「その電話が鳴るとき」姿を消したユ・ヨンソクを探し出したチェ・スビン…仮面夫婦が迎えた幸せな結末に注目【第11-12話(最終回)あらすじ】

01月05日13時31分ドラマ
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Netflixシリーズ「その電話が鳴るとき」独占配信中

Netflixシリーズ「その電話が鳴るとき」第11-12話(最終回)では、過去に起きた残酷な出来事が発端となった一連の事件を解決したサオン(ユ・ヨンソク)がある事実を知りヒジュ(チェ・スビン)の前から姿を消してしまう。

突然目の前から姿を消したサオンを探し続けるヒジュは一通の手紙と一本の無言電話から、彼が思わぬ場所にいることを突き止め、再び夫婦としての幸せな生活を取り戻そうと奔走する。気になるあらすじと見どころを見てみよう。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】

「その電話が鳴るとき」は、政略結婚3年目でお互いに会話もなく暮らしていた仮面夫婦に、誘拐犯から脅迫電話がかかってくることから始まる熱いロマンスを描く。⇒【関連記事・各話のあらすじ】



■キャスト

ペク・サオン役:ユ・ヨンソク
ホン・ヒジュ役:チェ・スビン
チ・サンウ役:ホ・ナムジュン
ナ・ユリ役:チャン・ギュリ
 ほか



■第11話あらすじ

本物の「ペク・サオン」である脅迫者406(パク・ジェユン)に捕らわれたヒジュ(チェ・スビン)は愛するサオン(ユ・ヨンソク)を助けるために自らアクセルを踏み事故を起こす。現場からは崖から落ちた車と遺留品のみ発見され、仲間たちは遺体が発見されていないことだけを希望にヒジュを捜索する。家族らも事故現場に駆けつけた一方、サオンは母ギュジン(チュ・サンミ)が現場に現れなかったことを不審に思い、警察に彼女の周囲を調べさせる。ヒジュの母ヨニ(オ・ヒョンギョン)は今更になって、娘を幸せにするための厳しい躾が彼女を縛り付けていたことを後悔するが、その時、ギュジンが殺人の容疑で逮捕されたという驚きのニュースが世間を騒がせた。

逮捕されたギュジンはヒジュたちを殺した証拠はない、と余裕を見せるがサオンが持っていたのは彼女の舅であるジャンホ(チョン・ドンファン)との会話と、彼女が病室で彼を殺した証拠の映像だった。サオンがジャンホの隠し子だと気づいたギュジンは、自分の本当の息子を殺された挙げ句に血の繋がりのないサオンを育てさせられたことを責めて謝罪を求めるが、ジャンホは謝るどころか開き直る。ギュジンは思わず枕を押し当ててジャンホを殺害していたのだ。ヒジュの居場所を問い詰めるサオンは、彼女がかつて自分がされたのと同じように復讐するためにヒジュを生かしていると確信していた。その頃、何かがあればヒジュを殺害するように命じられていたミン室長(ホン・ソジュン)は良心から彼女を解放して406を閉じ込めようとするが、やって来たウィヨン(ユ・ソンジュ)によって406も地下室から解き放たれてしまう。

監視カメラの映像を見て警察と共に別荘に向かっていたサオンは逃げ延びたヒジュを発見して安心するが、直後に現れた406に銃を向けられ、一人だけ車外に出ていき、406から何かを囁かれると悲しい表情でヒジュを見つめる。警察に包囲された二人。ヒジュが見ている前で一発の銃声が鳴り響き…。


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Netflixシリーズ「その電話が鳴るとき」独占配信中

■第12話(最終回)あらすじ

サオンが406に撃たれる悪夢で目を覚ましたヒジュ。あの事件以来、サオンは全財産を寄付して姿を消してしまう。あの夜、警察は406を射殺し、衰弱していたヒジュは病院へと搬送されていた。実の息子が死んだことを知り獄中で嘆き悲しむギュジンは無期懲役を言い渡されるが自ら死刑を求めて控訴。ウィヨンも一家の血塗られた秘密を国民の前で告白するが大統領への道は閉ざされた。クリスマスを迎えても広い家で一人きりのヒジュは服役していたドジェ(チェ・ウジン)を訪ねて、サオンの居場所の手がかりを得ようとする。姉イナ(ハン・ジェイ)はそんな妹を見かねて、家を出てサオンを忘れるよう説得するが、ヒジュは聞く耳を持たず涙を流した。

