NHK大河「べらぼう」絵がうますぎる唐丸(渡邉斗翔)の正体に注目集まる 第4話ネタバレと第5話予告
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)1月26日(日)放送の第4話「『雛(ひな)形若菜』の甘い罠」絵がうますぎる唐丸(渡邉斗翔)の正体にネットでは憶測が飛び交い、2月2日(日)放送の第5話「蔦(つた)の唐丸因果の蔓(つる)」では唐丸が行方不明に?予告動画は番組公式ホームページで公開中。
大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。
1月26日(日)放送の第4話では、蔦重が親父衆から錦絵制作をもちかけられ、金策から完成まで奔走した。思いがけず絵の才能を見せた唐丸が、いずれ大物絵師になる片鱗を見せ、蔦重は平賀源内から「書を持って世を耕す」という願いが込められた堂号を頂戴する。見事錦絵を完成させた蔦重だが、ラストで鱗形屋に手柄を横取りされる展開に。ワルい顔で酒を酌み交わす片岡愛之助と西村まさ彦の演技に「悪役に合うな~」「悪代官みたいな役が巧いねぇ」と話題を呼んだ。
そして2月2日(日)放送の第5話では、蔦重が鱗形屋から暖れん分けしてもらうため、奉公にでることを決意する。一方、第4話で絵の才能を発揮した唐丸が、蔦屋の銭箱を持って姿を消してしまう事件が起こる。
■唐丸の正体は?憶測飛び交う
第4話で、せっかく湖龍斎(鉄拳)に描いてもらった錦絵の下絵の上に、花器の水がこぼれて水浸しになるアクシデントに見舞われた蔦重。だが、落胆する蔦重を救ったのが、第1話の火事で助けられ、それから蔦屋で働いていた少年・唐丸だった。唐丸は水で滲んだ下絵の線を性格に写し取り、湖龍斉とそっくりの下絵を描き上げた。
これに蔦重は大喜びし、「お前はとんでもねぇ、絵師になる!いや、俺が当代一の絵師にしてやる」と宣言。火事の一件から記憶を失った唐丸だが、いつか一世を風靡する絵師の片鱗を見せた。これにネットでは「この子の将来は写楽?」「喜多川歌麿になるのか?」「蔦重が育てたということは北斎?」など憶測が飛び交った。
葛飾北斎も喜多川歌麿も鮮烈デビューから忽然と姿を消した謎の絵師・写楽も蔦重プロデュースにより世に知られた浮世絵師たちだが、今のところ配役が決まっているのは喜多川歌麿演じる染谷将太のみ。北斎や写楽は誰がキャスティングされるのか、それも含めて蔦重のセリフがどんな形で回収されるか今後の展開に注目したい。
■第4話ネタバレ
安永3年(1774年)、田安家当主・田安治察が亡くなった。治察の弟・賢丸(寺田心)は白河松平家への養子入りを断るため、老中・松平武元(石坂浩二)に協力を頼む。武元の手回しで大奥総取締役・高岳(冨永愛)が動き、徳川家治(眞島秀和)は田沼意次(渡辺謙)に白河松平家入りを断るよう命じる。意次は不服だったが将軍の命に従うと答えた。
一方、蔦重は吉原の親父衆から女郎たちの錦絵を作る話を持ち掛けられる。錦絵の費用は親父たちが工面すると言っていたが、蔦重は花魁たちから吊るしあげにあう。聞けば、親父たちが花魁たちに、錦絵のため高額の入銀を命じたという。「花魁は打ち出の小槌じゃありんせん。」と言われた蔦重は、金策まで引き付けることになる。
蔦重は、平賀源内(安田顕)から瀬川菊之丞が髷や着物の流行を次々と生み出した話を聞き、錦絵の制作費を呉服屋から入銀してもらうことを思いつく。女郎に売り込みたい着物を着てもらうという提案をしても呉服屋との交渉はうまくいかない。菊之丞ほど有名人ではない花魁が着物を着たところで、何の宣伝にもならないからだ。悩む蔦重に、今度は錦絵で名を知られた地本問屋・西村屋の主人が協力を申し出て来た。
西村屋が協力すると聞きつけた呉服屋たちは入銀を快諾。そして西村屋のはからいで、絵師には美人画を得意とする磯田湖龍斎(鉄拳)が担当することになった。湖龍斎が描き上げた美しい美人画に、唐丸は釘付けになる。しかし、猫が花器を倒してしまい、絵は水浸しに。すると唐丸が、滲んだ下絵を見ながら正確に線を写し取り、元の絵と同じように描き上げた。蔦重は、「お前はとんでもねぇ絵師になる!」と感極まる。
その頃、意次は源内に頼み、徳川吉宗が記した文書を偽装。そこには田安・一橋両家は跡継ぎがいない場合、お家断絶とすると、元から書かれていたように細工をする。これで賢丸は田安家に戻ることができなくなり、意次への恨みを募らせる。
錦絵が完成すると、蔦重は版元の名として「耕書堂」という名を源内につけてもらい、呉服屋を交えたお披露目会に挑む。だが、なぜか鱗形屋と、同じく地本問屋の鶴屋喜右衛門(風間俊介)も同席することになる。錦絵の見本すりが披露されると一同感嘆の声を上げるが、西本屋が突然、蔦重に今後は自分だけを板元とさせて欲しいと頭を下げた。鱗形屋は地本問屋には定があり、仲間にならなければ本を売れないと説明。蔦重は憤慨したが、駿河屋に錦絵を広めることが吉原のためだと言われ、身を引くしかなかった。その晩、鱗形屋と西村屋は祝杯をあげた。これは、鱗形屋が蔦重を利用する作戦だったのだった。
■第5話あらすじ
『嗚呼御江戸』以降も蔦重は吉原細見の情報を更新する「改」お仕事を続けていたが、鱗形屋の誘いもあり、暖れん分けで本屋になる道を選択しようとしていた。そんな中、次郎兵衛は蔦屋の銭箱の金が減っていることに気づく。一方、唐丸はある男にしつこく脅されていて・・・。
NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、生田斗真、冨永愛、中村隼人、伊藤淳史、安達祐実、水野美紀、風間俊介、市原隼人、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第4話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
◇大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
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