「ジョンニョン:スター誕生」でキム・テリが吐血しながら熱唱した『まぬけと姫』とは?絵本動画とドラマ紹介

17時56分 ドラマ
画像:tvN「정년이」HPより

ディズニープラスで独占配信中のtvN土日ドラマ「ジョンニョン:スター誕生」第8話で、ジョンニョン(キム・テリ)が、『まぬけと姫』のオーディションで血を吐いて倒れた。tvN番組サイトには「雨の中で流すチョンニョニの熱い涙」と題したスチール写真が公開されている。

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「ジョンニョン:スター誕生(以下「ジョンニョン」)」」は1950年代の朝鮮戦争後、最高の国劇俳優を目指す天才少女チョンニョニの成長や競争を描いたドラマ。

第7-8話振り返り
先週放送された第7話と第8話では、主人公ジョンニョン(キム・テリ)が舞台で犯した大失敗を糧に飛躍的な成長を遂げて劇団のピンチを救った。しかし、ヨンソ(シン・イェウン)との実力差への焦りや、彼女を疎ましく思うヘラン(キム・ユネ)の罠にかかり声を失う危機に瀕してしまった、

ジョンニョンが劇団のピンチを救った舞台は『自鳴鼓(チャミョンゴ)』。三国時代の高句麗(コグリョ)王国の王子ホドンと、楽浪国(らくろうこく)の王女との悲恋を描いた古代の物語だ(絵本動画とドラマ紹介)。そしていよいよ、次の演目が『まぬけと姫』だった。

第8話ではメラン国劇団が女性国劇団合同公演『バカと姫』の初演を控え、主人公オンダルとピョンガンの子役を選ぶための大規模なオーディションを開催する様子が描かれた。オーディションで選ばれた子役は、やがて国劇界の最高スターであるオッキョン(チョン・ウンチェ)とヘラン(キム・ユネ)の後継者として注目されることになる。

オーディションに備えていたジョンニョン(キム・テリ)は、声を鍛えるための発声訓練に励んでいたが、ヘランの罠にはまり喉を酷使し、オーディション会場で「갈까부다(カルカブダ)」を歌いながら吐血して倒れるという衝撃的なシーンが展開された。さらに、メランの資金状況が厳しくなり、公演の成否に劇団の存続がかかっていることから、波乱の中で幕を開ける『まぬけと姫』への関心が集まっている。

『まぬけと姫』って?
そんな重責を担った演目『まぬけと姫』は、韓国で有名な昔話『ピョンガン王女とバカのオン・ダル(原題:바보 온달과 평강 공주=‘馬鹿’温達と平岡姫)』をテーマにしている。三国時代(新羅・高句麗・百済)から統一新羅末期までをまとめた歴史書『三国史記』の「温達(オンダル)伝」に記されたもので、実在した温達将軍とその妻の平岡(ピョンガン)王女が主人公。

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物語は…昔々、高句麗にオンダルという優しい少年がいた。貧しいオンダルは皆から「バカオンダル」と馬鹿にされていたが、泣き虫のピョンガン王女は「オンダルと結婚する」と言い出し、怒った王により勘当されてしまう。行き場を失った王女はオンダルを探し出し結婚し、オンダルは彼女の教えで大きく成長した。やがてオンダルは狩りや戦で才能を発揮し、将軍として国を守る存在となり、民から称えられるようになったというもの。
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【王女ピョンガン 月が浮かぶ川】(全20話)韓国ドラマ紹介この昔話を大胆にアレンジした韓国本格時代劇がある。女優キム・ソヒョンとナ・イヌを主人公の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(2021年、KBS)だ。三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語として日本でも配信、放送されている人気作だ。2024年11月7日よりBS日テレにて一挙放送中だ。
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果たしてジョンニョンは再び唄うことができるのか?そして梅蘭国劇団の運命は?「ジョンニョン」第9話は11月9日、第10話は10日にtvNにて21:20より放送され、その後Disney+(ディズニープラス)にて独占配信される。

kandoratop【作品詳細】【「ジョンニョン」2倍楽しむ】