「光る君へ」戦慄ラスト、倫子(黒木華)がまひろ(吉高由里子)を詰める 第47話ネタバレと第48話予告

12月09日07時20分ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)12月8日(日)放送の第47話「哀しくとも」何でもお見通しの倫子(黒木華)、“あなたと殿はいつから”発言に視聴者震える。最終回となる12月15日(日)放送の第48話「物語の先に」は15分拡大で放送、予告動画は公式サイトで公開中。



12月8日放送の第47話では、まひろ(吉高由里子)が刀伊たちの襲撃に巻き込まれ、敵の攻撃で周明(松下洸平)が命を落とす悲しいスタートを切った。一方、大宰府での被害状況が伝わる都では、摂政・頼通(渡邉圭祐)が対応に動かず、実直な実資(秋山竜次)が苛立ちをあらわにする。そして状況を聞いた道長(柄本祐)は、まひろの安否を心配して・・・というストーリーが展開した。

これまで静かにまひろを見守ってきた乙丸(矢部太郎)が「都へ帰りたい!きぬに会いたい!」と帰るコールを連発。「お方様と一緒に帰りたい」と懇願する乙丸の優しさが話題を呼んだ。最も注目を集めたのは、帰京したまひろが道長と無言で再会した後、倫子に呼び出されるシーン。穏やかな口調でまひろとの思い出話をしていた倫子が「それで・・・あなたと殿はいつからなの?」と直球質問。最後にとんでもない爆弾を落とした倫子の発言に「やはりラスボスは倫子様!」「ぎゃー!気づいてた!」と視聴者を震撼させた。

そして最終回となる12月15日放送の第48話は15分拡大で放送。いきなり核心を突かれ、戸惑いを隠せないまひろが、ついにまひろが道長との関係を倫子に話すことになる。最終回にして波乱を予感させる展開に、視聴者からは「どうやって終わるの?」「次が最終回なんて信じられない・・・」とコメントが寄せられ、注目を集めている。

■“実資”ロバート秋山に称賛の声
刀伊たちの襲撃と、その後が描かれた第47話。前例がないことに戸惑う公卿たちの中で、危機管理能力を発揮し、的確な対処法や、褒賞についても積極的な姿勢を見せた実資だが、コメディ枠と思われた実資を有能な政治家として演じた秋山竜次に称賛の声が集まっている。

秋山と言えば、ロバートとしてコントで活躍する傍ら、現代を代表するクリエイターがそれぞれのフィールドで活躍する姿を再現した「クリエイターズ・ファイル」が人気を博しているお笑い芸人。ドラマ初回から、秋山が着る貴族の衣装が「クリエイターズ・ファイルにしか見えない」と話題を呼んでいた。物語の中で実直に職務を遂行する実資だが、秋山は演じるにあたり「実資は一見真面目、だけど遊びもあって楽しい」と分析。また、カツラと着物により、時代物のコントみたいに思われるか心配だったが、実際撮影に入ると、コントする隙間がないほどだったとも語っている。

登場した当初は「こんな日焼けした公卿はいない」や、大和和紀作の漫画『あさきゆめみし』に登場する麗しい頭中将と比較され「想像の頭中将じゃない」などネットを騒がせた秋山の実資だが、第47話では政治家としての手腕を発揮。実資の活躍に「実資かっこいい!」「実資にはまってしまった」「秋山さんのキャスティング見事」など盛り上がりを見せ、ファンを魅了した。さて、物語も残すところあと1話。集大成として実資がどんな登場するのか楽しみに待ちたい。

■第47話ネタバレあらすじ
まひろたちは異国の海賊の攻撃に巻き込まれ、周明は敵の攻撃で倒れてしまう。ショックで泣き叫び、周明から離れようとしないまひろだが、乙丸はまひろを連れて必死に逃げた。そこへ隆家(竜星涼)らが到着し、敵を倒した。寛仁3年(1019年)、朝廷にも刀伊たちの攻撃による被害状況が伝えられた。しかし摂政・頼通は対応に動かず、政に関わっていないという理由で太閤・道長(柄本祐)への報告もしなかった。

しかし実資の元に、隆家から文が届き、実資はこのことを道長に報告。実資は敵が大宰府を落とし、海路で都を目指しているかもしれないから、警護の武者を集めるよう陣の定で議論すると伝える。異国の脅威を知った道長は、旅に出たまひろの安否を心配するが、陣の定では、公卿たちは前例がないことに戸惑い、再度摂政に解決策を仰ぐことになった。結論を迫られた頼通は、道長とも衝突。倫子は「あなたの思うようにおやりなさい。上に立つ者は誰よりも苦しい者ではないかしら。お気張りなさい。」と背中を押す。

隆家たちは、対馬の先へ敵を追い払ったが、まひろは周明のことを思うと涙が止まらず落ち込む日々を過ごす。「哀しくとも苦しくとも人生は続いていくゆえ、しかたないな」という隆家の言葉にも「周明と一緒に渡しも死んでおけばよかったのです。」と涙を流すまひろだった。その後、隆家は刀伊撃退に関する褒賞を求める文が朝廷に届くが、これにも朝廷は動かず、6月末になってやっと陣の定でこの件が議題に上がる。褒賞を与えるべきと主張する実資に対し、これを隆家の私闘と捉え、ほとんどの公卿らは反対した。

知らせを受けた隆家は残念に思ったが、平為賢を肥前守に任命。これにより双寿丸(伊藤健太郎)は肥前に行くことになり、まひろに別れを告げに来た。その頃、土御門殿では、道長が偶然すれ違った賢子(南沙良)からまひろのが無事であることを聞き、胸をなでおろす。そして寛仁4年(1020年)、乙丸の強い願いもあり、まひろは任期を終えて帰京する隆家と共に都へ戻って来た。家族一同、まひろの無事を喜び、その晩、賢子はまひろが書いた物語に感動したことを打ち明け、「人の幸せは一瞬のもの。自分の思うように自由に生きたい。」と語った。

まひろは、彰子(見上愛)に挨拶をしに土御門殿を訪れた。彰子はまた女房として戻って欲しいと願ったが、まひろは考える時間が欲しいと言って即答はしなかった。その後、彰子と別れたまひろは、廊下で偶然にも道長と再会する。そこへ女房が、倫子がまひろを呼んでいると声を掛けてきたので、まひろは道長と言葉を交わすことなくその場を後にした。倫子は、まひろとの月日を振り返りながら、突然、「それで、あなたと殿はいつからなの?私が気づいていないとでも思った?」と道長との関係について尋ねてくる。

■第48話あらすじ
倫子はまひろに道長との関係を問いただし、まひろはこれまでの2人の出来事を打ち明ける。全てを知った倫子は驚きと共に、ある願いをまひろに託すのだった。その後、まひろは『源氏物語』に興味を持った見知らぬ娘お出会い、思わぬ意見を聞くことになる。やがて時が経ち、道長は共に国を支えた公卿や、愛する家族が亡くなる中、自らの死期を悟り、最後の決断をする。まひろは道長の危篤の知らせを聞き、会いに向かう。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、町田啓太、黒木華、見上愛、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第48話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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