【最終回前話】柳楽優弥は弟・坂東龍汰を置いてどこかへ「ライオンの隠れ家」第10話ネタバレ・11話予告
12月13日に放送されたTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第10話で、姉・愛生(尾野真千子)、ライオン(佐藤大空)は助けられ、洸人(柳楽優弥)、美路人(坂東龍汰)と暮らし始めた。12月20日22時に最終回・第11話が放送される。家を出た洸人の思いは美路人に届くのか?予告動画は番組公式サイトで公開されている。
TBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」とは
「ライオンの隠れ家」は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(柳楽優弥)と自閉スペクトラム症の美路人(坂東龍汰)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンスだ。その第10話が12月13日に放送された。
■第10話ネタバレあらすじ
樺島(後藤剛範)と亀ヶ谷議員(岩谷健司)と関係を持っていた橘祥吾(向井理)は社長で義兄の春一(黒田大輔)からついに見切りをつけられる。春一は祥吾に自分が跡取りを決まった時に縁を切ればよかったとまでいう。亀ヶ谷も「知りすぎたからなぁ」という。全ての居場所を失くし追い詰められた祥吾は、ライオン(佐藤大空)を連れて出かけた。
一方、船木(平井まさあき)がアートグループホームの新事業、グループホームを立ち上げた。芸術をしながら親元を離れて暮して行くという施設で、最初は美路人(坂東龍汰)は参加する予定がなかったが、そのプレ体験に美路人が自ら希望して参加することになった。その気持ちを洸人(柳楽優弥)が聞いてみると、自分が離れることで洸人をライオンの救出に向かって欲しいという気持ちなのだとわかった。
美路人に背中を押され、洸人は祥吾からライオンを取り戻すべく行動に出る。ライオンのぬいぐるみに盗聴機があることを思い出し、柚留木(岡山天音)に連絡をとった。柚留木と落ち合った洸人はライオンが移動していることと、愛生の声だけが聞こえないことを教えられる。愛生を助けに柚留木が橘家に向かうことにし、洸人は工藤楓(桜井ユキ)に車をだしてもらい、ライオンを追う。
柚留木が窓を破って家に入ると、愛生が暴力をふるわれた状態で手足を縛られていた。警察に連絡し、愛生を救出してもらう。
そのころ、祥吾はライオンを連れて、自分が育った施設の跡地にきていた。そこでライオンに「ここで両親を待っていた」と話す。しかし、親は迎えに来なかったのだと。そして、ライオンに「ずっと一緒にいてくれる?」ときいて、ライオンの手をひいて歩き出す。
そこに洸人がやってきて、ライオンをかばう。祥吾に殴られても、ライオンを守る。祥吾から、「昨日今日家族になったあなたに何がわかる」と言われても、洸人は懸命にライオンのことを守る。そして、祥吾に対して、以前は愛生のこともライオンのことも純粋に愛していた時があるのでは?ボタンの掛け違いがあったのでは?と話す。そのことを聞いて、考える祥吾の元に警察がやってきた。祥吾は逮捕された。
洸人とライオンは愛生が入院している先に向かう。
そのころ、グループホームでの生活を体験している美路人は小野寺(森優作)と話す。小野寺には弟がいるが、東京にいっていて会っていないという。自分のことを“面倒”だと思っているという。美路人は自分には“お兄ちゃん”がいるから大丈夫だという。それでも小野寺の話をきいて美路人は不安を感じていた。そこへ洸人から電話が入り、「ライオンと帰る」と伝える。美路人は喜びを爆発させた。
楓は愛生に会いに来た。取材のためだ。その時、柚留木と連絡をとっているのかと聞くが、連絡が取れなくなったという。楓は柚留木のことも調べたという。愛生のことを記事にするなら柚留木のことに触れないわけにはいかない。柚留木は父親からの壮絶なDVを受けていて、幼い頃から母親と施設やシェルターを転々としたのだという。中学のころ、母親がなくなったのだ。楓は柚留木が愛生やライオンに自分の幼いころを重ねていたのかも知れないという。
