【最終回ネタバレ】藤原竜也は広瀬アリスの事戸渡しをしなかった?「全領域異常解決室」

11時00分ドラマ
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12月18日に最終回が放送された「全領域異常解決室」(水、22時、フジ)で、天石戸別神(藤原竜也)ら神を苦しめ、人間を大勢死においやったヒルコの正体が直毘吉道(柿澤勇人)とわかり、荒波(ユースケサンタマリア)たちと協力して捕まえた。続編、映画化の期待が高まるラストでドラマは幕を閉じた。最新話はTVer、全話はFODで配信されている。




フジテレビ水10ドラマ「全領域異常解決室」とは
藤原竜也が主演する「全領域異常解決室」は、身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を解決していくドラマだ。その最終回・第10話が12月18日に放送された。

■最終回・第10話ネタバレあらすじ

謎の神・ヒルコによる「選別」が始まった。街中で自殺者が続出し、警察官は持っている拳銃を自分に引いて自殺する。東京は一夜にして大混乱に陥る。

政府は「全決」がヒルコと深い関係にあると断定し、全決に家宅捜索が入る。荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)や北野天馬(小宮璃央)ら警察は集団自殺の捜査に当たるが、あまりの事態に途方に暮れる。その中に、二宮のの子(成海璃子)の姿はなかった。

一方、興玉雅(藤原竜也)、芹田正彦(迫田孝也)、豊玉妃花(福本莉子)の3人は激しい戦闘の末、テミスホールディングスの代表・寿(野間口徹)に捕らえられていた。3人はホールに連れて行かれた。そこには大勢の人間がいて、3人が捉えられている姿を楽しそう二見ている。興玉は寿が自分を捕まえても、事戸渡しをしないことから、寿がヒルコではないと判断した。

寿は3人にヒルコと出会った経緯について話し始める。寿はビッグデータを取り扱うテミスホールディングスを経営していたが、そんな寿の前に、「八百万(やおよろず)の神が人間界にいて、人間を甘やかしたから世界が悪くなった」とヒルコの教えをつげる人間が次々に現れ、「神を対峙して、人間が支配する世の中にして」という考えを繰り返し告げられたという。それを操るのが“ヒルコ”だといい、ヒルコの期待に応じて、盗聴などを行い、全決を探し出し、興玉たちを捕まえたのだという。さらにヒルコからの指示で、人魚のミイラから不老不死の薬も開発したという。人間が神に敵わなかった“時間”も手に入れたという。

そこにヒルコが現れた。二宮ののこだ。二宮の合図で、寿たちは不老不死の薬を喜んで飲んだ。しかし、二宮は興玉をある場所に連れて行こうとする。不信に思った寿だったが、実は二宮が寿たちに飲ませてのは毒薬だった。寿達が倒れたところに、宇喜之民生(小日向文世)がやってきた。全決は警察に捕まったと思っていた二宮だが、別の神に宇喜之にばけてもらっていたのだった。そして宇喜之は、京都から日野克己(溝端淳平)と大和田光男(真壁刀義)を連れてきていた。二人は京都にいる神だった。二宮の取り巻きを抑えた。しかし、二宮は興玉に一人で全決に行くようにいう。見せられた映像には雨野小夢(広瀬アリス)が椅子に縛り付けられていた。

日野は人間のためにそこまでやる必要はないと興玉の行動を止めようとするが、宇喜之、芹田、豊玉、村主虎飛矢(名村辰)たちが日野と大和田の行動を全力で止める。興玉は全決に向かった。

全決で小夢を監禁していたのは、直毘吉道(柿澤勇人)だった。興玉は直毘のことを疑っていた。直毘に犬神の毛をつけて、様子をうかがっていたのだ。もし、直毘が神だったら毛をつけられると変化がある。しかし、直毘は何も変わらなかった。さらに、自分が死んだら神は皆死んでしまうのに、ヒルコが神なら自らが死ぬことになる。そこで、興玉はヒルコは人間と考えた。以前、出会った八百比丘尼が何百年も生き続けていることを考え、大昔に事戸渡しができるようになった人間、役小角が生き続けていると考え、それが直毘だと思ったのだという。

直毘は自分がヒルコと名乗り、人間を甘やかした神を葬り去ろうとしていることを認めた。興玉に「長年人間を見てきたのだからわかりますよね?」と、現代の人間が堕落していて、守る必要がないのではと共感を得ようとするが、興玉は動じない。そして「これからも見守り続ける」という。直毘は神力とつかって興玉の首を絞めにかかる。