ある夜、無言電話を受け取ったヒジュは、それが内戦中のアルガンからの国際電話であることを突き止める。更にアルゴンにある学校からは身に覚えのない巨額の寄付に対する感謝状が送られてきた。サオンが戦争ジャーナリスト時代の仲間だったヒョクジン(コ・サンホ)から、サオンがアルガンの夕焼けに思い入れがあったことを聞いたヒジュは自らアルガンへと向かい、反乱軍の支配下にある夕焼けのベストスポットに向かう途中で、反乱軍に拉致されてしまう。どこかに連れて行かれる途中、襲撃を受けて人質がひとりひとり救出される中、ヒジュの目隠しを外したのはサオンだった。

事件の夜、サオンが406から聞かされた真実…ジャンホが隠したかった本物のサオンを目撃したヒジュの弟を口封じで殺すために交通事故に見せかけて姉弟を殺そうとしたことを知ったサオンは、イナからヒジュもその真実を知りながらサオンを愛していたことを聞き、それも知らずに彼女を守っているつもりでいた自らを罰するために距離を置いていたのだ。いつか気持ちの整理がついたら彼女を探すつもりだったサオンは、探すまで待てという約束を無視して危険地帯にまでやってきたヒジュを責めるが、ヒジュも負けじと自らの気持ちをさらけ出し、強引に口づけを交わした。ヒジュの名前で寄付された20億は結婚誓約書の違約金であり、ヒジュと離婚すると宣言したサオンにヒジュは一瞬表情を強張らせるが、サオンが自分の名前を捨てて新しい名前でヒジュと結婚し直すつもりだと知り微笑みを浮かべる。

サオンはユヨン(唯恋)と改名し再び結ばれた二人の新居に仲間たちが集まる。サンウ(ホ・ナムジュン)とユリ(チャン・ギュリ)も結婚を宣言。賑やかなパーティーに満足そうなヒジュに、賑やかな家族を作ろうといたずらに微笑んで抱きかかえてベッドルームに連れ込もうとするユヨン。ヒジュは再びユヨンと結婚したことを両親に事後報告。家族を殺した人物の息子との結婚には複雑な気持ちを抱えていた母は笑顔のヒジュを見て嫌味を言いながらも、幸せになれと言い手を差し伸べた。イナも仲良くする前に苦しめたことを謝るべきだったとヒジュに打ち明けるが、ヒジュは過去を全て忘れて幸せになろうといい、イナを認め本当の和解。ヒジュが手話を担当するニュース番組ではユリがイズマイルでの韓国人拉致事件を伝えていた。ユヨンは出所したドジェを従えて、紛争地帯での国際交渉人になっていた。心配してヒジュが電話をかけ続けると、ようやく出たユヨンはなぜか脅迫電話の時のような敬語。匿名の脅迫犯だったヒジュが恋しいというサオンは、彼女の言葉には我慢がなかったといい、これからも我慢せずわがままも言って小言もたくさん言ってほしいと愛のこもった言葉をヒジュに伝える。微笑んだヒジュが我慢せずに伝えたわがままは「できるだけ早く帰ってきて」。ユヨンもこれに対して「今から帰る」と微笑んだ。




■見どころ

クライマックスを前にヒジュの生存が絶望的な大事故が発生し、視聴者の肝を冷やす展開で幕を閉じた前回から引き続き、第11話では事故では車が崖から転落しておらず、20年間死んだと言い聞かされてきた本当の息子である406を守り、憎き舅ジャンホの隠し子であるサオンに同様に報復するためにヒジュを軟禁していたことが明らかになった。これに続き、サオンの一家の血塗られた真実の公表、ギュジンの逮捕、ヒジュの救出など第11話で過去にまつわるサスペンス的な要素は概ね大詰めを迎え、最終話はその後日譚とも呼べるストーリー展開となっている。中でも核となったのは最後に406からヒジュの一派を襲った悲劇の真相を聞かされ、自責の念から姿を消したサオンとそれを探し出したヒジュの夫婦としての再出発が描かれた。

聞いたことがあるようで実在しない架空の国・地域に舞台が移ったり、そこで(またもや)捕らわれたヒジュを偶然サオンが救出したり、新たな一歩を踏み出したサオンがハリウッド映画顔負けのネゴシエーターとして活躍したりと、やや突飛な展開ではあったものの、新たな夫婦として再び結婚して周りに祝福され、隔たりがあった家族とも和解を果たすなど幸せそうなヒジュとサオンの姿は眼福そのもの。クライマックスでは夫婦を再び繋ぐきっかけとなり、ドラマのタイトルでもある電話も忘れずに関連付けられ、物語はハッピーエンドでを迎えた。第11話では8.3%、第8話では8.6%の全国視聴率(ニールセンコリア調べ)と放送以来最高の視聴率を記録し、有終の美を飾った。

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ユ・ヨンソクとチェ・スビン「その電話が鳴るとき」最終回は視聴率8.6%自己最高で有終の美



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