NHK「東京サラダボウル」奈緒、ミドリ髪でサソリを食う衝撃登場(第1話ネタバレ)
1月7日に放送したNHK新ドラマ「東京サラダボウル」は、ミドリ髪の警察官・鴻田麻里(奈緒)とワケあり中国語通訳人・有木野了(松田龍平)が、失踪した中国人女性を捜すと言う展開だった。次回予告は番組HPで公開中だ。
「東京サラダボウル」は、小説『東京サラダボウルー国際捜査事件簿―』(黒丸)が原作。異なる言語、食、文化が同居する“サラダボウル”の大都市で、ミドリ髪の国際捜査の警察官&ワケありの通訳人のコンビが日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく社会派エンターテインメント。⇒【全話ネタバレあらすじ・関連記事】
第1話「サソリと水餃子」のネタバレあらすじと見どころを紹介する。
有木野了(松田龍平)は警視庁で中国語通訳を務めている。ある日、新宿でミドリ色の髪の女性が「サソリ」を食べている奇妙な光景を目撃する。その女性は、国際捜査を担当する警察官の鴻田麻里(奈緒)だった。
麻里は、困っている中国人留学生のシェンに声をかけ、有木野月動く語が話せると知ると通訳を依頼する。シェンの友人キャンディがアニメグッズを買いに行ったまま20時間以上連絡が取れず、行方不明になっているのだ。気安く捜査を約束する麻里に呆れて立ち去る有木野。麻里は独自に調査を開始し、キャンディが男と歌舞伎町に向かったことを突き止める。
麻里は有木野を夕食に誘い、キャンディ失踪について二つの仮説を話す。一つは恋愛関係に墜ちた男と過ごしている可能性、もう一つはその男性が犯罪者である可能性。有木野は、キャンディが自ら失踪した犯罪者かもしれないと新たな仮説を示す。麻里はこの現実を受け入れようとせず、有木野は厳しく警察を辞めるべきだと告げる。
麻里は有木野の過去に興味を持ち、なぜ彼が刑事を辞めたのか尋ねるが、答えは得られない。有木野は距離を置こうとするが、麻里はそれを気にせず捜索を続ける。「通訳アプリじゃないんだから、世界と繋がらなければならない」と励ましつつ、有木野を巻き込んで調査を進める。
クラブで、酔ったキャンディがヘンリーという男性といたという情報を得る。見つけたヘンリーがキャンディのアニメグッズを持っていたことから、袋を取り違えたことが判明する。荷物から出てきたパスポートを見た有木野は、キャンディが今朝、タクシーの無賃乗車で聴取した女性だと気づく。
麻里はキャンディから事情をきいて、彼女がヘンリーに大麻を吸わされ、逃げたことが明らかになる。中国では麻薬犯罪は重罪。警察で薬物反応を示された彼女は、それが怖くて黙秘していたのだった。麻里は優しくキャンディに声をかけ、彼女はシェンと再会し無事に帰ることができた。
事件解決後、麻里は有木野に「いいコンビになれそう。”こぼれカスヒーローズ”になろう」と協力を提案するが、有木野は冷たく「センターを通してください」と返答する。
第1話は、中国人失踪事件を背景に、主人公二人のキャラクターを魅力的に描いている。まるでレタスのような頭で、サソリの串焼きを喰らう麻里を奈緒が エネルギッシュに演じている。前作「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS)ではボクシングを始めるヒロインを演じただけに、逃走するヘンリーを追いかけるシーンではなかなか体育会系の走りを見せてくれた。
一方、松田演じる冷静で皮肉屋な中国語通訳の有木野。いったいどんな理由で刑事を辞めた謎めたのか。その背景が視聴者の興味を引き、物語に深みを与えている。
ラストで麻里は、「東京は、人種が溶け合う坩堝(るつぼ)でなくて、いろいろ違う人たちがそのまま存在しているサラダボウル」だと説明している。約70万人の外国人が暮す「東京サラダボウルで、”こぼれカスヒーローズ”はどんな事件と向き合うことになるのか?
次回、第2話は「始末書とネームタグ」。有木野に疑惑の目を向ける刑事の大内田将まさる 役でマギーがゲスト出演する。
ドラマ10「東京サラダボウル」
【放送予定】2025年1月7日(火)スタート <全9回>
総合 毎週火曜 22:00〜22:45
BSP4K 毎週火曜 18:15〜19:00
[再放送] 総合 毎週木曜 24:35
【原作】黒丸 「東京サラダボウルー国際捜査事件簿―」
【出演】奈緒 松田龍平
中村蒼 武田玲奈 中川大輔 絃瀬聡一 ノムラフッソ 関口メンディー 朝井大智 張翰 許莉廷 喬湲媛 Nguyen Truong Khang 阿部進之介 平原テツ イモトアヤコ 皆川猿時 三上博史
【演出】津田温子(NHKエンタープライズ) 川井隼人 水元泰嗣
【制作統括】家冨未央(NHKエンタープライズ) 磯智明(NHK)
【プロデューサー】中川聡子
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