そして、2年前、小夢が襲われた時の事を話す。小夢は襲われた際、自らの手で、興玉を助けるために、事戸渡しをしたのだ。興玉は小夢が「もしもの時は私あんたをヒルコから守るから」と言っていたのを思い出す。

ついに、直毘が興玉にとどめを刺そうとしたとき、拳銃の音がなった。荒波がやってきたのだ。荒波は神など信じないが、「大月が神だっていうなら信じる」といって興玉たちに協力してくれた。しかし、直毘は興玉の首筋に呪符を貼り付けていた。興玉は荒波を助けることができない。そんなとき、椅子から倒れた小夢の指先に“鈴”が落ちた。神を呼ぶことが出来る鈴だ。小夢は渾身の力で、興玉を呼び続ける。興玉も少しずつ、小夢との思い出を思い出し、みずから首筋の呪符を外すことに成功した。そして、荒波と二人で、直毘を捕まえた。

興玉は小夢も助け、二人は抱き合った。小夢の記憶が戻ることはなく、神に戻れはしない。そんな二人を荒波はそっと眺めていた。

翌日、政府は一連のことがテミスホールディングスの寿による犯行とし、アプリに誘導されて自殺してしまうこと警告した。寿が関与していたのはカルト集団だといい、二宮もその集団に洗脳されているとして、入院させられていた。二宮は他の考えを全く寄せ付けないでいた。

荒波が持っている神に関する記憶を消すために、興玉は警察に行く。しかし、荒波が少しだけ待って欲しいといい、大宜津比売神の神社にお参りにいった。

全決では事件が片付いたことでパーティをしていた。そこに日野がやってきて、雨野小夢に事戸を渡すのを確認するという。小夢は幸せでしたと皆にいい、興玉から事戸渡しの儀式を受けた。

翌日、大勢の人が行き交う中で、すれ違う興玉と小夢。しかし、二人はなにも気付かずにすれ違う。しかし、小夢は呼び出しの鈴を握りしめていた。

そんな中、二宮は病院を脱走していた。



二転三転する最終回

ドラマ中盤からは、ヒルコは、テミスホールディングスの寿(野間口徹)かと思われていたが、前週の第9話のラストで、刑事の二宮のの子(成海璃子)が小夢(広瀬アリス)に呪符を貼ったことで、二宮がヒルコだと思わせた。しかし、二宮もまたヒルコではなかった。ヒルコは第1話から登場していた直毘吉道(柿澤勇人)だった。一回、直毘が疑われるシーンがあり、“無実”が判明したので、油断していた視聴者も多かったが、実際は“人間”であり、太古から生き続けている直毘がヒルコだったのだ。



最終回に登場した溝端淳平にネットは大盛り上がり

これまでも全国の局長会議に宇喜之民生(小日向文世)が参加していることで、全決は東京だけにあるのではないことはわかっていた。最終回に京都から興玉(藤原竜也)たちを助けに来たのが、日野克己(溝端淳平)と大和田光男(真壁刀義)だ。短い登場シーンだったが、「急に京都からきて、京都弁使ったと思えば、腕から炎だして、でも、骨折して……、全決のパーティには参加させてもらえずに、東京土産の東京ばな奈買って帰る」と大きなインパクトを残した。



クランクアップの模様

本作の最後のカットは、主演・藤原竜也のあるシーンで撮影を終えたという。最後まで走りきった藤原竜也を見届けるためにこの日に撮影をしていた、全決メンバーたちも最後のシーンを見届け、さらに一足先にクランクアップを迎えていた広瀬アリスも駆け付け、花束を手渡したという。藤原竜也は毎話の膨大なセリフ量に悩んだというが、「素晴らしい良い役者陣と共に歩んできた約3カ月…大変でしたが、自分の人生において、素晴らしい作品の1つになったんじゃないかな、と思います。お疲れさまでした!」と頭を下げたという。他の俳優陣のクランクアップの模様は番組公式サイトに掲載されている。



続編か、映画化なのか?

最終回のラストはまだまだ続きがあるような雰囲気で終わった。視聴率的にはいい数字はでなかったものの、ネットでの評価は総じて高く、「全てを知った上で見返してみたい」という意見も多くでている作品となった。今後、続編や映画化があるのではと期待している視聴者も多い。



番組情報

カンテレ・フジテレビ 2024年10月9日スタート。毎週水曜日22時放送「全領域異常解決室」。出演:藤原竜也、広瀬アリス、柿澤勇人、福本莉子、小宮璃央、成海璃子、迫田孝也、ユースケ・サンタマリア、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@zenketsu_fujitv」。



フジテレビ「全領域異常解決室」番組公式サイト

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