「三国志 秘密の皇帝」第22話:曹操に狙われた司馬家のピンチに劉平動く ネタバレあらすじ(全33話)

02月02日21時59分ドラマ
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BSP4Kで2月9日(日)、BSPでは13日(木、深夜)放送予定の第22話、司馬懿(しばい)を守るため、曹操(そうそう)と取引をする劉平(りゅうへい)。その代償は危険な遠征と伏寿(ふくじゅ)との離婚・・・?第22話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



■第22話見どころ

司馬家に兵を送り込んだ曹操に、恩赦を求めるため劉平が宿敵・曹操と対峙。官渡の戦いで許都を出てから皇帝として逞しくなった劉平が、圧倒的な存在感で威圧する曹操に引けを取らないやり取りを繰り広げる。また、恩赦を受けた司馬懿は曹操に仕えるよう唐瑛と共に許都へ連れ戻されることに。司馬懿、曹丕(そうひ)、楊修(ようしゅう)らが許都に集結し腹の探り合いを繰り広げる中、劉平は曹操と共に烏丸討伐へ。さらに曹操が娘・曹節と劉平の婚姻を要求してくる急展開。攻めの姿勢を崩さない曹操と、それに対抗する劉平の立ち回りに注目です。



■豆知識:曹丕の誘いを古典の引用で断る司馬懿

烏丸討伐の出陣前日、曹丕が自分の仲間に司馬懿を誘うが、司馬懿は「我が心、石にあらず。転がすべからず」といってきっぱり断っている。これは、『詩経国風』の邶風篇「柏船」からの引用で「私にとっては、王朝などどうでもいい。己に従い生きるのみ。私の心は石ではないから、容易に転がすことはできない。」という意味。つまり、曹操側にはつかない姿勢をはっきり見せたかたちなる。

司馬懿の咄嗟の回答が、「我が心、石にあらず。」と強い意思を見せ、一片の迷いもなく曹丕のアプローチを拒否した司馬懿だが、史実では曹丕の「四友」として知られている。曹丕は司馬懿、陳羣(ちんぐん)・呉質(ごしつ)・朱鑠(しゅしゃく)を重要なポストに置き寵愛したと言われており、曹丕の良き相談相手、そして友人でもあったのかもしれない。果たしてドラマではどのように描かれることになるのか、物語も折り返しを迎え司馬懿と曹丕の関係性も注目したいところだ。



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■第22話ネタバレあらすじ

3年ぶりに参内した曹操は、劉平から「この中原を平定したいなら、司馬家を許してくれ」と頼まれる。 また、劉平は交換条件として、曹操が遠征に行っている間、自分が許都で事を起こすか不安だろうから、自分も遠征についてくと言い、苦楽を共にした皇后も連れていくという。曹操は大笑いしたが「いつから臣下のことを思い、皇后さまを慈しむようになったのですか」と睨みつけた。

劉平と別れ、部屋を後にした曹操は、郭嘉(かくか)に満寵(まんちょう)を呼び戻すよう指示。郭嘉はすでに曹操の名で赦免状を作成し、曹丕(そうひ)に送らせていた。一方、司馬家では、約束の夜明けをむかえていた。司馬懿は唐瑛に別れを告げ、楊修が皆殺しの号令を出そうとした時、曹丕が赦免状を持って現れた。曹丕は赦免状を皆の前で読み上げ「袁紹に内通した者は皆殺しの罪だが、司馬懿は大義をわきまえ、策を用いて官渡で陛下を助けた。司馬氏の罪を許す。司馬懿は曹操に仕えるよう命ず。これより直ちに許都へ向かえ」と言い、唐瑛には頭を下げ、唐王妃として都へ戻るよう伝えた。

司馬懿は楊修に「またしくじったな。お前は、父親をはじめ、皆から見放されてしまった。」と挑発したので、楊修は逆上し司馬懿の胸を剣で突き刺した。司馬懿は意識を失いその場に倒れ込み、目が覚めると「足に感覚がない」と唐瑛に言った。その後、唐瑛は王妃の衣服に着替え、司馬懿は車椅子に乗って許都を目指した。司馬懿は、郭嘉から鍼治療を受けるが、良くなる気配はない。楊修にからかわれながらも痛みに耐える司馬懿のもとに劉平が冷寿光をつれてやって来る。

足を鍼だらけにされ、苦痛に耐える司馬懿を見て、劉平はすぐに治療を中断させ、あとは冷寿光(れいじゅこう)に治療させると言って皆を追い出した。劉平は司馬懿たちを巻き込まないよう、曹操の遠征についていくと伝える。しばらくして郭嘉が唐瑛に新しい屋敷を用意したことを伝えにやってくる。郭嘉は曹操に芝司馬懿の足は治らないと報告する。すると曹操は、劉平が本当に味方になるなら誠意を見せて欲しいと言って、皇后を廃し、娘を娶ることを条件に出し、劉平に伝えるよう郭嘉に命じる。

郭嘉が皇帝夫婦の絆が固いことを説明していると、曹丕が跪いていると報告が入る。曹操が会いに行くと、曹丕はひれ伏し、司馬懿は智謀に長けた男で、天下を平定するために参謀にしたいと申し出ると、曹操は「司馬懿をやらぬわけではない。だが今はまだ、お前では乗りこなせぬ」と一蹴する。一方、温県では楊彪(ようひょう)が徐福(じょふく)を逃がし、郷里に帰ったら学問に励むよう告げて送り出した。徐福は全力で漢王朝と陛下のご恩に報いると言い残し去って行った。

曹操に子供扱いされて闇を深くする曹丕は、王越(おうえつ)から引き続き奥義の指導を受けていた。曹丕は王越に、劉平が曹操の遠征に密かに同行することを教え、仇討の絶好の機会だと耳打ちする。一方、唐瑛は護衛の目を盗んで司馬懿に会いに来る。足が悪いはずの司馬懿だが歩いて唐瑛に近づき、抱きしめた。

翌日、曹操の軍が出発した。劉平と伏寿は曹操を見送った後、馬車に乗って遠征に同行した。遠征軍は途中長雨に見舞われ、兵が陣幕を張ろうとすると劉平が手をかした。その姿にこれまでと違う皇帝の姿を見た曹操は、さらに疑心を深める。そんな時、付き添っていた曹操の娘・曹節が熱を出し、加えて兵士たちも長雨の影響で病気になっていった。軍は盧龍(ろりゅう)に駐屯することになったおり、劉平は曹節に鍼治療を施した。また、病の兵士も診て回り、皆から慕われ始める。その様子を目にした曹操は、劉平が別人でないかと疑いはじめる。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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