“結”という名前の通り、橋本環奈は人を結びつける…NHK朝ドラ「おむすび」第10週あらすじと第11週予告

12月06日09時10分ドラマ
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防災訓練を通じて、結(橋本環奈)は栄養専門学校の友達ともより深くわかり合え、さらに、商店街の渡辺(緒形直人)と商店街の人の間も結びつけた。NHK朝ドラ「おむすび」の第11週「就職って何なん?」(12月9日~12月13日)のあらすじとみどころを紹介。翔也(佐野勇斗)はラーメン食べながら結にプロポーズ。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「おむすび」第10週ネタバレ&トピックスと第11週のみどころ紹介
「おむすび」は平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本環奈)が、栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”だ。その第10週が12月2日から放送された。

1995年1月17日、阪神淡路大震災が発生

主人公の結(橋本環奈)が福岡の糸島に移り住むことになったことや、結の心の底に底知れぬ喪失感をもたらせている出来事が阪神淡路大震災だ。第10週では、被害にあった後、避難所での生活でどんな不便が起きていたのか、どう解決していったのかなどが描かれた。



すっかり沙智(山本舞香)とも仲良しに

専門学校に入った頃は、結に対してというか、誰に対しても壁を作っていた沙智だが、互いの過去や栄養士に対する思いを話したことで、一気に二人の距離も縮まった。結が商店街の防災訓練で炊き出しのリーダーとなると、商店街の人達に話を聞きに行く時にも一緒だった。そして、結が頼まれている“炊き出し”についても真剣に考え、協力してくれた。



翔也(佐野勇斗)のスランプを結が救う

野球を始めてから初めてスランプに陥ってしまった翔也に「遅い球でもいいんじゃないの?」と結は話した。翔也は最初はその言葉を素直に受け入れられなかったが、実際に変化球を投げてみると意外なほどいい球だった。結が野球をあまり“知らない”からこそのアドバイスが効いた。



あっという間に結は就職活動に

栄養士の専門学校は2年生。入学して慣れてきたと思うころには就職について真面目に考えなくてはいけない。結は翔也を支えるために栄養士になろうと考えているので、スポーツ栄養に関われる会社を希望とする。希望通りの就職はできるのか?そして、翔也はプロポーズしてくれるが、結はまだその気になれない。そんな二人だが、翔也の先輩・社会人野球チームのエース澤田(関口メンディー)がプロ入りすることで翔也の立場も変わってゆく。



【第10週(2024/12/2-12/6ネタバレあらすじ】

ヘアサロンヨネダがある神戸のさくら通り商店街で、夏休みこども防災訓練が行われることになり、結(橋本環奈)は役所の若林(新納慎也)から協力を頼まれる。結の同級生・菜摘(田畑志真)は、炊き出しのメニューをバーベキューにしたいと言うが、母の美佐江(キムラ緑子)から合コンのことばかり考えるなと、たしなめられる。菜摘はこれは合コンではないと反論する。若林はここ数年炊き出しといったら、豚汁とおむすびばかりで子どもが飽きていることも事実だといい、結になにか考えてくれないかと尋ねる。

学校で先生(相武紗季)に相談すると、全員への課題として炊き出しの献立を考えるようにしてくれた。沙智(山本舞香)が、結、佳純(平祐奈)、森川(小手伸也)に震災の時どうしていたのかと質問した。沙智と佳純は関西にいたがそれほど被害のあった地域ではなく、森川は東京勤務だったためテレビでしか事情を知らないという。そんな中、結は自分の家が全壊したことや歩(仲里依紗)の親友を亡くしたことを話す。

結は、防災訓練の炊き出しの献立を考える参考に、阪神・淡路大震災のことを佐久間美佐江に聞きながら、避難所でおむすびをもらったのを思い出す。横で聞いていた愛子(麻生久美子)もそのことを思い出し、お腹が減っていたのでとても美味しかったと語る。また美佐江は、当時聖人(北村有起哉)が仕分け隊長として活躍したと言う。さらに、その時、栄養が不足していることを知った渡辺孝雄(緒形直人)が家にあったという乾物などをもってきてくれたことを話す。

結は、専門学校の仲間とともに阪神・淡路大震災の当時、何が炊き出しで出されていたのかを聞き取り調査すると、具材が意外にもあったことに驚く。ただ、よく聞くと、“豚汁”といっても豚肉は入ってなかったり、なけなしの食材でいろいろ工夫していることもわかった。そんな中、森川が豆腐があることが意外だと言うと、聖人は苦い顔をして永吉(松平健)が関わっていたことを思い出す。当時、避難所にやってきた永吉は、食材集めに奔走したのだった。永吉はみんなのために豆腐や野菜など、遠くまででかけていっては調達してきてくれのだった。

