尾野真千子は監禁され、柳楽優弥の助けが及ばない「ライオンの隠れ家」【第9話ネタバレ・10話予告】
12月6日に放送されたTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第9話で、祥吾(向井理)が家族に固執する訳、柚留木(岡山天音)の過去などが明らかになった。無力感で悲しむ洸人(柳楽優弥)を慰める美路人(坂東龍汰)の姿に感涙。12月13日22時に第10話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
TBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」とは
「ライオンの隠れ家」は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(柳楽優弥)と自閉スペクトラム症の美路人(坂東龍汰)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンスだ。その第9話が12月6日に放送された。
■第9話ネタバレあらすじ
洸人(柳楽優弥)から愛生(尾野真千子)とライオン(佐藤大空)がいなくなったと連絡を受けた柚留木(岡山天音)は、新潟側のフェリー乗り場で愛生たちが下りてくるのを待ち構えるが、そこに現れたのは祥吾(向井理)の息がかった樺島(後藤剛範)であった。樺島は柚留木に力で対抗しようとする。柚留木は子どもの頃に受けたDVがフラッシュバックして何もすることが出来なかった。
樺島は愛生とライオン・愁人を祥吾が待っている旅館に連れて行く。愛生は別れたいといい、偽装死を選んだのは祥吾への最後の愛だという。そして、柚留木に連絡して、離婚届けを出すまでは橘家に戻ると告げた。
残された美路人(坂東龍汰)は混乱してしまっていた。洸人はライオンが忘れていったぬいぐるみを手に「これを一緒に届けに行こう!」と提案する。橘家にゆくが、そこに愛生とライオンの姿はなかった。ライオンのぬいぐるみを滑り台においてきた。家に戻ってきた愛生とライオンはそのぬいぐるみをみて、微笑んだ。
居場所が分からないまま、小森家に戻るしかない洸人と美路人。このまま元の2人の生活に戻ってしまうのか、悶々とした感情を処理できずにいた。美路人は絵が描けなくなってしまった。しかし、美路人には「1000人画廊」という堤防に絵を描く企画の依頼がきていた。船木(平井まさあき)はゆっくり考えてという。
一方、記者の工藤楓(桜井ユキ)天音悠真(尾崎匠海/INI)は橘建設と亀ヶ谷議員(岩谷健司)の関係を追う。その過程で、祥吾が橘家に養子にきたのは病弱だった跡継ぎのスペアだと知る。警察も亀ヶ谷議員の秘書の事件をおい、樺島が秘書と会っていた写真を手に入れた。楓はその写真をもって、亀ヶ谷議員の集会にでむく。そこにいた樺島に写真をみせ挑発すると、樺山が暴力をふるおうとした。そこを高田刑事(柿澤勇人)が捕まえた。
亀ヶ谷議員の集会に出席するとなっていた祥吾。愛生から救いの連絡をもらった柚留木は洸人と一緒に祥吾の家に向かう。祥吾が集会にでている隙に愛生とライオンを救い出すためだ。合鍵でドアをあけるとそこに祥吾がいた。祥吾は離婚してもいいが、親権は渡さないという。逆らった愛生は監禁されていた。しかし、玄関にでてきた祥吾を押し切って中に入ることは出来ない。しかたなく、洸人は戻ってきた。
洸人は自分の無力さに涙する。その様子をみていた美路人は優しくなぐさめ、「1000人画廊」にも参加すると決意した。
美路人(坂東龍汰)が兄・洸人(柳楽優弥)を慰める姿に感動
洸人はライオン・愁人(佐藤大空)を取り戻すことが出来ず、自分の無力さに涙してしまう。そんな兄をみて「お兄ちゃん 悪いことしていません」といい、背中に手をあてて深呼吸を促す。それはいつもパニックを起こした時に洸人が美路人にやってもらっていたことだ。兄がやってくれていたことをちゃんと覚えていて、また、一歩成長した。
家族に固執する祥吾(向井理)の生い立ち
施設に育ち、病弱な長男・春一(黒田大輔)のスペアとして橘家にもらわれてきた。親の心配をよそに、春一は無事に成長し、祥吾の役目はなくなった。家にも会社にも居所がないと思っていた祥吾の前に現れた愛生と意気投合した。愛生も家族に恵まれていないからだった。家族に固執するがゆえに、自分に逆らうと“暴力”に走ってしまった。そんな恐ろしい父親なのに、家にもどった愁人はお茶を入れてあげる。暴力をふるわなかったころ、きっと優しかったのだろうと予想させる展開だった。
柚留木(岡山天音)の過去
夫のDVに困っていた愛生(尾野真千子)を助けた柚留木の壮絶な過去がわかった。愛生とライオン・愁人を助けるためにフェリー乗り場についたのだが、樺島(後藤剛範)の暴力的な姿をみて、怯えてしまう。一瞬ではあったが、子ども時代に父親から暴力をふるわれていたと連想させるシーンが映り、誰の目にも壮絶な虐待を受けていたことがわかった。そして、そんな人のために、今、尽力しているのだ。
残り2話なんて寂しいという声が続々
洸人、美路人、ライオン・愁人のほっこりとしたシーンに心癒やされる視聴者も多くいて、後2回で見られなくなってしまうことを残念がっている。ドラマの中の“家族”だとわかりながらも、「幸せになって欲しい」と願う声がネットに多くあがっている。
ロケ現場の佐渡でのうれしい出会い
ロケを行った佐渡で、8歳の自閉スペクトラム症の子どもがロケを見学にきていて、「みっくん頑張れ」と美路人役の坂東龍汰に声をかけたという。そのことを知った坂東龍汰は撮影している外にでてきて、子どもと握手を交したという。また、偶然にもその子の名前は“洸人”、“美路人”、“愁人”とよく似た名前だったという。
■第10話あらすじ
樺島(後藤剛範)と亀ヶ谷議員(岩谷健司)と関係を持っていた橘祥吾(向井理)は社長で義兄の春一(黒田大輔)からついに見切りをつけられる。居場所を失くし追い詰められた祥吾は、ライオン(佐藤大空)を連れてある場所へと向かう。
一方、船木(平井まさあき)がアートグループホームの新事業を立ち上げ、そのプレ体験に美路人(坂東龍汰)が自ら希望して参加することになった。
そんな美路人に背中を押され、洸人(柳楽優弥)は祥吾からライオンを取り戻すべく行動に出る。
TBS 2024年10月11日スタート。毎週金曜日22時放送「ライオンの隠れ家」。出演:柳楽優弥、坂東龍汰、齋藤飛鳥、佐藤大空、柿澤勇人、入山法子、岡崎体育、尾崎匠海(INI)、平井まさあき(男性ブランコ)、森優作、桜井ユキ、岡山天音、でんでん、向井理、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kakurega_tbs」。
◇TBS「ライオンの隠れ家」番組公式サイト
【2024年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】