増田貴久、10年来の夢叶う 「NEWSに作家2人」メンバーは“先生、先生、小山” 『MASU Styling』会見動画とレポ
12月17日(火)、NEWSの増田貴久が自身のワードローブだけを使ってスタイリングした本『MASU Styling』の発売を記念して、都内で会見が行われ、増田自ら、本書に込めた思いや見どころを熱く語った。この様子は『共同通信 エンタメチャンネル』にて動画公開されている。
昨年、CDデビュー20周年を迎えたNEWSの増田貴久。普段から大のファッション好きを公言し、NEWSのライブツアー衣装も手掛けている彼が、私物のワードローブだけを使ってスタイリングした「MASU Styling」は、雑誌『mina』(夕星社発行)で約10年間続いた大人気の“私服”連載である。その集大成であるまとめ本『MASU Styling log』(イマジカインフォス発行)が2024年12月18日(水)に発売される。
“記録”などの意味を持つlog(ログ)という言葉を加えて再編集した本書は、10年間にわたる私服カットをすべて掲載しているほか、ファッション愛にあふれたインタビューや、本書でしか見ることのできない貴重な新規撮りおろしも収めている。発売前にすでに3刷が決定し、表紙は印象的なカラーを採用。カバー(書籍本体に巻く紙)や帯をあえて省いたデザインで、お部屋に飾りたくなるようなスペシャル仕様となっている。
会見では、雑誌『mina』にちなんで、イタリアの歌手ミーナ・マッツィーニの顔が大きくプリントされたインパクト大のビッグサイズTシャツに、個性的な柄のパンツとスノーブーツを合わせた私服コーデで登場。増田は「10年間、1冊の本にしたいと言い続けた、その“夢”が叶いました」と晴れやかな表情を見せた。
発売前に決まった重版について聞かれると、「増田貴久の実力を下に見られていたかな(笑)」とニッコリ。こだわったポイントについては、「私服を自分でスタイリングする連載だったので、まとめ本の表紙は裸の写真で、本を開くと服をどんどん着ていくのって面白くないですかとカメラマンさんや編集さんに話していたんです。その思いをそのまんま形にできたので、裸で撮ることはこだわりました」と語った。裸でポーズをとるモノクロの写真は本書のための撮りおろしである。
「実際に本にしましょうと決まってからは話が早くて、1か月後に裸の写真を撮りますって予定が決まったんです。でもマネージャーさんに土下座して(笑)、2週間延ばしてもらってジムに通ったので、本来の増田の何割引きかの状態です。普段はもう少し“優しさ”を身にまとっています」と、表紙のために身体作りを行ったことをユーモラスに明かした。
書籍のデザインも自らディレクションした。「本棚に並べたときに蛍光色の本って、違和感があって目立つので、インテリアとして飾っても色味がかわいいかなと思いました。黄色はもともと僕が好きな色です。蛍光黄色か蛍光ピンクかで迷っていたんですが、ピンクもポイントで使ったので、結局どっちも入れた感じですね」
周囲に本書を見せたかどうかと聞かれると、「まだ見せられていないです」と言いつつ、NEWSのメンバーである加藤シゲアキと小山慶一郎は喜んでくれているそうだ。「加藤は本を執筆しているんですけど、ついに僕も先生って呼ばれるところまで来たんだなということを話しました(笑)。NEWS内に“先生”が2人いる状態になるので、シゲのキャラがブレるかもしれない」と冗談を交えて答えた。
本書に収められた10年間を振り返って、「連載の初期はおしゃれに撮らなくちゃみたいな緊張感があるし、顔も幼い。大人っぽくなったり、痩せたり、太ったり、この時期、好きだったファッションだとか、この時期、このアクセサリーを毎日してたなとか思い出します」と増田さんは語った。「まっすー、この時期こんな感じだったなと思っていただける作品になっています」と、まさに“log”というタイトルにふさわしい1冊となっていることを語った。
見てほしいページは?と尋ねられると、「何日も考えて打ち合わせをして、時間をかけて撮らせてもらっていたから、1枚1枚全部に思い入れがあるので、どれか1枚を選ぶのは難しいですが、裸の意味合いを回収する写真を最後に入れることで、この本がまとまるねとスタッフさんとも話していたので、最後のページの写真は見てほしいですね」と感慨深そうに答えた。
その後行われたフォトセッションでは、表紙のパネルを本のように持つアドリブも見せた。最後は「自分が大好きな洋服の連載が10年続いて、節目の年に本にできて夢が叶いました。自分の大好きなものが詰まった1冊になりました」とのメッセージで会見を締めくくった。
◇共同通信 エンタメチャンネル会見動画