「トリガー ニュースの裏側」第5−6話:明かされるキム・ヘスの過去とチョン・ソンイルの衝撃の告白

01月30日22時41分ドラマ
© 2024 Disney and its related entities

1月15日(水)よりDisney+ (ディズニープラス)のコンテンツブランド「スター」にて独占配信したオリジナル韓国ドラマシリーズ「トリガー ニュースの裏側」。

第5話と第6話では大企業の手抜き工事が原因で倒壊事故に遭遇したソリョン(キム・ヘス)とハン・ド(チョン・ソンイル)が徐々に反発し合っていく中、ソリョンの過去が明らかになっていく。また、新たに起こった事件がきっかけでチームでつかの間の温かい時間を過ごしたソリョンはハン・ドから衝撃的な告白を受けることになる。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレ)

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「トリガー ニュースの裏側」(以下、「トリガー」)は、超型破りな調査報道チーム”トリガー”が凶悪事件の真相を大暴露し、事実で悪人たちをなぎ倒す痛快エンターテイメント。圧倒的な演技力とカリスマ性をもつ女優キム・ヘスが主演を務める、この冬“一番熱い”報道ドラマだ。【「トリガー ニュースの裏側」を2倍楽しむ】では、全話あらすじとみどころ、キャスト・イベントの紹介などドラマを深掘りする。

■キャスト

オ・ソリョン役:キム・ヘス
ハン・ド役:チョン・ソンイル
カン・ギホ役:チュ・ジョンヒョク
ク・ヒョンテ役:シン・ジョングン
パク・デヨン役:イ・ヘヨン
ホン・ナヒ役:チャン・ヘジン
 ほか



■第5話「マネハラ」あらすじ

ソンウクは生きているという落書きを見つけ驚いた父はソリョン(キム・ヘス)に知らせようとすが、その頃彼女はハン・ド(チョン・ソンイル)と共に近くの工事現場の倒壊事故に巻き込まれる。爆発に巻き込まれながらも子どもたちの安否を気遣うソリョンは病院に運ばれるが現場を離れて病院に駆けつけたハン・ドを叱りつける。彼女は検査のために入院を余儀なくされてしまう。事件は2004年のモール倒壊事故に似ていると報道され、ハン・ドはソリョンの車の中からその事件の被害者の名簿を発見。事故を放送で取り上げることにした彼はソリョンが20年前の2つの事件を追い続ける理由を問い詰める。その頃、ホン作家(チャン・ヘジン)は資料を勝手に持ち出したデヨン(イ・ヘヨン)に理由を問いただすが、彼はがんであることを明かし、ソリョンと過去の事件のことを振り返る。

刑事から事故の原因が建設会社の不正な委託にあったことを知ったソリョン。裏で自体をもみ消そうとする企業の実態を知るが、取材を続けようとするハン・ドに対して、視聴者の興味は薄いと反対するホン作家だが、ハン・ドはマネハラだと反論し取材を強行しようとする。ヘウォン(チュ・ジャヒョン)から来たメッセージカードを巡って再び言い争うソリョンとハン・ド。落書きの犯人はヘウォンではなかったが女性の可能性が高いと聞かされ疑念を抱くソリョン。一方ハン・ドは出前を装って事故を起こした建設会社に乗り込むがすぐに捕まり、デヨンとソリョンまで呼び出されてしまう。放送を自粛しろという相手に対して公正に取材を続けると宣言するデヨンの機転で窮地を切り抜ける。軽薄な行動を責めたソリョンは打開策として相手の弱点を掴むよう助言。

良心の呵責で自ら命を絶とうとしていた事故の当事者のもとを訪れたハン・ドらは企業の手抜き工事を告発するよう背中を押した。現場で居合わせたギホ(チュ・ジョンヒョク)と再び喧嘩したハン・ド。二人の様子を見たソリョンはなぜハン・ドを選んだのか理由を打ち明ける。ソンウクの事件を任せてリスクを回避できるのは正社員のハン・ドだったからだといい、彼女の魂胆を聞いてしまったハン・ドは腹を立て、今度は険悪な二人をギホが止める羽目に。20年前の倒壊事故に巻き込まれた幼稚園の送迎バスを運転していた女性を探していたハン・ド。しかし、その女性はソリョンの母親だった。驚くハン・ドに母親は産気づいた保育士を病院に連れて行くためにルートを変更して事故に巻き込まれ、事故で全員死んだことを自分が正直に話したせいで母親が自殺したと苦痛な表情を浮かべ、ジャーナリストになった理由を告げた。突然情報提供者が現れ、放送局に駆けつけたハン・ド。それは建設会社の運転手だった。同じチームのソンイ(パク・ソヨン)は母親が巻き込まれた事故で唯一生き残った胎児だった。彼女の頼みで建設会社会長への接近を手伝うと宣言したソリョン。離婚裁判から出てきた会長に突撃したソリョンはそのぞんざいな態度を撮影しただけでなく、陰で長官夫人の陰口を叩いていた証拠を本人の前で明かされ、会社の悪事は報道で世間に知られることとなった。正義を貫いたはずのトリガーチームだが、報道の波紋は思わぬ形で遺族に影響を及ぼし、ハン・ドらは正義の難しさを痛感することとなる。


