橋本環奈は子育て、仕事をしながら、管理栄養士を目指す…NHK朝ドラ「おむすび」第15週あらすじと第16週予告
結(橋本環奈)は人を助けるは“米田家の呪い”ではなく、自分の一番の幸せだと気付いた。さらに一歩進むために管理栄養士を目指す。NHK朝ドラ「おむすび」の第16週「笑え、ギャルズ」(1月20日~1月24日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「おむすび」第15週ネタバレ&トピックスと第16週のみどころ紹介
「おむすび」は平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本環奈)が、栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”だ。その第15週が1月13日から放送され、あっという間に結と翔也(佐野勇斗)の間に子どもが誕生するところまで話が展開した。そして、2011年3月11日に発生した東日本大震災。阪神淡路大震災を知る人たちだからこそできることを考え、行動に移していった。
結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)の子どもの誕生
第15週がスタートすると、結と翔也の新婚生活が描かれはじめ、“バカップル”と呼ばれながらも幸せそうな様子が見られた。結が体調が悪くなり、視聴者も“おめでた”と思っていると、妊娠しているのだが、腎盂腎炎を発症していて入院が必要になる。その後の妊婦生活が描かれるかと思われたが、14日(火)に放送された第72話で、あっという間に歳月が流れて結の腕の中に女の子の赤ちゃんが抱かれていた。あまりの展開の速さに視聴者も驚きを隠せなかった。
藤原紀香が登場したが、あっという間に…
第15週は結の妊娠がわかってから出産までほぼ飛ばしたこともあり、妊娠初期に入院した病院で出会った管理栄養士役で登場した藤原紀香の出演がごく短い期間となってしまった。これには朝ドラ受けの朝イチでも「もう見られないの?」と話題になった。そんな声が聞こえているかのように、17日(金)の第75話に再登場し、主人公である結に大きな影響を与え、結に管理栄養士を目指す決意をさせた。
阪神淡路大震災から30年
1995年1月17日の早朝に関西を襲った大地震がこの「おむすび」の根底に流れている。友人や家族を亡くした悲しみを抱え、2011年3月11日に発生した東日本大震災では被災者であったがゆえに“なにが大変だったか”を元に行動してゆく。
渡辺直美が鬼ギャルで登場
すでに出演は発表されていた渡辺直美だが、最初はプリクラシーンでの登場となった。以前は東京で鬼ギャルとして名をはせ、今は東北で母としてたくましく生きて行く役だ。写真が登場しただけで元気をもらえるようなシーンとなった。“動く”シーンでの登場は1月20日から放送される第16週となる。
【第15週(2025/1/13-1/17ネタバレあらすじ】
■第71話(月)
2010年春、結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は大阪のアパートで新婚生活を始め、家事を分担しながら共働きして公私ともに充実した日々を送っていた。ところが、ある時から結は体調が悪くなり、翔也や社員食堂の原口(萩原利久)に心配かけないように隠しながら働く。食欲も落ちて、結の異変に気付いた翔也は、何か食べさせようと思案する。結も“栄養士”として、身体のためには何かを食べないといけないと考え、食べやすそうなものと口にするが、嘔吐してしまうことを繰り返していた。ある日、翔也は結が高熱を発していることに気がつき、急いで病院に連れて行った。
病院では結が腎盂腎炎にかかっていることと共に、妊娠していると告げられる。喜びも大きいが、今のままでは危険な状態だ。入院に結の家族もみな付き添った。点滴をしてもらい、なんとか落ち着いた。
入院中の結は、管理栄養士の西条(藤原紀香)から絶食するよう言われて、本当に食べないでいいのか心配になりながらも助言に従ってみる。すると体調が落ち着いてきて、西条にその理由を説明してもらった結は、西条の人柄も含めて感心する。西条は決して怒らず、上からの視点ではなく、患者に寄り添いながら、患者がいかに健康になってゆくかに心を配っていた。退院した結はその後、女の子・花を出産した。
花を商店街の人たちに披露していると、結たちはテレビで東日本大震災が発生したことを知る。歩は被災の映像を見て呼吸が荒くなり、そばにいたチャンミカ(松井玲奈)が肩を抱いて寄り添う。結は愛子(麻生久美子)、聖人(北村有起哉)と歩を心配するが、晩になって歩はなんとか家に帰ってくる。結は歩に、自分に何かできることがないか相談する。そんな結に歩は「今は花を大切に育てることが一番」といい、自分がなにかするという。しかし、ボランティアに向かうこともできず、何をしていいかもんもんとしてしまう。
