「119エマージェンシーコール」外国語の通報に四苦八苦する清野菜名【第3話ネタバレ・4話予告】

10時10分ドラマ
©フジテレビ

2月3日にフジ月9「119エマージェンシーコール」の第3話が放送され、雪(清野菜名)は同僚の紗良(見上愛)ともわかり合うことができた。2月10日(月)21時に第4話を放送する。次は与呉心之介(一ノ瀬颯)の過去が判明する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「119エマージェンシーコール」とは
消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリーのドラマだ。その第3話が、一週遅れて2月3日に放送された。第1話では地震による中断、1月27日放送予定の第3話はフジテレビ記者会見の生放送延長の影響を受け中止となってしまうなど、放送が不規則になってしまっていたが、3日に第3話が無事に放送された。

■第3話ネタバレあらすじ

粕原雪(清野菜名)の同僚、新島紗良(見上愛)には、大学時代から交際している恋人がいた。紗良は恋人に海外転勤の話があることを知る。恋人は紗良の将来も考えてくれて、遠回しではあるが海外での仕事も勧める。紗良もかつては海外で働きたいと語っていた。心が揺れる。

雪は分譲住宅のチラシを見て、外観が同じような家が並ぶ住宅地からの通報で、住所以外に場所を特定する方法を考えていた。与呉心之介(一ノ瀬颯)や箕輪健介(前原滉)らは雪をもてはやすが紗良はなにかひっかかるものを感じる。

雪は、妊娠中の妻が動けないとの救急車要請という中国人男性の通報を受けた。通訳を介しても場所を特定できない。紗良は通訳が訳していない言葉を拾った。休憩時に雪は紗良に礼を言い、外国語の勉強法を聞くが、通訳を介して“いかに”情報を入れるかのほうが大切だと素っ気ない。

仕事後、雪は中国人男性が通報してきた中華街を見に行くことにするが、高千穂一葉(中村ゆり)が行きつけの店へ一緒に行こうと提案してきた。与呉や箕輪、兼下睦夫(瀬戸康史)も行くことになるが、紗良は誘いを断る。雪は通報場所の近くに、通訳が最初に訳した“ホテル”という言葉を気にしていた。そして近所を回っていると、そこに違法民泊の“ザ・ホテル”という名前を見つけた。

紗良は高千穂に「無駄な通報に付き合っている時間が長い人が多い」と訴え、業務を効率化しようという。そこに総務の田中悠(三浦獠太)がやってきて広報誌にインタビューを載せたいという。高千穂は他業種からの転職組である雪を勧める。紗良はちょっと残念そうだった。

紗良は生理痛が酷いのだが、その日は薬を切らしてしまい、体調が悪かった。そんな中で受けた一通の通報は、紗良が対処法を話しても「男に替われ」の一点張りで紗良に話を聞いてくれない。兼下が対応し、事なきをえたが、仕事に対してやる気がそがれた。高千穂は「辛い時は辛いといっていい」というが、紗良は自分は一人でちゃんとやっているからと言い張る。

夜勤明けの日、紗良がコンビニにゆくと偶然高千穂とあい、お茶をすることにした。なんで指令管制員を目指したのかを聞かれた紗良は父親が川崎の消防署員だったといい、コロナの時に父親が毎日出勤してゆく姿をみて「公務員がいなければこの国が終わる」と思って、志望したのだという。ただ、雪のように行動力があって、周りをまきこむような人の方が向いていると思い始めているとも話した。

紗良が休憩室で昼食をとっていると、堂島信一(佐藤浩市)がやってきて、姪の出産祝いの相談をされる。その会話の中で堂島は雑談して息抜きをすることの大切さや声に出して助けを求めることの必要性をさりげなく説いた。

休憩が終わって仕事にもどった。雪が受けたスペイン語の通報。通訳センターに依頼するが電話が繋がらない。紗良は少しならスペイン語が話せるのでと電話を替わる。しかし、場所の特定ができない。病名についてもなにか言っているのだが、知らない単語で紗良は困る。そんな中、兼下が“場所を聞き出す”ことに専念するようにいってどこかに行った。戻ってきた兼下は高千穂の許可をえてスマホを持ち込んでいて、通報者の話した言葉が“十二指腸潰瘍”だと訳した。急を要するため、紗良は通報者に「助けて」と日本語で叫ぶように指示する。すると一人の日本人女性が電話にでてくれた。電柱から場所を特定することができ、救急車を向かわせることができた。

仕事が終わり、高千穂、雪たちと紗良も一緒の食事にゆく。そこで、海外赴任が決まったと報告してきた恋人に「仕事は辞めたくないから話し合おう」と電話した。



3日放送の第3話は、いつも冷静な紗良(見上愛)の回

いつも“熱い”雪(清野菜名)とは真逆で、いつも冷静な紗良。同僚とのおしゃべりもせず、淡々と仕事をこなしているが、実は大学時代からの恋人もいて、両親は川崎の公務員、父親は消防署員だったことも判明した。語学も堪能な紗良がどうして指令管制員になったのかなどがわかる回となった。



おいしいところは堂島信一(佐藤浩市)がさらう

嘱託で働いている堂島だが、雪や雪の同僚が困っている時に“愛ある言葉”で、雪達の窮地を救う。出演シーンはそれほど多くないが、“おいしいところ”をとってゆくベテランとなっている。



「絶体助ける」は言ってはダメ?

2月10日に放送される第4話でフューチャーされるのは雪の同僚の与呉心之介(一ノ瀬颯)だ。与呉は3年前まで救急救命士として現場で活動していた過去があり、その時の「絶体助ける」という言葉がトラウマになっている。雪が口走る「絶体助ける」という言葉に反応してしまう。与呉にいったいどんな辛い過去があったのか?



雪の同僚役の見上愛が2026年度前期連続テレビ小説のヒロインに

朝ドラ第114作目となる「風、薫る」のヒロインの座を見上愛が見事に射貫いた。2人のトレインドナースをモチーフに描く、考え方もやり方もまるで違う2人の主人公のバディドラマで、もう一人のヒロインはオーディションで今後決定するという。



■第4話あらすじ

消防司令センターでは、粕原雪(清野菜名)、新島紗良(見上愛)、与呉心之介(一ノ瀬颯)、箕輪健介(前原滉)らが指令台で通報の対応に追われていた。インフルエンザなどで通報が劇的に増えていた。

そんな中、与呉は通報者に怪我人の救急処置を頼むが、通報者は処置ができず、与呉の言葉の荒さにクレームを入れる。また、指導医の峰元英隆(マキタスポーツ)が司令センターに入り、緊急を要することなのかに迷えば、峰元が判断することになる。

雪は高齢女性から夫の様子がおかしいと通報を受け、救急車を向かわせようとするが、断られてしまう。が、先ほどの高齢女性から再度通報が入った。雪は、「絶対に助ける!」と口走ってしまい、その言葉に与呉が固まる。実は、3年前まで救急救命士として現場で活動していた与呉は同じ言葉を口にしたことがあったのだ。



フジテレビ 2025年1月13日スタート。毎週月曜日21時放送「119エマージェンシーコール」。出演:清野菜名、瀬戸康史、見上愛、一ノ瀬颯、前原滉、酒井大成、三浦獠太、蓮佛美沙子、堀内敬子、遠山俊也、中村ゆり、佐藤浩市 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@drama119_cx」。

フジテレビ「119エマージェンシーコール」番組公式サイト

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