「嘘解きレトリック」第6話、何も事件は起きなかったが「良質な月9でした」「キュンキュンする」とネット絶賛

11月11日23時38分ドラマ

フジテレビ系月9「嘘解きレトリック」第6話が11月11日に放送された。

鹿乃子と千代が少女探偵団を結成し、美しい手鏡に隠された“ウソ”を聞いたが、それがまた人を気づつけると知った鹿乃子（松本穂香）の悩みに、左右馬（鈴鹿央士）が優しく寄り添った。SNSにはそんな左右馬にキュンキュンする声や、「これはとても良質な月9でした」と感動の声が続々寄せられている。見逃した方はTVerで最新話無料配信、FODでこれまでの全話配信中だ。

「嘘解きレトリック」とは

「嘘解きレトリック」は、都戸利津（みやこ・りつ）の同名漫画が原作で、鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵（鈴鹿）と、ウソを聞き分ける能力者（松本）の異色コンビが難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。⇒【各話のあらすじ】

第6話ゲスト

今回、俳優の橋本淳（37）と子役の永尾柚乃（8）がゲスト出演した。2人は月9初めての出演で、鹿乃子に自分を見つめ直す機会を与えた重要な役どころ。

第6話のあらすじ（ネタバレ）。

祝左右馬（鈴鹿央士）の探偵助手となった浦部鹿乃子（松本穂香）は、早く役に立ちたいと願いながら日々を過ごしている。ある日、事務所の大家から猫探しを依頼され、無事に見つけるも家賃値下げの交渉を考える左右馬にあきれながら事務所へ戻る。

そんな２人が事務所に戻ると、藤島千代（片山友希）を見つける。「関わるとろくなことがない」と逃げ出すが、千代に見つかってしまう。彼女は先ほどぶつかった男性が落としたと思われる手鏡を探しに行きたいと話し、千代と鹿乃子に調査を任せる。

左右馬のアドバイスをヒントに2人は、手鏡の持ち主である利市（橋本淳）にたどり着き、手鏡を返すが、「母の形見」という嘘を鹿乃子は気づく。その後、手鏡に関するひったくり事件が発生していたことが判明し、鹿乃子は利市が犯人だと決めつける。

ところが、八重子（永尾柚乃）という少女がその手鏡を「母ちゃんのもの」と言って持っていた。実は、八重子は母に捨てられ、同じような境遇だった利市が引き取って育てていた。母を恋しがる八重子にドブで拾った鏡を母親のものだと嘘をついて持たせていたのだった。優しい嘘をついた利市を傷つけるところだった。

鹿乃子は「嘘が聞ける」という力で真実を誤って見定め、人を傷つけてしまうのを恐れた。そして自身の能力が探偵助手に向いていないのではないかと悩み、左右馬に辞めたいと打ち明けるが、「辞めても君は嘘を無視できないだろう」と左右馬。傷つけるのが怖いと訴える鹿乃子に、「分かった。他で働いた方がいい」と言って立ち去る左右馬。左右馬に嘘をつかせてしまった。傷つけてしまった。鹿乃子は左右馬の腕を掴んだ。「人を傷つけるのがつらい人が、誰かを放っておけるはずがない」と静かに諭し、「嘘が分かる君に見えないものがあるなら、嘘が分からない僕が代わりに見えるかもしれない。だから、一緒にいればいいんだよ」と優しく続ける。

帰り道、鹿乃子がくしゃみをすると、左右馬はさりげなく自分のジャケットを肩にかけてくれた。「ずっと一人でした。でも、先生のそばにいると一人じゃないって思えるんです。自分のことは信じられなくても、先生のことなら信じられる。ようやく、私は一人じゃないんだって分かりました」鹿乃子は心の中で語った。

レトロモダン路地裏探偵活劇の本作だが、この回では何も事件は起きなかった。

それでもSNSには「でもこれが良いんだこのドラマは」や、「これはとても良質な月9でした」、「キュンキュンするー」と良質のドラマを堪能したようだ。

次回は、殺人事件が起きるようなので、迷探偵の活躍に期待したい。

■次回（第7話）あらすじ

第7話では、左右馬と鹿乃子が昼食をとっていると、強盗殺人事件を担当している端崎馨（味方良介）が現れ、捜査が難航していることが語られる。事件の舞台となった三十三番街には「幽霊屋敷」があるという噂があり、10年前に足立画伯が妻を殺害した後、行方不明になり、その妻の幽霊が出ると言われている。その後、鹿乃子は病院に忘れ物を取りに行き、そこでリリー（村川絵梨）が常連客の桐野貫二（黒羽麻璃央）を問い詰めている場面に遭遇。貫二は、幽霊屋敷で女の幽霊を見て驚いて骨折し、入院していたと話す。一方、リリーは貫二に浮気されていたことに腹を立てている。鹿乃子は貫二の話にウソがないことを確認し、その夜、左右馬たちは幽霊屋敷へ向かうことに決める。