NHK大河「べらぼう」唐丸少年、突然の退場にカムバックを求める声が殺到 第5話ネタバレと第6話予告
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)2月2日(日)放送の第5話「蔦(つた)の唐丸因果の蔓(つる)」で唐丸(渡邉斗翔)に衝撃の展開。2月9日(日)放送の第6話[鱗(うろこ)が剥がれた『節用集』」鱗形屋(片岡愛之助)の怪しい行動に蔦重(横浜流星)が気づく。予告動画は番組公式ホームページで公開中。
大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。
第4話で蔦重が呉服屋と協力して錦絵を完成させるも、共同制作だった地本問屋の西村屋に手柄を横取りされて拗ねている間、2月2日(日)放送の第5話では、蔦屋に顔に傷のある男が現れ、唐丸につきまとっては金の無心にやって来る・・・というストーリーが展開した。
そして2月9日(日)放送の第6話では、蔦重が鱗形屋と共に面白い青本を作る計画を練る中、『節用集』の偽板を巡り、江戸市中でひと騒動が巻き起こる。
■蔦重の夢語りがフラグとなるか
初回で蔦重が火事の中救い、身寄りがなく、記憶を失っている様子だった唐丸。しかし、第5話ではタイトルが示すように、唐丸の過去を知る怪しい男が登場し、危機的状況に直面した。自分の過去をネタに脅された唐丸は、物語終盤では銭箱を持って逃げ、男と一緒に川に飛び込む衝撃展開を迎えた。視聴者から「唐丸どうなっちゃうの?」「ここで退場?」「何この悲しい回(泣)」など驚きの声が寄せられている。
唐丸が行方不明になり、落ち込む蔦重だが、いつか帰ってくることを信じ「俺はあいつを謎の絵師として売り出す。最初は『(鈴木)春信』そっくりの絵を描かせて『今春信』をやって・・・」と涙ながら語った。最後はお稲荷さんに「どうか俺にあいつとの約束を守らせてくれ!頼んだぜ!」と笑顔を見せた蔦重。“謎の絵師”というフレーズから、再び「唐丸はどの絵師になるか」考察がネット上でヒートアップ。
「出自がわかってないというなら北斎かな」「もう写楽じゃない?」というコメントと共に、「唐丸ちゃんと蔦重の涙の再会に期待」「唐丸!ちゃんと絵師になって戻って来てね」という唐丸のカムバックを期待する声も寄せられている。唐丸を演じた渡邉斗翔は、「光る君へ」で道長の息子・巌君役で出演し、納蘇利(なそり)舞を披露し話題となった。次に唐丸が登場する時はどの役者が演じるのか、今後の展開にも期待したい。
■第5話ネタバレ
蔦重のもとに、鱗形屋から自分の店の抱えの「改」にならないかと文が届く。引き付けるか考えあぐねているところに、平賀源内(安田顕)がボロボロの姿で蔦屋に現れ、空腹を訴えてきたので、蔦重と次郎兵衛(中村蒼)はつるべ蕎麦に連れていき事情を聞くことに。
源内は秩父の鉱山で地元の人々を率いて鉄作りをしていたが、10年たっても金にならず、さらに作業中にけが人が出てしまった。出資者たちの怒りを買った源内は、相方の平秩東作を人質に取られ、源内が10日以内に千両返金しなければならなくなった。そこで源内は、鉄の精錬から炭へ商売替えを考え、炭を売りさばくために炭屋の株を手に入れたいと考えていた。
その後、源内は大文字屋の紹介で、本所にある炭屋を買い取る交渉を始める。大変な思いをしながら自分の発想で自由に生きる源内に刺激を受けた蔦重は、源内の紹介で、須原屋(里見浩太朗)という本屋を訪ねた。須原屋によると、本屋の株仲間に入っているのは漢籍などを取り扱う店で、鱗形屋のように錦絵や絵草子など取り扱う地本問屋に株はないという。株を買って地本問屋になることはないと知り落ち込む蔦重に、須原屋は、まずどこかの本屋に奉公に入るのが良いと勧めた。
次郎兵衛はお店の銭箱の金が減っていることに気づく。蔦重は「義兄さんが何か買ったんじゃないですかね。」と返したが、最近唐丸の態度に不自然なものを感じていた。その晩、床にはいる前、蔦重は唐丸に、鱗形屋の抱えの「改」になると語り、暖簾分けしてもらえたら、唐丸を当代一の絵師にする夢を語った。蔦重の話に喜ぶ唐丸だが、翌朝唐丸は店の銭箱と一緒に姿を消した。
蔦重が唐丸を必死に探している間、唐丸は顔に傷のある男と橋の上にいた。唐丸は、不意をついて男に飛び掛かり、冬の川に落ちた。男は唐丸の過去の秘密で唐丸を脅し、金を盗ませていたのだった。その頃、源内は田沼意次(渡辺謙)を訪ね、炭の販売を始める資金を求めた。商いが盛んになれば幕府の収入も増える。意次は源内に約束の金を用意することを約束し、源内はこの金で新しい事業を始めることができた。
蔦重が店へ戻ると、奉行所の同心がおり、駿河屋市右衛門(高橋克実)と次郎兵衛が対応している。盗人の一味と思われる男の水死体が発見され、胸には蔦屋の貸本が入っていた。蔦屋に盗みの手引きをする者がいたか疑われたので、市右衛門は蔦重にはこれ以上唐丸を探さないよう釘を刺した。唐丸はもう死んでいるかもしれないと涙を流す蔦重に、花の井は唐丸が親元に帰ったと語った。どうせ真実がわからないのなら、楽しい空想のほうがいい。前向きになった蔦重は、板元を目指し鱗形屋に「改」になると返事した。
■第6話あらすじ
蔦重は鱗形屋と新たな青本を作る計画を始める。そんな中、須原屋から『節用集』の偽板の話を聞き、その偽版を鱗形屋の息子が持っていた節用集と同じものであるらしいと気づく。出入りする中で、店の一室でこそこそと何かが摺られている様子もあったため、蔦重はある疑念を抱く。
NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、生田斗真、冨永愛、中村隼人、伊藤淳史、安達祐実、水野美紀、風間俊介、市原隼人、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第6話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
◇大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
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