愛生はなんとか柚留木と連絡をとり、初めて実際にあった。どうしてもお礼を言うためだ。柚留木に「あなたは心の奥があったかくても素敵な人だと思う」といい、弟の家でしばらく暮すといって、そこに「フラット帰っておいでよ」と話す。柚留木は警察に向かった。柚留木なりの再スタートなのだと愛生は理解した。
洸人たちの家で愛生とライオンと暮す日々が始まった。愛生が家事をやってくれたり、美路人を送ってくれたりするので自分の時間がぽっかりとできた。牧村美央(齋藤飛鳥)から貞本(岡崎体育)と飲みに行かないかと誘われる。最初は断ったが、愛生が“言ってきたら”といい、でかけてゆく。
洸人が飲み会に行くのは大学生以来だといい、“どう振る舞って良いのか”がわからないという。
そんなある日、美路人を迎えにくるはずに洸人が来ない。電話しても連絡が取れない。美路人が船木に送ってもらって家に着いたが、洸人はいなかった。美路人はどん底の不安に陥る。
ライオン(佐藤大空)と愛生(尾野真千子)の救出に成功
祥吾(向井理)に暴力をふるわれた末に監禁されていた愛生と、連れて行かれそうになるライオン。柚留木(岡山天音)の大活躍で二人とも助かった。ドラマ前半はライオンの不安そうな表情ばかりだったが、洸人(柳楽優弥)の家にいき、美路人(坂東龍汰とあって「がおー」と楽しく叫んでいる時は本当に楽しそうな表情になっていて、誰もがほっとした。
美路人(坂東龍汰)の成長とそれを見る洸人(柳楽優弥)のまなざし
美路人はライオンを助けるためには洸人に自由な時間を与えなくてはいけないと考え、自らグループホームに向かう。そんな美路人の成長をみて、洸人も心を決めた。自分が守るだけではなく、美路人にも守られていたことを実感する。
洸人の選択は?
20日に放送される第11話で最終回となる。ライオンは無事に生活できるようになったが、洸人が家から、美路人の前から居なくなった。両親が亡くなってから自分の自由な時間がなくなっていた洸人だったが、愛生がやってきたことでぽっかりと自由な時間ができる。そんな洸人はどこにいって、何を考え、どうするのか?洸人と美路人の生活はどうなってゆくのか?最終回が待たれる。
プロデューサーが絶賛する向井理の存在感
向井理が演じるのは、愛生(尾野真千子)の夫であり、ライオン(佐藤大空)の父・祥吾。二人にDVをしてしまい、その表情も怖い。登場してから「怖すぎる」と評判になっている役だが、プロデューサーは「そして橘祥吾を演じる向井さんへの“怖すぎる!”というお芝居へのご感想も多くいただきましたが、この辛い立場の役を引き受けてくださって、洸人との対峙、愛生との関係などどんな時もこのドラマ全体のバランスをみて、最大限の祥吾を演じてくださいました」と感謝している。撮影以外の場ではライオン役の佐藤大空ともしっかりとコミュニケーションをとってお芝居しやすい環境を作っているという。
愛生役の尾野真千子のインタビュー掲載
番組公式サイトに尾野真千子のインタビューが掲載された。現場がとても気持ちいいと話す。登場人物が自然体であることや役者同士の頑張りが表にでているものの、いい意味で無理がないという。セリフが自然にでてくるドラマだと話している。さらに洸人と美路人が助け合っているのをみて、「(自身4姉妹の末っ子)姉たちがいて良かった」と思えたという。全文は番組公式サイトに掲載されている。
■最終回:第11話あらすじ
兄・洸人(柳楽優弥)が居なくなって、美路人(坂東龍汰)は不安で仕方ない。ライオン(佐藤大空)と愛生(尾野真千子)と共に探し回るが、どこにも洸人の姿はなかった。美路人は自分のことが“面倒くさく”なったのではと悩む。
その頃、洸人は東京にいた。あてもなく歩くうち、子どもの頃からのさまざまな思い出が脳裏をよぎる。美路人に伝えたかった正直な気持ち・・・家族への想いが洸人を動かす。
TBS 2024年10月11日スタート。毎週金曜日22時放送「ライオンの隠れ家」。出演:柳楽優弥、坂東龍汰、齋藤飛鳥、佐藤大空、柿澤勇人、入山法子、岡崎体育、尾崎匠海(INI)、平井まさあき(男性ブランコ)、森優作、桜井ユキ、岡山天音、でんでん、向井理、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kakurega_tbs」。
◇TBS「ライオンの隠れ家」番組公式サイト
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