幸せな別荘生活から尾野真千子と佐藤大空が消えた…「ライオンの隠れ家」【第8話ネタバレ・9話予告】

08時39分ドラマ
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11月29日に放送されたTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第8話で、ライオン(佐藤大空)と母・愛生(尾野真千子)の再会が描かれ、洸人(柳楽優弥)、美路人(坂東龍汰)と幸せな4人生活を送ることが出来た。しかし、愛生とライオンは連れ去られた。12月6日22時に第9話が放送される。祥吾(向井理)が抱える闇…。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



TBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」とは
「ライオンの隠れ家」は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(柳楽優弥)と自閉スペクトラム症の美路人(坂東龍汰)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンスだ。その第8話が11月29日に放送された。第8話の9割は“幸せなシーン”で進んだのだが、最後の最後になり、愛生(尾野真千子)とライオン(佐藤大空)がペンションから連れ去られるというショッキングなシーンで幕を閉じた。

■第8話ネタバレあらすじ

警察で愛生(尾野真千子)と面会した楓(桜井ユキ)は、洸人(柳楽優弥)からのメッセージを伝え、釈放後どうしたいかを彼女に聞く。拘置されているのは山梨県警だ。楓は刑事に高田(柿澤勇人)に愛生達がDVにあっているという情報を提供し、愛生を釈放する際に、祥吾(向井理)に会わせないことに協力してもらった。高田も“愛生はなにかを隠している”ことを刑事の経験でわかっていた。しかし、愛生からDVの訴えでもない限り、警察は手出しできない。

愛生は再び柚留木(岡山天音)の力を借りて、息子のライオン(佐藤大空)と洸人、美路人(坂東龍汰)が待つ佐渡の別荘に着いた。ライオンと久しぶりに再会できた。ライオンは喜び、これまでの生活を愛生に話す。久しぶりの再会に洸人は戸惑うが、愛生は関係なしで自分のペースを貫く。愛生と洸人はこれまでのことを全てぶつけ合った。「他の選択肢はなかったのか」と尋ねるが、愛生はそれしか祥吾から逃げる方法はなかったのだという。そして、柚留木の手を借りて別の人生を歩む決意を話す。

その頃、記者の天音(尾崎匠海)がたちばな都市建設と亀ヶ谷議員に関する気になる情報を入手していた。

美路人は少年時代に“怖かった”愛生の印象が拭えず、再会後、打ち解けることはできなかったが、そこでもライオンが間に入ってくれた。そして、自分の描いた絵を愛生がほめてくらたことで一気に愛生との間の距離が縮まった。そんな美路人、愛生、ライオンを洸人は優しい目で見ていた。

別荘から家に帰るときき、美路人は4人で戻れると喜んだ。しかし、ライオンは帰らないときくと、悲しむ。そして、いつものルーティンを変えて、ライオンと鬼ごっこで遊びだす。洸人も加わり、楽しそうだ。愛生はそんな3人をみて、自分の判断はまちがっていなかったと確信する。洸人もライオンが来てくれたおかげで、“景色が広くなった”と告げた。

柚留木が用意してくれた“別の人生”を歩む愛生という。別の名前で生きて行くというのだ。ライオンの名前、愁人の“人”という文字は洸人、美路人からとったという。その話をきいた洸人は、「ライオンの大事な名前ががなくなるのはおかしい」といい、自分たちがなんとかすると愛生に訴える。しかし、愛生は祥吾たちとはかかわってはいけないのだという。祥吾は危険な人だと。

洸人の元に楓から連絡があり、橘建設と亀ヶ谷議員の間にあるつながりについて話す。なにか不都合なことが起きると失踪する人物が多いといい、議員秘書はなんらかのことを知り殺されたのだという。その件に祥吾がどれほどかかわっているのかはわからないと。

ペンションに洸人と美路人がもどると、部屋が荒らされ、愛生とライオンがいなくなっていた。



ライオン(佐藤大空)たちの幸せそうな笑顔

愛生(尾野真千子)が釈放になると聞き、祥吾(向井理)が迎えにくる。予告動画で愛生とライオンは無事に会えるのを知っていながらも、ドキドキするシーンでスタートしたが、刑事の高田(柿澤勇人)が協力してくれていたのだ。そして、ついに、ライオンと愛生が再会。ライオンは泣き出したりせずに、これまでの生活を話す。母親と離れていたことは辛いことが多かったけれど、自慢するほど楽しい生活だったことがわかるシーンとなった。


洸人(柳楽優弥)の思い

子どもの頃から自分を振り回していた愛生に対して、最初は戸惑うが、やっと本音をぶつけることができた。両親はなくなり、美路人に感情をぶつけることができない洸人が“唯一”感情をぶつけられた。いつも堪えているような洸人に心を揺すられる視聴者も多かった。洸人を演じている柳楽優弥は14歳で映画『誰も知らない』でデビューした。映画では育児放棄という“虐待”されている少年側だったが、このドラマでは“虐待”されている甥を助けようと懸命な叔父の役を演じている。


祥吾(向井理)はどんな闇を抱えているのか?

これまでの展開で祥吾が暴力をふるっていたことは確かなのだが、12月6日に放送される第9話の予告動画で、“家族で過ごす最後の時間”というテロップとともに映される表情はライオンを優しい目で見ているのだ。橘建設と亀ヶ谷議員のつながりの闇の部分を引き受けさせられ、その激しいストレスが愛生たちに向かったのか?どんな闇を抱えているのかが今後展開されてゆく


佐渡ロケは出演者が自然を満喫

DVを働く祥吾(向井理)から逃げる洸人たちが向かったのは貞本(岡崎体育)が持っている佐渡のペンションだ。フェリーのシーンもあり、実際に佐渡でのロケが行われた。フェリーのシーンは悪天候でかなり波が高かったそうだが、なんとか乗り越え、翌日から佐渡での本格的な撮影となったという。空き時間には美路人役の坂東龍汰とライオン役の佐藤大空はたらい船に乗ったり、サザエの壺焼きを楽しむなど自然も満喫したという。


「ライオンの隠れ家」は全11話で終了

じわじわと視聴率を上げ続けている同作だが、全11話で完結することが正式に発表となった。ライオンがやってきて戸惑い続けた前半、ライオンを守ると決めて行動した中盤、そして、愛生とライオンが再会できて新たな物語となってゆく後半となる。


■第9話あらすじ

洸人(柳楽優弥)から愛生(尾野真千子)とライオン(佐藤大空)がいなくなったと連絡を受けた柚留木(岡山天音)は、新潟側のフェリー乗り場で愛生たちが下りてくるのを待ち構えるが、そこに現れたのは祥吾(向井理)の息がかった樺島(後藤剛範)であった。

残された美路人(坂東龍汰)は混乱してしまっていた。洸人はライオンが忘れていったぬいぐるみを手に「これを一緒に届けに行こう!」と提案する。橘家にゆくが、そこに愛生とライオンの姿はなかった。

居場所が分からないまま、小森家に戻るしかない洸人と美路人。このまま元の2人の生活に戻ってしまうのか、悶々とした感情を処理できずにいた。



TBS 2024年10月11日スタート。毎週金曜日22時放送「ライオンの隠れ家」。出演:柳楽優弥、坂東龍汰、齋藤飛鳥、佐藤大空、柿澤勇人、入山法子、岡崎体育、尾崎匠海(INI)、平井まさあき(男性ブランコ)、森優作、桜井ユキ、岡山天音、でんでん、向井理、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kakurega_tbs」。

TBS「ライオンの隠れ家」番組公式サイト

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