トリガー© 2024 Disney and its related entities

■第6話「愛の夢」あらすじ

報道の影響で建設会社に家宅捜索が入った。言論仲裁委員会に呼ばれたソリョンらは、賄賂を受け取った運転手からの情報をそのまま報道したことについて責任を問われるが虚偽はないと強気に出るソリョンらは法で闘おうと提案し、企業の弱みをつつく。局に凱旋した二人だがホン作家が欠勤していることが気がかり。同じ頃、銃撃のPTSDに悩む女性教師ガヨンは脅迫の手紙を受け取り、不審者の気配に怯えて学校でも生活に支障をきたしていた。届いた手紙を持って警察に向かった彼女。しかし彼女が想定していた10年前に無期懲役を言い渡された人物からの手紙ではなかった。警察に相手にされずパニックを起こすもその場を立ち去ってしまうが、直後に怪しい男に襲われる。

落書きの犯人を探していたソリョンが連絡を受けた先にいたのはガヨンだった。彼女は10年前に起きた悲劇で支えてくれた旧知のホン作家に頼り、放送局を訪れた。10年前の事件を恐れるホン作家は通報すべきだとソリョンに不安を明かす。遅くまで残されて不満が募るハン・ドらだがホン作家からの初めての頼みで見させられたビデオでは10年前のガヨンの結婚式で起きたストーカーによる銃乱射事件の悪夢のような映像に言葉を失う。エリートの家系の被告ホソンは報道の力で無期懲役になったがどこか不安が残り、協力するかを巡って再び言い争いになりソリョンは一人で飛び出してしまう。一度は手を引こうとしたハン・ドはソリョンを驚かせながらも現場に現れ彼女に有益な助言を始める。証拠の防犯映像確保に難航するソリョンだがその間に向かいのアダルトグッズ店にやってきたハン・ドは見事に防犯映像を確保。ソリョンは彼が持っていた法人カードを訝しみながらも使い道を褒める。

ガヨンは過去を乗り越えて恋人と結婚を考えていたことが同じことが起こりそうだからと別れたことを打ち明け、ホン作家は世の中の不条理をソリョンにぶつける。そんな中、刑務所にいるはずのホソンが精神病院に入院するために刑が執行停止していたことを知ったガヨンは激しく動揺。被害者保護の杜撰さに憤りを覚えるが、ホソンは外出不可能で、防犯カメラの男とも一致しなかった。精神病院でも門前払いを受けたソリョンの前にガヨンの婚約者が現れ伝言を告げる。ガヨンを家に匿うことにしたソリョンとハン・ドはギホらからの連絡を受けて家に駆けつけるが、ソリョンの誕生日を祝うためのサプライズだった。奇しくもガヨンの一件でチームが集いつかの間の温かい時間を過ごした一同。会がお開きになった後、突然告白を始めたハン・ド。なんと彼がDr.トリガーだという。




■見どころ

工事現場の倒壊事故が発生する緊迫したエンディングで幕を閉じた先週の配信に続き第3話では建設大手企業の手抜きと、工期を早めるための下請け会社のずさんな管理などが描かれた。これまでの事件も含め本作で扱われる事件についてはモチーフがあるとされている。韓国では1994年の聖水大橋崩落事故、1995年の三豊百貨店崩壊事故、2022年の光州マンション外壁崩落事故など、杜撰な建築や工事計画で死傷者を出す事故が多数起きていて、今回の事故も2021年に光州で起き、車道を走っていたバスの乗客9名が死亡、8名が負傷した撤去建物の崩壊事故をモチーフにしたものと考察される。

これまで、キム・ヘス演じるソリョンが幼稚園児追悼のミサに顔を出したり、母親との不幸な別れをほのめかす回想シーンが登場したが、第3話では彼女の母親が幼稚園の送迎バスの運転手として働いていて、ある原因から既定のルートを変更したことで事故に巻き込まれ、一人生き残った罪悪感から自ら命を絶っていたことが
明らかになり、更にチームで働くソンイがその時のもう一人の生存者(保育士の胎内にいた赤ん坊)であることが明かされた。

続く第4話ではストーカーによる猟奇的な事件が取り上げられ、被告に対する法の甘さや、事後の被害者保護意識に関する問題提起が行われた。第3話で再び意見が割れて対立することが多くなっていったソリョンとハン・ドの凸凹コンビが再びコミカルなやり取りを繰り広げながらも協力していく様子や、殺伐とした事件を慌ただしく追いかけるチームがソリョンの誕生日を祝うために集まる温かいシーンが印象的だ。そして終盤ではハン・ドが自らDr.トリガーであることを突然告白。果たして彼の真意は一体…。ますます目が離せない展開で次週配信予定の第7−8話への期待が高まる。

「トリガー ニュースの裏側」はディズニープラス スターで1月15日(水)より独占配信開始。毎週2話ずつ、全12話が配信される予定。



YouTube「トリガー」本予告編

kandoratop【作品詳細】【「トリガー ニュースの裏側」を2倍楽しむ】