結は、パン屋の佐久間美佐江に真紀の父親・孝雄と仲直りしたらと言うが、美佐江は大人はそう簡単じゃないと反論する。結は美佐江の兄夫婦が地震で亡くなったという。それでも前を向いて生きていかなくてはいけないのに、孝雄は死んだ娘のことばかり考え、ちっとも前を向かない。孝雄といると、“悲しさ”がつのるので仲直りはできないという。美佐江の兄夫婦が亡くなったことを聖人と愛子に話すと、当時も周りの人を心配させまいと美佐江はそのことを言わなかったのだという。

一方、栄養専門学校では、炊き出しだと味の濃淡が不安定になるのがどうしてか探り当てようとする。教師(相武紗季)に聞くと、疲れている時は塩分を欲したり、野菜からでる水分の量を考慮に入れなかったりしたのではないかと教えてくれた。そして、炊き出しメニューを結が考え、前日までに沙智、佳純、森川が下準備を手伝ってくれた。

結は、翌日のこども防災訓練用の炊き出し準備を終えて、家で愛子とホッとするが、そこに聖人が帰ってきて、防災訓練の全体打ち合わせに結も参加するよう促す。打ち合わせで結は、炊き出しの人数が足りないので手を貸してくれる人が欲しいと言い、聖人は渡辺孝雄の名前を出す。しかし、美佐江はいつまでも下を向いている渡辺のことはもういいという。聖人は人それぞれに時間がかかるのではないかといい、結も野菜は育てて出荷できるまで種類によって全く違うと話し、みなも納得した。

防災訓練の日、炊き出しをしていると、渡辺も歩いてきた。実は、結や聖人の言葉を聞いて美佐江が震災の時に娘のために家にある乾物などを届けてくれたことのお礼を言い、訓練に誘ったのだという。結と美佐江の娘が渡辺のところにいき、おむすびを渡す。渡辺は何も言わずに手に取り、頬張った。その様子をみていた歩は、結は名前の通り、人と人を結べるのだと話した。



【第11週(2024/2/9-12/13)あらすじ】


■第51話(月)

こども防災訓練の打ち上げがヘアサロンヨネダで行われ、さくら商店街や結(橋本環奈)が通う栄養専門学校、そして米田家の面々が集まり苦労をねぎらう。そんな折、突然歩(仲里依紗)の付き人だった佐々木佑馬(一ノ瀬ワタル)がサングラス姿で現れ、みんなにギャングに間違えられる。そんな佑馬に歩は、まだロサンジェルスにいる予定じゃなかったのかと問う。



■第52話(火)

結(橋本環奈)は専門学校の2年生になり、本格的に就職活動を始める。学校の休み時間に、社会人野球をやっている翔也(佐野勇斗)を支えるためにスポーツ栄養に関われる会社を希望していると言う結。沙智(山本舞香)は陸上競技が強い食品会社が第一志望で、佳純(平祐奈)は東京の病院の試験を受けると言う。ただ森川(小手伸也)は、まだ慎重に吟味していた。



■第53話(水)

結(橋本環奈)は大衆的な店で翔也(佐野勇斗)と食事している時に、翔也から何気なく結婚しようと言われるが、ロマンチックな雰囲気とは程遠く場所をわきまえてほしいと思う。学校で結がそのことを話すと、佳純(平祐奈)は結婚しちゃえばと言うが、結はその気になれないと答える。その会話を聞いた沙智(山本舞香)は、結婚そのものに反対だと言う。



■第54話(木)

翔也(佐野勇斗)が所属する社会人野球チームのエース澤田(関口メンディー)が巨人に入り、結(橋本環奈)は若林(新納慎也)から、翔也をオリックスにと言われる。一方翔也の方は、澤田からおまえの彼女に話があると言われ、何の話だろうといぶかしくなる。そして澤田にいろいろ聞くが、それ以上は何も教えてくれず、翔也はよくわからないまま結を会社へ連れていく。



■第55話(金)

結(橋本環奈)は神戸の繁華街でモリモリこと森川(小手伸也)が見知らぬ女性と親しくしているのを発見。翌日、沙智(山本舞香)と佳純(平祐奈)に報告し、3人は不倫ではないかと疑う。すると、そこに森川がやってきて、自分もようやく就職先が決まったと言う。そんな森川に沙智と佳純は、不倫するようなやつの顔は見たくもないと言う。



■スタッフ他


脚本: 根本ノンジ
主題歌:B’z「イルミネーション」
語り: リリー・フランキー
出演:橋本環奈,仲里依紗,山本舞香,小手伸也,麻生久美子,北村有起哉,緒形直人,キムラ緑子,佐野勇斗,平祐奈,一ノ瀬ワタル,関口メンディー,他



 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「おむすび」番組公式サイト
NHK朝ドラ「おむすび」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk

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