結のもとに佳純(平祐奈)がやってきた。東京の病院から気仙沼のボランティアに行っていたというが、そこは“災害救助医療チーム”であったため、最初は栄養のことなどを話しても受け入れてもらえなかったという。それでも、避難所にいる若い夫婦や年配の夫婦と話すことで大切なことに気づけたといい、それも、学校時代に結と一緒に災害訓練で炊き出しをしたことが役に立ったと話す。
歩は、渡辺孝雄(緒形直人)がカスタムシューズの納期を遅らせたいとチャンミカに連絡したことを聞いて、心配で靴店に駆けつける。そこで孝雄は、東北の被災地に靴を送る作業をしていた。歩は手伝おうとするが、孝雄から「ギャルやったら、ギャルにしかできんことせえ」と言われ、何ができるか考える。歩はギャル時代の仲間で岩手出身のあきピー(渡辺直美)に連絡をとり、必要な物資を聞き出す。そしてギャル仲間と集めて、東北に送る支援をする。そんな中、結は自分にはなにができるだろうと考えていた。
2012年1月17日。結は神戸で両親や商店街の人たちと17年前の阪神・淡路大震災の犠牲を追悼して黙とうする。とはいえ、皆徐々に忘れられていってる感じがしており、子どもたちの世代にも伝えていかないといけないという思いを新たにする。一方、歩は真紀の墓前で、渡辺孝雄とともに黙とうする。
育児休職期間を終え、職場に復帰する準備を始めた結は、自分の代わりに若い男性栄養士が臨時で雇われていることを知る。自分が復帰すればその栄養士の職場を奪ってしまうことに罪悪感を感じ、病院で出会った管理栄養士の西条に話を聞いてもらう。西条がどうして管理栄養士を目指したか、どんな風に仕事にプライドをもっているかなどを聞き、自分も仕事と子育てをしながら懸命に勉強して、より人のためになる管理栄養士を目指すことを決めた。
【第16週(2025/1/20-1/24)あらすじ】
■第76話(月)
結(橋本環奈)の家に福岡でギャル仲間だったルーリー(みりちゃむ)が、突然訪ねてくる。話を聞くと、勤めていた福岡のアパレルがつぶれて東京の店に転職したが、そこも閉店してしまい無職に。かといって今さらノコノコ福岡に帰る気になれず、今晩だけ結の家に泊まらせてくれと言う。結は、そんなことならと歩(仲里依紗)にルーリーの働き口の相談をする。
■第77話(火)
歩(仲里依紗)は、ギャル系の古着店を営んでいる仲間のチャンミカ(松井玲奈)が、最近付き合い始めた恋人に入れ込んでいるのを心配する。ルーリー(みりちゃむ)がその恋人の職業を聞くと、ITのプログラマーでゲームとかを作っているという。そんな折、歩が福岡にいた時代に張り合っていた大河内明日香(寺本莉緒)がやって来る。
■第78話(水)
ルーリー(みりちゃむ)は、愛子(麻生久美子)に歩(仲里依紗)が東日本大震災で被災した人たちに何ができるかで今も悩んでいることを話すが、愛子はそれは歩自身の問題だと語る。そんな折、歩たちの店にチャンミカ(松井玲奈)の彼氏が現れて、歩にいい異性を紹介すると言って合コンをやることになる。一方、聖人(北村有起哉たち)は商店街の活性化策を考える。
■第79話(木)
糸島でスナックを営んでいるひみこ(池畑慎之介)が突然神戸にやって来て、愛子(麻生久美子)が商店街の面々に紹介する。ひみこは旅の途中で神戸に寄ったと言い、聖人(北村有起哉)はそんなひみこに、商店街の活性化策をみんなで考えているところだと言う。するとひみこは、盛り上げるにはカーニバルだと言い出す。
■第80話(金)
ひみこ(池畑慎之介)が米田家の面々を一斉に呼び出し、チャンミカ(松井玲奈)の店の強盗犯が誰かを言う。その誰かとは歩(仲里依紗)のことで、驚いた歩は全否定する。一方、強盗の後始末をやっているチャンミカは、彼氏がこれまで名前も仕事も全部嘘をついていたことを知り、歩の思ってた通りまたクズに騙されたと歩に語る。
■スタッフ他
脚本: 根本ノンジ
主題歌:B’z「イルミネーション」
語り: リリー・フランキー
出演:橋本環奈,仲里依紗,北村有起哉,麻生久美子,佐野勇斗,松井玲奈,みりちゃむ,寺本莉緒,緒形直人,池畑慎之介 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「おむすび」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「おむすび」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
【2024年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】