BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第32話-第33話:親子の情~喜びと不安のはざま【ネタバレ】

11月10日12時24分 ドラマ
(c) 2021 China International Television Corporation

中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて11月11日放送の第32話と第33話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第32話「親子の情」

上陽賦(c) 2021 China International Television
Corporation

王夙の頼みをはねつけた王ケンは、処刑前夜に天牢へ向かう。そこで父が壁に向かって詩を書いているのを見て、父との思い出を振り返り、声をかけずに踵を返す。王ケンはそのまま宮殿の前で跪き、父の助命嘆願をするが、追い返されてしまう。その夜、蕭キは戻らなかった。

処刑当日、王ケンと王夙は処刑場に駆けつけたが処刑場に入れてもらえない。その頃、天牢を出た王藺は蕭キによって丁重に馬車で城外に運ばれていた。死を覚悟した王藺に、蕭キは皇帝からの密詔を手渡す。そこには蕭キの免死金牌によって救われたことが認めてあった。王ケンと王夙もこれを知って駆けつけるが、王藺は2人に会わないまま馬車を走らせる。その夜、王ケンは父を救ってくれた蕭キに感謝する。

宮殿で王藺が去ったことを聞いた皇太后は、蕭キが王ケンのために貴重な免死金牌を惜しみなく使ったことに驚く。

その夜、蕭キは王ケンの診察をした太医から悲しい事実を聞かされる。王ケンは寧朔での大けがが十分に治っておらないところに長旅が続き、さらに流産も重なってこの先子供は望めない体になっているという。蕭キは大きな衝撃を受けるが、太医は子どもさえ産まなければ命に別状はないという。

安平(あんぺい)王となった馬子澹は自らの意思で皇帝陵に戻ることに。皇后の謝宛如は地方で王になる手もあると、憤怒するが、馬子澹は皇太后の脅威から逃れるためで、時期を待って謝氏を立て直すのが目的だと明かす。皇太后に実権を握られている宛如は皇帝・馬子隆の激務を補佐するため一族で数字に明るい伯爵・謝守正を推薦する。一方、なんとしても王氏の跡継ぎが欲しい皇太后は、故郷の琅邪から王氏一族の美しい娘を選んで皇都に連れてくるように指示する。

王ケンは心の傷が言えず、母が暮らした慈安寺で過ごしていた。宋懐恩は都での噂を蕭キに伝える。それは「王氏は没落し、今や朝廷は豫章王が牛耳り、皇帝を操っている」さらには「豫章王と王妃は仲睦まじく見えるが、実際は破綻していて直にすたられ王妃は廃妃される」という酷いものだった。懐恩は、王妃が皇帝の即位式に行かずに慈安寺に行ったことも、良くない印象を与えたようだと分析する。蕭キは、夫婦の仲を疑うならそれに見合った計画を立てて、自分が政局も動かせると見せつけてやると話す。

■見どころ:王ケンが天牢で目撃した父の詩は「天よ、我が祈りを聞け。父を殺した琅邪の山を打ち崩せ。国への忠心はかなわぬが、妻と共に戻られる」。王藺も妻・馬瑾若を彼なりに愛していたのだ。

馬車で去っていく父を走って追いかける王ケン。王藺にはその姿が幼い頃の我が娘に重なって見える。「阿嫵、走るな、転ぶぞ」と叫ぶ父の切ない思い。この後、王藺はどうなるのか?また、太医は王ケンの病状を蕭キになんと伝えるのか?





■第33話「喜びと不安のはざま」

上陽賦上陽賦

王藺は流刑地に向かう宿で覆面の刺客団に襲われるが、それを予想していた護衛の兵が撃退する。

王ケンが慈安寺に来て3か月が過ぎた。玉秀はそろそろ屋敷に戻ってはどうかと話す。そこに懐恩が皇帝陵に向かう途中で慈安寺に立ち寄る。それが子澹を送るためだと蘇錦児から聞く王ケンだが、懐恩だけを部屋に呼ぶ。結局、子澹も輿を降りずに王ケンに会わないまま皇帝陵に向かい、王ケンは、皇帝陵に植えた蘭の花の世話を宋懐恩に頼み、豫章王府に戻ることに。

そんな中、謝宛如は王藺に送った刺客が他の刺客と鉢合わせして失敗したと聞く。実は、皇太后と宛如はお互い刺客を送っていたのだった。

豫章王府に戻った王ケンは屋敷に婚礼の飾りがなされているのに驚く。さらに町の人々は簫キが側室を迎えるのだと話していた。徐女官は憤慨するが王ケンは堂々と屋敷に入る。するとそこには婚礼服をまとった蕭キが王ケンを出迎える。蕭キは「私を信じろ」と王ケンの手を取り、ひな壇に王ケンを立たせて、王ケンとの婚礼の日に新婦を残して戦地に赴いた。そのことを詫びるために王ケンに償うために、王ケンに内証で婚礼の宴を用意したのだった。蕭キは王ケンに赤い婚礼服と冠をかぶせ、「王妃が生涯愛するただ一人の女人」と宣言する。

婚礼の後、王ケンをお姫様抱っこのまま寝所に運んだ蕭キ。王ケンは、今日の日を感謝しながらも、自分が罪人の娘で“豫章王妃”という肩書だけで対面を保っていると話す。蕭キは自分が愛したのは王ケンで肩書などどうでもいい。お前を愛していると、話し、“愛”という言葉で父や皇太后に利用され愛が信じられなくなった王ケンに、「この先どんな困難が待ち受けようとお前の傍にいる。疲れたら負ぶって歩いてやる」と抱きしめる。

一方、皇太后は婚礼での蕭キの宣言が、各氏族からの縁組を避けるための策だと、考え、蕭キの機転に感心する。

そんな中、王藺の元に再度刺客が送られるが…。王藺の小屋に火が放たれ、焼け跡に残った遺体は焼け焦げで傍に玉佩(ぎょくはい)があったことで、王藺だと判断して皇都に報告される。

琅邪から王ケンに似ているという王氏一族の娘が皇帝の側室候補としてやってくる。朝廷では皇家繁栄のために皇帝が側室を持ってはどうかと提案する。温宗慎は皇帝の喪が明けていないと反対するが、 太傅・顧傭(こよう)の孫・顧閔汶(こびんふん)はむしろ親孝行だと賛成し、他の臣下たちも同意する。皇帝・子隆は蕭キに意見を求めるが、蕭キは皇帝の意のままにと答えない。そこに皇帝の即位を祝うと忽蘭王の使者がやってくる。忽蘭王が下手に出てきたことに気分を良くする子隆だった。

■見どころ:宋懐恩と馬子澹が慈安寺に来た時、玉秀と蘇錦児の様子に注目しよう。宋懐恩より素敵な男性は蕭キしかいないという玉秀の勘違いが可愛い。

この回一番の見どころは、蕭キによるサプライズ婚礼式。蕭キの気遣いに感激しながらも、今では罪人の娘となってしまった王ケンは、素直に喜べない。そんな王ケンの思いをチャン・ツィイーが表情のない一筋の涙で表現して見せる。その後、二人きりになって本音を吐露した王ケンに向けた蕭キの言葉と共にお見逃しなく。いよいよ次回、従妹・倩の本格登場で、新たな騒動が起きる。



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 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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