「オク氏夫人伝」外知部になったイム・ジヨンにチュ・ヨンウから求婚…第3話視聴率8%へ
8日に放送されたJTBC土日ドラマ「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」第3話では、自らの力で大切な家族を守り、新たな縁を結ぶ偽りのオク・テヨン(イム・ジヨン)の勇敢な行動が描かれ、視聴率は首都圏で8.1%、全国で7.8%を記録し、またもや自己最高視聴率を更新した。【12月8日視聴率TOP10】
U-NEXTでも配信された第3話のあらすじと見どころを紹介する。
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「オク氏夫人伝」は、名前も身分も夫も全てが偽物の外知部(朝鮮時代の弁護士)夫人オク·テヨン(イム・ジヨン)として生きる奴婢のクドクと、彼女を守るために命までかけた芸人チョン・スンフィ(チュ·ヨンウ)との熾烈な生存詐欺劇を描いたロマンス時代劇。【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】では、時代背景や全話あらすじと見どころ、キャストの魅力などドラマを深掘りしていく。
■キャスト紹介と相関図
⇒【メインキャスト(4名)&キャラクター(5名)】
⇒【脇役(26名)キャスト・キャラクター】
※この回から、イム・ジヨン演じる「クドク」を「オク・テヨン」、チュ・ヨンウ演じる「ソン・ソイン」を「チョン・スンフィ」と表記する。
■第3話「弁護という救い」ネタバレ
チョン・スンフィとの出会い
オク・テヨンは大切な人々を守るため、堂々と顔をさらし、ペク氏一家がペギ(ユン・ソア)を殺害した背後にいると訴えた。しかし、外知部(弁護人)を雇ったペク氏家の反撃により、ペギの母マクシム(キム・ジェファ)が連行され、さらにペク氏家に買収された仵作人(※)が突然命を絶つなど、状況は悪化した。
※仵作人(오작인=オジャギン):朝鮮時代に殺人事件が起きれば、村の守令が検死官を務めたが、自ら検死はせずに仵作人と呼ばれた専門家が行った。仵作人は、中国元朝の法医学書「無寃錄」等に基づいて死因を探した。
テヨンはペク氏家を訪ね、ソン氏夫人(チョン・イクリョン)と駆け引きを繰り広げたり、ペギと関係がありそうなペク・ドグァン(キム・ソンビン)と話したが、有力な手掛かりは得られなかった。証拠不足の中、テヨンは役所に忍び込んで調査を進めようとするが、官軍ソン・ユンギョム(チュ・ヨンウ)を伝奇叟のチョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)と勘違いし、不本意な失礼を働いてしまった。
その後、外知部に協力を求めるも、腕利きの外知部ペ・テランを相手に勝ち目がないと断られた後、無頼漢に絡まれる場面に遭遇する。追手から逃れるテヨンを助けたユンギョムは、彼女の剣を振るう姿に感銘を受け、マクシムの弁護をしてはどうかと提案。役所での支援を提供し、「あなたは男を守るほどの強さを持っている」と告げ、協力を決めた理由を明かした。テヨンもその期待に応え、お礼にいつかユンギョムを助けると約束した。
テヨン外知部として初勝利
留郷所では、賠償金とマクシムの釈放を条件に示談が持ちかけられた。テヨンは全財産を差し出す覚悟なら交渉に応じると強気でこれをはねのけた。ペク氏家も強硬な態度を崩さなかった。そんな中、ペク氏家の奴婢トルソク(イ・ミョンロ)がテヨンにペギ殺害の真相を告白する。トグァンの想いを断ち切らせようとしたソン氏夫人の命令で、ペギを辱めるよう命じられた結果、もみ合いの末にペギが死亡したという内容だった。
トルソクの証言を基に、テヨンはトグァンを揺さぶった。そして実はペギもとグァンを慕っていたが、身分の違いを理由にペギを拒んだ過去を伝えた。再調査の結果、ペギの死が殺害であると発表され、ペク家は無罪となった。しかし、ペク氏家がマクシムに罰を与えようとした際、テヨンは法律を引用して立ち向かい、無罪放免を求め、自分が代わりに罰を受けると申し出た。トグァンは耐えきれず、自分がペギを殺したと虚偽の自白をし、テヨンとマクシムは解放された。
その後、清水県では奴婢を虐待する行為が禁じられ、ソン県監(ソン・ドンイル)から奴婢を大切にする旨の王命が伝えられた。その後、トグァンは島流し、ペク家を取りつぶしとなり留郷所の面目は丸つぶれとなった。
外知部としての初勝利を祝うユンギョムに人違いした人は、私の初恋の人だったと話す。その人と別れたことを後悔しているかと聞かれたテヨンは、役所を出たテヨンに感謝の目を向ける奴婢たちを見て「後悔していません」と毅然と答えた。
テヨン、ユンギョムからの求婚
その後、続く干ばつの中、両班家の子息たちに婚姻を求める命令が下り、清水県の両班家も婚約相手を探し始めた。役所と留郷所との共存を模索するふりをしつつ、密かにテヨンを嫁に迎えたいと考えていたソン県監は、彼女を外知部に推薦しながらも婚約者としては言及しない息子ソン・ユンギョムに苛立ちを見せた。
しかし、急ぎ漢陽から戻ってきた祖母のハン氏夫人(キム・ミスク)が、県監家からの求婚書を玉太永に渡し、皆を驚かせた。しかし、玉太永は正体が発覚するのを恐れ、容易に求婚を受け入れることができなかった。その状況をユンギョムに告白しようとした瞬間、街中で奴婢時代の主人であったキム・ソへ(ハ・ユルリ)を見かけ、彼女の前途には再び危険な暗雲が立ち込めることとなった。
番組編成で1日遅れの8日の放送となった第3話では、ペギもまたトグァンを慕っていたのだ。これを知ったトグァン。母の蛮行を明かせば母が罰せられる。ペギを愛するトグァンは自分が殺害したと偽証することで、ペギへの愛を守った。ここにもまた身分違いの切ない恋があったのだ。
第2話の造語「ストーカー=誰貪居」に続いて、スンフィとうり二つのユンギョムに「ドッペルゲンガー=写似驚惑」と説明する場面があった。他にもやり手の外知部の名前をベテランにちなんで「ペ・テラン」としたり、「蘆薈=アロエ」を傷薬として登場させたり、随所に現代に繋がる粋な演出がされている。
またこの回終盤ではクドクのために伝奇叟スンフィになったソン・ソインが、両班に婚姻令が下ったことで、テヨンになったクドクにも縁談が持ち上がるだろうと考え、彼女と身分が逆転したことへの後悔も描かれた。
JTBC土日ドラマ「オク氏夫人伝(옥씨부인전)」第4話は12月14日(土)22:30より放送。その後24:10からU-NEXTにて(見放題)日本初・独占配信される。
◇JTBC「옥씨부인전」HP
【作品詳細】【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】