「嘘解きレトリック」第7話、幽霊屋敷の真実～10年前の絵画に秘められた悲劇…コラボＣＭも話題に

00時27分ドラマ

フジテレビ系月9「嘘解きレトリック」第7話が11月18日に放送され、祝左右馬（鈴鹿央士）と浦部鹿乃子（松本穂香）、端崎馨（味方良介）が幽霊屋敷で起きた10年前の事件の真相を明かした。見逃した方はTVerで最新話無料配信、FODでこれまでの全話配信中だ。

「嘘解きレトリック」とは

「嘘解きレトリック」は、都戸利津（みやこ・りつ）の同名漫画が原作で、鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵（鈴鹿）と、ウソを聞き分ける能力者（松本）の異色コンビが難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。⇒【各話のあらすじ】

第7話のあらすじ（ネタバレ）。

左右馬と鹿乃子は、お食事処「くら田」で昼食中、強盗殺人事件を担当する刑事・端崎馨から捜査が難航していると聞く。店主の倉田達造（大倉孝二）が、事件現場近くの「幽霊屋敷」の噂を語り始める。この屋敷では10年前、足立画伯が妻を殺害後失踪した事件があり、それ以来幽霊が出ると言われていた。

一方、鹿乃子はヨシ江（磯山さやか）が病院に忘れたショールを取りに左右馬と向かう。病院では、カフェ「ローズ」の女給リリー（村川絵梨）が常連客の桐野貫二（黒羽麻璃央）を問い詰めていた。貫二は幽霊を見た拍子に骨折したと弁明するが、リリーは待ち合わせの場所に貫二と一夜を共にしたという女性（坂東希）が現れたことで、彼の浮気を疑って怒りを爆発させる。鹿乃子は貫二の言葉が嘘ではないと直感し、左右馬に伝える。

その夜、左右馬たちは刑事の端崎を誘い幽霊屋敷へ向かう。男のうめき声が聞こえる2階の幽霊が出るという部屋に入った3人。左右馬は窓際にタッセルを発見。貫二が見たのは、タッセルを握る女だと察する。左右馬がタッセルを引くと、隠し部屋が現れ、中から強盗犯の負傷した姿と、10年前に行方不明になった足立画伯のミイラ化した遺体を発見する。強盗犯は自分を刺したのは肖像画の女だと語るが、その「夫人」は10年前に死亡している。左右馬は、その女が夫人ではなく画伯のモデルをしていた女性だと推理する。

リリーの協力で女を逮捕。聴取の結果、10年前の事件の真相が明らかになる。モデルをしていた女は画伯に片想いしており、拒絶されたことで画伯と夫人を殺害し、罪を画伯に着せた。さらに、隠し部屋で画伯の遺体を保存し続け、今回の強盗犯にも手をかけ、画伯が寂しくないようにと隠し部屋に押し込んだのだ。端崎は「生きた人間の方が怖い」とつぶやき、左右馬に感謝した。貫二も命を救われ、リリーとの仲直りを果たす。

事件解決後、左右馬と鹿乃子は屋敷に花を手向け冥福を祈った。幽霊騒ぎで風邪をひいた二人は、「くら田」夫妻から鍋を差し入れられ温まる。鹿乃子に称えられた左右馬は「偶然が重なりすぎている」と首をひねるが、直後、屋敷の絵が雷光で照らされ、幽霊が感謝を示しているかのようだった。

サントリー『金麦』と月9ドラマ『嘘解きレトリック』コラボCM

コラボCMも話題に

第7話の放送中に、サントリー『金麦』と月9ドラマ『嘘解きレトリック』がコラボしたCMが流れた。ドラマの制作チームが書き下ろしたオリジナルストーリーで展開され、お食事処『くら田』を舞台に、倉田夫婦（大倉孝二・磯山さやか）の閉店後の日常や、特別な仕掛けが描かれる。『金麦』を片手に、大切な人と過ごす“家時間”の幸せを感じさせる内容となっている。見逃した方は次週25日にもＯＡされるのでお見逃しなく。
また、ドラマ公式SNSではスペシャル企画「＃くら田夫婦の日常」も投稿中だ。公式Xには、「くら田さんは閉店何時なの、それだけおせーて。」「大将が女将さんとタロちゃんと幸せな家庭を築いているのを見るだけで心が洗われると思うんだ。」「本当にうれしい」など、ドラマと同様にCMについても好意的なコメントが続々届いている。

■次回（第8話）予告あらすじ

左右馬が留守中、探偵事務所に端崎馨が訪れ、浦部鹿乃子にスリや置き引きの注意喚起ビラ配りを手伝ってほしいと頼んだ。馨は駅でスリに遭った婦人を助けたが、その婦人が寸借詐欺の手口だったと左右馬に指摘されても、馨は疑うことなく連絡先を教えた。その後、『くら田』で倉田達造と六平（今野浩喜）が弁当の注文を巡って喧嘩を起こす。六平は十三折の弁当を頼んだと言うが、注文書には廿三折と記載されていた。左右馬と鹿乃子が事情を聞くと、六平が「十三折」と頼んだことは一致するが、なぜ書き付けには廿三折と記載されていたのか謎が残る。鹿乃子は自分の耳にウソが聞こえないのではないかと不安になる。