「照明店の客人たち」チュ・ジフンらが描く不気味な怪談ストーリーに視線釘付け【第1-2話あらすじ】
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」ブランドにて、オリジナル韓国ドラマシリーズ「照明店の客人たち」の全8話のうち4話が一挙独占配信を開始した。チュ・ジフン主演の本作の序章となる第1話と第2話では接点がなかった現世の人物と、様々な「奇妙な人たち」のエピソードが時に交差しながらもオムニバスのように描かれ、視聴者の注目を集めた。気になるあらすじと見どころを見てみよう。
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「照明店の客人たち」は、昨年から今年にかけて数々の賞を受賞した話題作「ムービング」の原作者で脚本家のカンフルが再び手掛けたヒューマンミステリー。暗い路地裏にひっそりと佇む照明店を訪れる異なる背景を持つ客人たちを中心に展開し、感動的で温かい人間愛を描いた作品。【関連・各話のあらすじ】
■キャスト
ウォニョン:チュ・ジフン
ヨンジ:パク・ボヨン
刑事:ペ・ソンウ
ヒョンミン:オム・テグ
ユヒ:イ・ジョンウン
ほか
『照明店の客人たち』ディズニープラス スターで独占配信中
(c) 2024 Disney and its related entities
■第1話「奇妙な人たち」あらすじ
夜中のバス停でただ一人スーツケースを持って座っている一人の女性ジヨン(ソル・ヒョン)。バス停を利用していたヒョンミン(オム・テグ)は終バスが去っても座ったままの彼女を不気味がりながらもある日声をかけるが意味不明な言葉を発する彼女を置いて家路につく。そしてある雨の夜、再び声をかけたヒョンミンは突然家までついて行くという彼女に困惑する。
その頃、ある大学病院のICUでは患者たちを見守っていたヨンジ(パク・ボヨン)が一人の男に気づく。関係者以外立ち入り禁止だと告げるも男が霊安室の場所を尋ねるや患者の一人が危篤に陥り、一命を取り留めるが男の姿は既になかった。そしてあるマンションでは寒さに凍える一人の男が外で鳴いている犬に腹を立てていた。人気のない暗い夜道にぽつりとたつ照明店では店主ウォニョン(チュ・ジフン)のもとに様々な客が訪れる。病院で霊安室を探していた男も訪れるが、ウォニョンの問いかけには答えずそのまま店から出て行ってしまった。
『照明店の客人たち』ディズニープラス スターで独占配信中
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とある高校の夜間自習、女子高生たちはクラスで誰も知らない謎の学生の怪談話で盛り上がっていた。帰り道に人気のない暗い路地で再び怪談話に花を咲かせるが、ヒョンジュ(シン・ウンソ)だけは母親に言われた電球を買いにその道を通らなければならなかった。奇妙な物音に気づいた彼女は照明店に駆け込むと、幼い頃から慕っていたウォニョンに不気味な経験を打ち明け、ウォニョンは彼らが「奇妙な人たち」だと明かし、遭遇した場合の対処方法を教えた。そういう彼自身も見た目は40代だが、ガラスに反射する姿は老人だった。
家にジヨンを招き入れたヒョンミンは、彼女の手を見てその異様さに気づくが、彼女はスーツケースからハサミを取り出し…帰宅したヒョンジュの家はヒョンミンのすぐそばの部屋だった。すれ違ったジヨンに挨拶をするヒョンジュ、ジヨンが引きずっていたスーツケースからは血が滴っていた…。
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■第2話「扉」あらすじ
人気のない路地に建つ一軒家を内見していたシナリオ作家のソネ(キム・ミナ)は開かずの部屋があることを不満に思いながらも、物静かなその家に入居を決めるが、たびたび起こる停電に苛立ちを隠しきれずにいた。その通りでは家に帰るために暗い路地を通らなければならない男子高校生ジウン(キム・ギヘ)が怖さを紛らわすために鼻歌を歌っていたのだが、その歌声もまたソネの悩みの種だった。そしてある晩、再び停電になった屋敷で一部屋だけ煌々と光っていることに気づき不気味さを覚えたソネは、窓越しにジウンと遭遇し、歌に対する苦情をぶつけた。
病院では治る見込みのない患者の家族を前に無力感に襲われたヨンジがトイレの個室でうずくまっていると、外にいた家族から「患者の生きる意志次第とはどういうことか?」と問い詰められ、自身もかつて事故で意識不明になった過去を打ち明け、看護師になった今でも生きる意志が何なのかわからないと正直に答えるが、次の瞬間トイレでは奇妙な出来事が起きる。
『照明店の客人たち』ディズニープラス スターで独占配信中
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夜間自習を終えたヒョンジュは居眠りしたままの友人を残して再び照明店へ向かうが、途中で赤いハイヒールの女ヘウォン(キム・ソンファ)を見かけて傘に入れてあげる。しかし彼女の背はみるみる間に伸び、異変に気づいたヒョンジュは照明店まで逃げた。悲鳴を聞いたウォニョンがサングラスを外すと、ヘウォンは踵を返し再び暗い路地に消えていった。その頃、教室で目を覚ました友人は、怪談話で登場した誰も知らないクラスメイトがぽつりと座っていることに気づき凍りつく。
ジウンは、暗い路地で遭遇したジヨンに照明店まで一緒に行ってほしいと提案するが、ソネの屋敷に灯りがついているのを見て、彼女と遭遇した日、彼女の後ろにもう一人誰かがいたことを明かす。興味を持ったジヨンは確かめようとし、ジウンはそれを止めようとするが、いつの間にか彼の足は奇妙に曲がり勝手に動き出すと同じところをぐるぐると彷徨い再びソネの屋敷に戻ってしまっていた。同じ頃、ソネも浴室で自分のものではない長髪を見つけて遂に屋敷に自分以外の何かがいることに気づいて脱出を試みるが玄関は開かず、彼女の悲鳴だけが静まり返った路地に響いた。照明店を訪れたジヨン。そこにやってきたのは刑事ソンシク(ペ・ソンウ)だった…。
■見どころ
バス停、病院、高校、照明店と全く異なる境遇を生きる人々が経験した奇妙な体験をオムニバスのように描き出した第1話と第2話。断片的に描かれた彼らの物語は暗く不気味さが漂っていて、誰もいない路地と雨が効果的にその不気味さを演出している。一見バラバラに見えるそれぞれの物語は、照明店を訪れた奇妙な人たちを通じて、同じ世界軸であることが明らかになっていき、女子高生ヒョンジュと照明店の店主ウォニョンの関係と共に、奇妙な人々に関する説明がなされた。現時点では謎の部分が多く、照明店で奇妙な人たちが電球に触れようとする理由や、店主ウォニョンの正体など好奇心を掻き立てる要素が満載だが、第2話ではバス停の女ジヨンが登場し、バラバラに登場した人物が徐々に関連性を持っていくことが示唆されており、今後の展開に期待が膨らむ。
●本日4日配信開始「照明店の客人たち」怪しい女が毎晩バス停で”私のこと知っていますか”先行公開映像
●本日12月4日より独占配信「照明店の客人たち」ポップアップ展8日から開催決定、来場者プレゼントもあり
■スタッフ
監督:キム・ヒウォン
脚本:カンフル 『ムービング』
【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】