AIで謎に迫る!ナスカの地上絵をテーマとした「はるかなる古代文明」をお正月に放送
【年末年始番組】ナスカの地上絵の謎に山形大学の研究チームがAIを駆使して迫る。そしてついにその謎が解き明かされる。NHK「はるかなる古代文明」は1月2日(木、21時、NHK-BS)、1月1日(水、18時、NHK- BSP4K)で放送される。予告動画は公式サイトで公開されている。
世界の人々を魅了し続けてきたナスカの地上絵の謎は、今、解き明かされようとしている。大きいもので数百メートルに及ぶ南米ペルーのナスカ台地に残された地上絵は、一体誰によって、何のために、どうやって描かれたのか?古代ナスカの人々は、文字を持たなかったため、記録がなく、考古学上の大きな謎として、さまざまな説が唱えられてきた。
©NHKその解明に乗り出したのが山形大学の研究チームだ。航空画像を最先端のAIで解析するなど、IT技術を駆使した大規模な調査を実施。その結果、300点以上の新たな地上絵が発見されたことが、ことし発表された。 これらの地上絵の形や配置を改めて分析することで、地上絵の意味や描かれた意図、さらにはナスカの社会について急速に解明が進んできている。
そこから浮かび上がってきたのは、2000年前にこの地に花開いた「幻の文明」の姿だ。その中心にあるのは、長年、砂漠に埋もれてきた巨大神殿。ピラミッドをあわせ持つほどの広大さで、発掘調査も途上のため多くの謎に包まれている。しかし、これまでに出土した色彩豊かな土器や奇妙な人骨を調査していくと、今回発見された地上絵との間にも驚くべきつながりが見えてきた。
地上絵は、古代の信仰と密接に関わり、神殿へ巡礼する人々にとって欠かせない存在として、そこへと向かう道に描かれ、あたかも絵巻物のように、あるメッセージを発していた。果たして、古代ナスカの人々が絵によって伝えようとしていた物語とは、何だったのか?
■「はるかなる古代文明」AIで謎に迫る! ナスカの地上絵放送概要
NHK-BS放送日程:1月2日(木)21時より
NHK-BSP4K放送日程:1月1日(水)18時より
ナレーション:福山潤
◇NHK「はるかなる古代文明」番組公式サイト