久々の京都で3つの再会、大河ドラマ「龍馬伝」―NHKオンデマンド
龍馬を狙う2人の男とは―、大河ドラマ「龍馬伝」第32回「狙われた龍馬」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。
長州藩と手を組むことを承知しながら馬関(下関)に来なかった西郷吉之助(高橋克実)を追って、龍馬(福山雅治)は中岡慎太郎(上川隆也)と共に京へ入った。しかし薩摩藩邸で二人は門前払いを食ってしまう。やむなく機を待つことにした龍馬は、久しぶりに伏見の寺田屋へ。
ところがそこには、新選組の近藤勇(原田泰造)がお龍(真木よう子)を相手に酒を飲んでいた。それを知った龍馬は、近藤の部屋に偽名を使って入り込み、近藤を泥酔させてお龍を部屋から連れ出す。
ちょうどその時、龍馬を“狙う”一人の男が江戸から訪ねて来ていた。千葉道場の師範・重太郎(渡辺いっけい)だった。重太郎は龍馬に、妹・佐那の思いを果たすためにやってきたことを打ち明ける。しかし重太郎は、お登勢(草刈民代)とお龍の会話から龍馬の立場を悟り、ある思いに至る。
酔から覚めた近藤は、龍馬の正体に気づき、寝込みを襲おうとするが、重太郎の加勢で事なきを得る。重太郎は、お龍の龍馬への思いを知り、そのまま江戸に戻っていく。
その頃、馬関の桂小五郎(谷原章介)の陣には高杉晋作(伊勢谷友介)が合流。しかし長崎での武器調達はついにままならず、長州藩は最大の危機を迎えていた。
中岡の働きでようやく西郷と面会した龍馬は、再び険悪な関係に陥った長州の信用を取り戻そうと、長州の立場を利用した思いがけない策を持ちかけるのだった。
今回のサブタイトルは「狙われた龍馬」。龍馬を狙うは二人の男。一人は「次はお前だ!」と言い残して去っていった男・近藤勇。そしてもう一人は思いがけない懐かしい相手。龍馬を含め、共通しているのはいずれも剣の使い手であること。その3人が向かい合う迫力の場面は鳥肌モノだ。
そして久々に再開したお龍の思いは、一気に龍馬へと傾いていく。その気持の変化も見どころだ。(足立謙二)
NHK大河ドラマ「龍馬伝」>「龍馬伝」各放送回の見どころ
大河ドラマ「龍馬伝」第32回「狙われた龍馬」