「オク氏夫人伝」の憎らしすぎるソヘ、実は「赤い袖先」のギョンヒだった…ハ・ユルリの演技力に迫る
いよいよ今夜最終回を迎える「オク氏夫人伝」では、オク・テヨン演じるイム・ジヨンとキム・ソヘ演じるハ・ユルリ/ハ・ユリの緊迫した対決が注目されている。
●【U-NEXTで独占配信の韓国ドラマ】
画像:JTBC「옥씨부인전」第15話放送画面より
残り1話となった「オク氏夫人伝」では、キム・ソヘのクドクに対する狂気じみた執着が、ドラマをさらに盛り上げていると言われている。キム・ソへを演じたハ・ユルリはまだ認知度もそれほどない女優だが、彼女がテヨン役のイム・ジヨンのカリスマ性に劣らない残忍な演技力で視聴者の目を奪っている。
ソヘは奴婢クドクの主人宅のお嬢様。頭が悪く、粗暴な性格で、自分の仕事をすべて侍女のクドクに押し付ける。しかし、これが逆にクドクに多くのことを学ぶ機会を与えることになったのだが…。
9年前、そんな彼女に名家の長男ソン・ソンイとの縁談が持ち上がった。ところが、ソンイは市場で出会った奴婢クドクにインスピレーションを受けていた。ソヘがソンイの屋敷を訪ねて来た時、ソンイは成り行きで屏風の裏にクドクを匿った。これがバレてソンイが縁談を断るのが、クドクのせいだと勘違いしたソヘが激怒。クドクを折檻した。追い詰められたクドクは、隙を見て鎌でソヘの父ナクスの顔を斬りつけ、ソヘに汚物をぶちまけて父ケジュクと共に逃亡を図った。
その後もソヘは諦めることなくクドクを探し続け、パク・ジュンギ(チェ・ジョンウ)の妾となってことがきっかけで、外知部として活躍するオク・テヨンがクドクだと見抜いたのだった。
画像:JTBC「옥씨부인전」第15話放送画面より
第15話ではついにテヨンが逮捕された。自白しないクドクに彼女の父親を引き合わせテヨンにクドクだと認めさせたソヘ。その後、獄中のテヨンに汚物をぶちまけた。
※ソヘが手に持っていたのは「요강/ヨガン」。これは韓国のおまる。詳しくは「ポッサム」16話で紹介している。
その憎らしすぎる演技に注目が集まっているが、韓国ドラマをよく知るファンなら、彼女が「赤い袖袖先」の友情深いギョンヒだと気づいたはず。
ギョンヒは「赤い袖先」では主人公ドギム(イ・セヨン)仲間の1人。裕福な家庭で育ったギョンヒは、冷たく見えるが、実は上に深く仲間たちに冷静なアドバイスをも送る人物として描かれた。仲間がみんな死んだ後も生き残り、宮女のトップである提調尚宮にまでなった。最終回では、王イ・サン(ジュノ/2PM)と対面するシーンがあった。「お互い一人だ」と慰めてやろうとするサンに、「あの世でドクイムたちが待っていてくれるから一人ではない」と堂々と言い返す名場面があった。
●ジュノの演技にもらい泣き…「赤い袖先」第17話(最終回)
ハ・ユルリ(하율리)は、1999年1月13日生まれの26歳。2018年映画『利己的なものたち(이기적인 것들)』でデビュー。デビュー作で『第1回洪城国際映画祭』の女優主演賞を受賞した。
ドラマでビューは2021年で、同年にはシーシュポス:The Myth」「ホン・チョンギ」「赤い袖先」の3本に出演している。特に「赤い袖先」での演技が評価され、2021MBC演技大賞の女子新人賞にノミネートもされた。
一方、「オク氏夫人伝」は奴婢のクドクが、名前も身分も夫も全てが偽物の外知部(朝鮮時代の弁護士)夫人オク·テヨン(イム・ジヨン)として生き、彼女を守るために命までかけた芸人チョン・·スンフィ(チュ・ヨンウ扮)の熾烈な生存詐欺劇を描いたロマンス時代劇。【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】では、時代背景や全話あらすじと見どころ、キャストの魅力などドラマを深掘りしている。
本作は、今夜1月26日22時30分に最終回を放送、その後U-NEXTで独占配信される。
◇JTBC「옥씨부인전」HP
【作品詳細】【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】