「相棒23」寺脇康文と同性同名の亀山薫が亀山薫に殺された【第11話ネタバレ・12話予告】

10時11分ドラマ
©テレビ朝日

1月15日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)第11話、同期の亀山薫(寺脇康文)が殺されたと聞いた伊丹(川原和久)は全力疾走。大勢の亀山薫たちから“どん亀とはなんだ”と切れられる伊丹にも注目。第12話「細かいことが気になる患者」は1月22日(水)21時から放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」とは?
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第11話が15日に放送された。“亀山薫の会”に集まった33名の亀山薫を前に捜査も混乱した。

■第11話ネタバレあらすじ

「亀山薫が殺されました…」という連絡を右京(水谷豊)が受けた。現場に向かった右京と伊丹(川原和久)は、殺害され、川に遺棄された“亀山薫”は貿易会社の社員で、特命係の薫(寺脇康文)とは同姓同名の別人だと知る。

実は、右京はこの日、薫が同姓同名の男女が親睦を深めるために集まった『亀山薫の会』という会合にでることを知っていた。殺害された亀山は会の代表で、特命係の薫は総帥を務めているという。被害者のスマホが流されてしまっていた。右京は遺体の近くにあった名刺とパーティ会場に預けられていた荷物にあった名刺の所属部署が違っていることを疑問に思う。遺体近くでは“石油貿易部”とかかれ、預けてあった名刺には“食品産業部”となっていた。会社に問い合わせると、食品産業部が正しく、石油貿易部に所属していたことはないという。

今回の初めての会合には、鳥取の役所に勤めていることから『役所の亀山薫(羽野晶紀)』と呼ばれる女性のほか、様々な経歴を持つ計33人の“亀山薫”が集まっていた。会場はパーティー開催中、ある種の密室状態になっていたことが判明する。犯人は犯行後、非常階段から遺体を遺棄したと考えられた。そのため容疑者は、被害者を除く32人の“亀山薫”に絞られた。伊丹たちは尋問や指紋採取など捜査に協力してほしいと言う。

被害者の“亀山薫”を最後にみたのは刑事の“亀山薫”だった。店をでようとしたのを追いかけたが、すでに姿はなかったという。そして、被害者の“亀山薫”が何者かに襲われて被害届をだしていたこともわかった。ただ、被害者の“亀山薫”はなぜ自分が襲われたのかもわからなかったという。

シェフの“亀山薫”と営業の“亀山薫”と被害者・代表の“亀山薫”の3人が最初に知り合い、飲むようになり、パーティを企画したのだという。

パーティで、役所の“亀山薫”が被害者にワインをこぼしていたことがわかる。右京は酒に弱いと公言しているのになぜワインを飲んだのか疑問に思い、話してみると、どうやら素性を隠してることがわかる。

刑事の“亀山薫”は大学生の“亀山薫”も怪しいところがあると睨む。何回もトイレにいき、そこで写真をとっていたことに気がついていた。大学生は参加者のカード情報などを写真に写して窃盗に使おうとしていたのだ。

捜査一課はシェフの“亀山薫”に目をつける。被害者のパソコンから被害者がシェフに送金していたことがわかった。そしてその返済をめぐり、二人はもめていた。

実は役所の“亀山薫”を名乗る女性・鈴木純子は以前産んだ子・亀山薫を探していたのだ。そして、シェフが自分の息子だと思った。その息子が殺害したと思い、いろいろと証拠隠滅を図る。火災報知器を押して逃げようとするが、右京たちにすぐにばれる。シェフは5歳まで山形で過ごし、その後、養子となったのだ。純子は養子に出した子を探して、パーティに来ていた。

真犯人は営業の“亀山薫”だった。貿易会社に勤めるエリートであった代表の“亀山薫”を妬み、ニセの名刺を作り女性をひっかけて遊んでいた。以前、襲われたのも人違いで襲われたのだ。そのことがばれて営業の“亀山薫”が代表の“亀山薫”を殺してしまった。

純子はシェフの“亀山薫”に母親であることと打ち明け、親子の名乗りをすることができた。



“亀山薫”の会が開かれた第11話

同姓同名の会というのは実際に行われている。今回は“亀山薫”のパーティだ。同じ姓名でも年齢、性別、職業など違う人たちがいるのが面白いところなのだが、一人が"出世“している同姓同名の人物に嫉妬し、なりすましたことが事件の原因となったのだった。



細かいところが気になる右京(水谷豊)の目の付け所

役所の“亀山薫”をなのっていた女性(羽野晶紀)は持っていた保険証は鳥取に住んでいるとなっているが、右京はカバンについていたお守りが庄内であることが気になり、方言を使ってみる。そして女性の嘘に気がつく。

さらにミネストローネに使われている材料やその味付けから、シェフの出身が山形であることまで突き止める。

また、遺体近くに落ちていた名刺に書かれていた部署の違いにも気づき、それが犯人特定に繋がった。“小さなこと”が気になる右京の本領が発揮された。



右京が入院

22日に放送される第12話。なんと右京の脳波に異常が見付かる。そこで検査入院をするのだが、そこでなにやら“細かいところ”が気になる。"細かいところがきになるもので“というのが口癖だが、第12話のサブタイトルは「細かいことが気になる患者」となっている。右京の観察眼が思う存分発揮される回となる。



■第12話あらすじ

右京(水谷豊)の脳波に異常が見つかり、検査入院することになった。入院することになった病院は経営難だった。そこに、ライリー・櫻井(岩谷健司)と名乗るコンサルタント会社の代表が現れ、院長の信頼を得て改革の提案を始めた。

そんな中、入院中の右京は、ライリーをはじめ、コンサルタント会社の社員からも事情を聞くが、上手くかわされてしまう。薫(寺脇康文)が病院外での捜査を始めると、意外な事実が浮かび上がってくる。



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

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