【最終回前話】「オク氏夫人伝」イム・ジヨン、再び奴婢に…失踪した夫チュ・ヨンウと劇的再会で視聴率10%突破
25日に放送されたJTBC土日ドラマ「玉氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」第15話では、オク・テヨン(イム・ジヨン)を救うためにチョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)が自分の正体を告白する場面が描かれた。U-NEXTでも独占配信開始したこの回のあらすじと見どころを紹介する。
あまりにも悲しすぎる展開が続いたこの回の視聴率は、全国基準10.2%を記録した。これは、前回(第14話)の9.8%より0.4P上昇。第10話で記録した11.1%以降3週ぶりの10%越えとなった。首都演は10.9%まで数字を伸ばし人気の高さを証明した。
●【U-NEXTで独占配信の韓国ドラマ】
「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」は、名前も身分も夫も全てが偽物の外知部(朝鮮時代の弁護士)夫人オク・テヨン(イム・ジヨン)として生きる奴婢のクドクと、彼女を守るために命までかけた芸人チョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)との熾烈な生存詐欺劇を描いたロマンス時代劇。【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】では、時代背景や全話あらすじと見どころ、キャストの魅力などドラマを深掘りしていく。
■キャスト紹介と相関図
⇒【メインキャスト(4名)&キャラクター(5名)】
⇒【脇役(26名)キャスト・キャラクター】
画像:JTBC「옥씨부인전」放送画面よりキャプチャー
■第15話「守るための嘘」ネタバレ
妊娠中のテヨンは義禁府に捕らえられ、清水県の人々に石を投げつけられるなど、屈辱的な扱いを受けた末、牢獄へと送られた。調査官から成り済ましを疑われても、自分がオク・テヨンだと主張し続けた。
一方、マンソク(イ・ジェウォン)と逃げるようにというテヨンからの合図を受け取ったスンフィだったが、マンソク一人を逃がして自首しようとした。その時、マンソクをかばってスンフィは矢を受けて怪我を負い、2人は逮捕される。
スンフィは調査官に、自身が伝奇作家チョン・スンフィであり偽者だと明かし、奴婢クドクと恋仲だった過去や、テヨンがオク・テヨンに似ているだけだと語った。
テヨンはスンフィが告白したことを知らず、「私の夫はソン・ユンギョムです。どんなにお二人が似ていたとしても、私が夫を見間違えるはずがありません」と反論したが、スンフィが、ソン・ソインだと告白した事実を知ることになった。
二人は捕らえられた姿で再会し、スンフィは身重のテヨンの身を案じた。「なぜ自白したのか」と聞くテヨンの手をしっかり握ったスンフィは「夫人を釈放するためです。私はもう夫人の夫ではありません。チョン・スンフィです。この意味が分かりますね?最後まで一緒にいられなくて申し訳ない」と別れを告げた。
調査官がテヨンとスンフィを拷問し、テヨンに夫殺害の容疑を追及。義弟ドギョム(キム・ジェウォン)がテヨンを庇う中、スンフィは「私が殺しました。ソン・ユンギョムを捜したとき、7年間も夫人のもとに戻らなかったことに怒りを感じました。そして清の地で彼に会ったとき、夫人のもとに戻ろうと言ったが拒否されたため、私が殺してしまいました」と偽りの自白でテヨンをかばった。
ところがそこにキム・ソヘ(ハ・ユルリ)がクドクの父親を連れて現れた。父親は「私の娘ではない」と強く否定したが、テヨンは「お父さん」と呼び続け、泣き崩れて気を失った。ソヘは倒れた彼女を冷笑した。
夫人会のキム夫人(ユン・ジヘ)は、処刑の危機にあるスンフィからテヨン宛の手紙を預かり、獄中のテヨンに面会する。絶望するテヨンに「人を雇ってあなたを救い出すつもりだ。このままではお腹の子供も奴婢として生きることになる。オク・テヨンという名前がなければ、あなたは何もできないのですか」と叱咤する。
さらにキム夫人は、「夫イ・チュンイル(キム・ドンギュン)が隔離される際に言った言葉がある。奇しくも疫病が流行する混乱の中で、世間を騒がす詐欺師夫婦の話が暴露されたのは、パク・ジュンギ(チェ・ジョンウ)が何か隠している証拠だ。義禁府の目を欺いたのだ」と、ソヘの夫である兵曹判書の関与を教えた。
これを聞いたテヨンは、キム・ソヘに「私もすぐ死ぬだろう。私は疫病にかかっている」と明かし、疫病村に隔離されることに。そこで彼女は、患者を治療しているソン・ユンギョムの姿を目撃するのだった。
■見どころ・感想など
残り1話となった第15話は怒涛の展開だった。この回では絶体絶命のピンチの中でも、ユーモアを忘れないスンフィとマンソクの主従を越えた友情に泣き笑いさせられた。一人で逃げろをいうスンフィに「スンフィのいない人生は面白くない」と行動を共にし、スンフィと共に最後までテヨンを守って獄中死した。イ・ジェウォンの演技に涙が止まらない。
献身、犠牲などの言葉では言い尽くせない、テヨンへの深い愛を貫いたスンフィを演じたチュ・ヨンウの演技も素晴らしかったが、やはりテヨンを演じたイム・ジヨンの演技は見事だった。捕らわれても気品をなくさない両班夫人テヨンとして、父と再会して取り乱す娘として、そして獄中、ソヘと向き合いながら「生きる覚悟」を見せ、感情を込めて芋をむさぼる奴婢クドクなど。放送後、韓国のSNSには俳優イム・ジヨンの絶品演技を絶賛する声が溢れた。
なお、義弟ドギョムを演じたキム・ジェウォンはん地24日スタートした、チュ・ヨンウがメインキャストで出演しているNetflixシリーズ「トラウマコード」に特別出演している。
●「トラウマコード」第7-8話に≪オク氏夫人伝≫チュ・ヨンウの弟キム・ジェウォンがカメオ出演
この回ラストで本物の夫ユンギョムと視線を合わせたテヨン。果たして最終回では何が起こるのか?
第16話は1月26日22時30分に放送、その後U-NEXTで独占配信される「オク氏夫人伝」で確認できる。
◇JTBC「옥씨부인전」HP
【作品詳細】【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】