「江南Bサイド」裏社会を生きるチ・チャンウク、失踪した少女を巡るアクションシーンでカリスマ性炸裂【第1−2話あらすじ】

11月09日07時30分ドラマ

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釜山国際映画祭でも話題となったDisney+（ディズニープラス）オリジナル韓国ドラマ「江南Bサイド」が11月6日(水)にDisney+（ディズニープラス）スターにて独占配信を開始した。

第1話と2話では、麻薬組織の秘密を知ってしまった女性の失踪を発端に警察、検察、麻薬組織、そしてコンパニオンを斡旋していたギルホ（チ・チャンウク）が事件を追い始める序章が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。

●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】

「江南Bサイド」は、江南で行方不明になったクラブのエース、ジェヒ（キム・ヒョンソ役）を捜すエリート刑事カン・ドンウ（チョ・ウジン）と出世欲の高い検事ミン・ソジン（ハ・ユンギョン）、そして謎のブローカーのユン・ギルホ（チ・チャンウク）が、それぞれ異なる理由で江南の裏側に潜む事件を追いかけるサスペンスドラマ。⇒【関連・各話のあらすじ】

■キャスト

刑事カン・ドンウ：チョ・ウジン
謎の男ユン・ギルホ：チ・チャンウク
検事ミン・ソジン：ハ・ユンギョン
失踪したキム・ジェヒ：キム・ヒョンソ（BIBI）
人気芸能人ノ・ジュンソ：チョン・ガラム
ほか

■第1話あらすじ

3年前、人気クラブでの麻薬事件を一斉検挙した敏腕刑事のドンウ（チョ・ウジン）。しかし事件の裏では彼を止めようとした仲間のユン（キム・ドヒョン）やジャンホ（ヒョン・ボンシク）も麻薬の流通に関わっていて、警察内部の汚職も臆せず断罪した彼は、内部で白い目で見られるようになり、現在は田舎の警察署に異動して暮らしていた。その頃、ソウル随一の繁華街である江南では、コンパニオンとして参加したイベントで危険な麻薬が使われていることに気づいたジェヒ（キム・ヒョンソ）が逃亡を図り、行方をくらます。救出された彼女は一緒にいたジョンファ（パク・ジュウォン）の安否を心配し、元締のギルホ（チ・チャンウク）に望みを託す。

ある日、署にやってきたムン議員（チェ・グァンイル）から失踪したジェヒの捜索に力を貸してほしいと頼まれ、一度は断ったドンウ。自殺未遂を起こして精神科のカウンセリングに通う娘イェソ（オ・イェジュ）の紹介で彼は1年前にジェヒと会っていたが、娘をいじめている主犯格だと決めつけて冷たく遠のけてしまっていたのだ。イェソからも捜索を頼まれて捜査を決心したドンウはかつての部下ジス（リュ・ヘヨン）の協力で、防犯カメラの映像からギルホの関与を疑い始める。3年前の一斉検挙の際に一悶着あったギルホの行方を探し始める一方で、ギルホは麻薬の密売人を拷問し、行方のわからなくなったジョンファの居場所を問い詰める。しかし、ホテルでの麻薬パーティーに連れてこられたジョンファは何者かに殺され、ギルホが到着した頃には既に浴槽は血で染まっていた…。

■第2話あらすじ

ジョンファの死や麻薬組織に関わっていた人気アイドルのジュンソ（チョン・ガラム）は、現場から遺体が消えたと報告を受けて怒り狂うが、ジョンファの遺体は全く関係のない地下鉄の駅で清掃員によって発見された。消えたジェヒの消息を辿ろうとするドンウだが、刑事課では依然として反発を受け、かつて自分が検挙し、現在はマフィアのボスに転身したジャンホの協力を求めることに。ジュンソはギルホに対して、匿っているジェヒを渡せと取引を持ちかけ、ジェヒは女ファが遺体で発見されたことを知り、隠れ家から脱出を試みる。そして検事のソジン（ハ・ユンギョン）も地下鉄の防犯カメラからギルホが死体遺棄事件に関わっていると睨んで行方を追い始めるが、検事長（チョン・マンシク）から協力を命じられた捜査隊長はユンだった。

事件の真相などどうでもいいかのように、ギルホを犯人として捉えようとする捜査隊長に反感を覚えるソジン。しかし捜査隊長はジュンソら麻薬組織とも密接な関係だった。ジェヒの失踪の責任を問われてボスのガンス（チ・スンヒョン）から暴行を受けたジュンソは手下のサイキ（イム・スンジェ）を使ってギルホに取引を持ちかけ、やってきたギルホを抹殺するつもりだった。ドンウらもサイキの情報に辿り着き、取引の現場付近で張り込みを続ける。取引を無視して一人でやってきたギルホは、組織が犯罪の現場を映した動画を回収したいというだけでジョンファを殺したと知り激昂。ナイフ1本で組織が送り込んだ刺客を倒していくが、罠にかかりピンチに陥ってしまう。そんな彼を救い出したのはドンウだった。同じ頃、ジュンソは手下を使って兄貴分だったガンスを殺害、江南貿易という大規模なビジネスを継ごうと動き始める。追われたドンウらは橋の上で遂に行く手を阻まれ、同じ側であるはずのユンら警察の部下から銃を向けられてしまう。窮地を救ったのは駆けつけたソジンだった。ギルホは一瞬の隙をついて橋から川に転落し、ドンウはジェヒの居場所を知る唯一の人物を逃してしまう…。

■見どころ

警察・検察・麻薬組織・コンパニオンブローカーが失踪した女性の行方や、その裏に隠れた闇を巡って熾烈な攻防戦を繰り広げる話題作の第1話と2話では、それぞれの組織や人物が事件に向かっていく発端や過程が描かれた序章的な内容だ。しかし、ところどころで血まみれになりながらも敵を打ちのめしていくチ・チャンウクのハードなアクションシーンが描かれ、大きな見どころになっている。昨年同じDisney+（ディズニープラス）スターにて独占配信された「最悪の悪」」で、麻薬組織に潜入した刑事役を演じ、新境地を切り開いたチ・チャンウクが今回の作品では荒々しい性格で裏社会を生きる男ギルホとして、更に磨きがかかったバイオレンスな役柄を披露した。警察が麻薬組織と結託し、検察も出世のことしか考えていないようなぶっ飛んだ世界観の中で一際異彩を放つギルホは悪人とも善人とも言い難い謎めいたキャラクターだ。本編の大部分は刑事であるドンウの目線から描かれるものの、チ・チャンウクのカリスマ性が炸裂するギルホの場面は片時も目が話せない。果たして四つ巴になった争いがこの先どう描かれるのか、早くも次の配信に期待させられる。

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