家、懐平、通任の名前があった。その頃、まひろは筆を執っていなかった。賢子は、そんな母を見て、書かない母上は、母上ではないみたいと言うが、まひろは賢子に好きな人もいるし、心配する事もないから出家しようかと微笑んでみせる。一方、宇治で静養していた道長の体調は悪くなっていた。見かねた百舌彦(本多力)が、まひろを道長の別邸に招き入れる。

突然現れたまひろに驚く道長に、まひろは2人で川辺を歩きたいと言う。まひろはなぜそこまで頑張るのか問うと、道長は全てまひろとの約束を守るためだと告げる。「早めに終わってしまった方が楽だというお前の言葉が、わかった」と弱気な道長に「今は死ねぬと仰せでしたのに」とまひろ。今度は「もうよろしいのです。私との約束は、お忘れくださいませ」とまひろが言うと「お前との約束を忘れれば、俺の命は終わる」と道長が返す。

まひろは朗らかに「ならば私も一緒に参ります。・・・物語も終わりましたし、皇后さまも強く逞しくなられました。この世に私の役目は、もうありません。この川で2人で流されてみません?」と言うと、道長は「お前は俺より先に死んではならぬ。死ぬな。」と告げた。まひろは「ならば道長様も生きてくださいませ。道長様が生きておられれば、私も生きられます」と言い、その言葉に道長は咽び泣いた。その後、まひろは終わらせたはずの『源氏の物語』を再開。主人公は光源氏亡き後の世界を描き出すのだった。

■第43話あらすじ
三条天皇の暮らす内裏で火事が起こり、道長は天皇の政に対する天の怒りが原因だとして譲位を迫る。頑として譲位を拒む三条天皇と道長の対立は深めていく。その後、道長は三条のある異変を感じ取るのだが。一方、まひろは皇太后・彰子に仕えながら源氏物語の執筆を続けていた。そんな中、越後から為時(岸谷五朗)が帰京し、再会を果たす。さらに双寿丸が大宰府へ行くことになり、まひろは娘・賢子から恋愛の相談を受けるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、町田啓太、黒木華、見上愛、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第43話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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