「春画恋愛物語」コ・アラ復帰作で19禁ロマンスの王女に…KARAスンヨンの大胆なラブシーンにも注目【第1−2話あらすじ】

02時00分ドラマ

U-NEXTで韓国ドラマ「春画恋愛物語」が2025年2月6日（木）より"U-NEXTオリジナル"として日本初・本国同時独占見放題配信された。李氏朝鮮時代をモチーフにした架空の王国を舞台に、人々が抱く「性」にまつわる情や欲、葛藤を描いた19禁ロマンス時代劇という興味を誘う主題だけでなく、コ・アラの5年ぶりのドラマ復帰作とあり注目の作品だ。

第1話と第2話では王の子であるファソン大君（キム・テク）が起こしたスキャンダルで生真面目な婚約者ジウォン（ハン・スンヨン）との関係が燃え上がり、奔放な性格の王女ファリ（コ・アラ）は幼い頃からの恋心が無惨に散り、婿を自分で選ぼうと決意した矢先に登城一のプレイボーイのファン（チャン・リュル）と急接近していく。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。

TVINGオリジナルシリーズの新ドラマ「春画恋愛物語」は、初恋に失敗した王女が都城一のプレイボーイと都城一の新郎候補の二人と恋愛模様を繰り広げる時代劇。

■キャスト

ファリ王女役：コ・アラ（Ara）
チェ・ファン役：チャン・リュル
イ・ジャンウォン役：カン・チャニ
キム・ミンホン役：ペ・ヨンギュ
世子スン役：ソン・ウヒョン
世子嬪インジョン役：イム・ファヨン
イ・ジウォン役：ハン・スンヨン
ファソン大君役：キム・テク
　ほか

■第1話「自由恋愛」あらすじ

現代。クリスマスを前に書店を訪れた青年（カン・チャニ）。探し求めていた絶版本を渡してくれたのは書店で働くボミ（コ・アラ）。彼女は密かに青年に気持ちを寄せていた。ある時、偶然手にした古書「春画恋愛物語」から物語は始まる。

ある時代、ファリ（コ・アラ）という王女が平凡に暮らしていた東方国に暮らす女性たちが夢中になっていたのがこの「春画恋愛物語」という官能小説だった。ファリが言い出した書画会に集まった娘たちはファリの想い人が養子の従兄にであることや、小説の主人公のモデルがファリなのではないかと噂に夢中。しかしファリの兄であるファソン大君（キム・テク）の婚約者ジウォン（ハン・スンヨン）は未だに求婚してこない大君に腹を立てていた。その頃ファリはというと、他の青年たちと一緒になって遊女ジニと二人きりになった大君が童貞を捨てられるのかどうか障子越しに鼻の下を伸ばしていた。一向に手を出そうとしない大君を見て、遊女を抱くか抱かないか彼女が賭けを持ちかけたせいで村は噂で持ちきりになり、婚約者であるジウォンの耳に届く。書画会にいた女性たちは一同に怒り立ち上がった。ジニが大君を押し倒しファリが鼻の下を伸ばす中、空気を壊したのは噂を聞いたジャンウォン（カン・チャニ）だった。そこへジウォン率いる怒れる女性たちが押しかけ現場は騒然。ファリも正体を見破られ、兄である大君ともども父王（パク・ウォンサン）から外出禁止を言い渡されてしまうが、お転婆なファリはそんなことは微塵も気にしていなかった。

奔放なファリに悩まされる世子スン（ソン・ウヒョン）もまた、世子嬪インジョンとの間に悩みを抱えていた。ファリとファソン大君の騒動は王政に反対する一派にとっては絶好のチャンスだったが王はそれよりも先に問題を解決すべく、大君の婚姻と、ファリの婿探しを宣言。大喜びで愛するジウォンのもとに向かった大君は騒動では何もなかったと謝るが、ジウォンは求婚する気もないのかと怒る。破談の危機を迎えた二人だが、身分の高い大君がひざまずいて謝り続ける。

婿探しの話を聞いたファリは婚姻したい相手がいると爆弾発言。それは噂の通り従兄のチェジュン（ソンジュン/特別出演）だった。本気の彼女をよそに怒り心頭の王は猛反対。血は繋がっていないが近親者同士の色恋沙汰の噂は瞬く間に広がるが、当のチェジュンはその気がないと一蹴。それを聞いたファリは大粒の涙を流した。落ち込むファリを励ましたのは王家の騒動を喜ぶ家柄の娘ファジン翁主（ト・ユンジン）だった。幼い頃の子ども同士の結婚の約束を思い出していたチェジュンだが、ファリが城を抜け出して気持ちを確かめに来たのを見て驚く。ファリは自分と結婚するつもりがないチェジュンを前にしても諦めきれず、すべてを捨てて駆け落ちを持ちかけるがチェジュンの心は掴めなかった。夜が更けても家の前で跪き続けた大君を人気のない小屋に連れて行ったジウォンは、夫となる大君に初夜を捧げると告げ、二人は肌を重ねる。

駆け落ちを覚悟して船着き場でチェジュンを待とうとしたファリだが、騒ぎを知った城の兵たちが彼女を探し始めた。一度は謎の男ファン（チャン・リュル）の助けで身を隠した彼女だが、スンが現れ、チェジュンが居場所を教えたのだと知る。幼い頃から育んできた恋が終わったと知り彼女は大声を上げて泣き崩れた。

■第2話「婿選び」あらすじ

ファリの失恋もまた都でたちまち噂となり、「春画恋愛物語」の続編が出ないのはやはり彼女がモデルだったからだろうと囁く女性たち。そこに１ヶ月ぶりに現れたファリはまるで失恋の痛手を感じさせない明るさで振る舞う。しかし実は傷が癒えていない彼女は美しい衣服を用意させて国で一番の美女に仕立てて欲しいと命じる。彼女は再びチェジュンの婚礼の日に乗り込んで自ら別れを告げるつもりだと言っていたが彼女が向かったのは慕っている叔母であるピョジン翁主（パク・ハソン/特別出演）の屋敷だった。

すっかり仲直りした大君とジウォン。彼女は大君の包み隠さぬ愛情表現に戸惑いながらも喜びを覚えていた。彼女の大胆なキスで火がついた大君は籠を止め、ここでも肌を重ね合う。戻ってきたファリが婿選びの最終候補から自分が直接伴侶を選ぶと言い出し頭を抱える王だが、本来正室になるはずだったキム淑嬪（パク・ソルミ）を差し置いて現在の正室である王妃（パク・ソニョン）と婚姻した若かりし日のことを指摘されると言葉が見つからなかった。ファリは母に本当は結婚したいのかも分からないが、知らない相手と結婚は避けたかったと胸の内を吐露。王妃は茶会に婿候補を集め、その中から自由に相手を決められるよう王を説得したという。しかしいざ茶会が開かれる時刻になると淑嬪の妨害で誰も茶会には現れなかった。唯一現れたのは船着き場にいた謎の男。ファリはてっきり駆け落ちのことを密告すると脅して金品をゆすりに来た悪人と誤解して彼を連れ出すが、彼は都一番の浮気者という噂の実業家チェ・ファンだった。婿になりたいという彼の申し出に困惑する。

王妃の茶会と同じタイミングで都でチャリティを行い、裏目を書こうとしたキム淑嬪だが、突然現れたファリと、茶会に誘ってくれた王妃の名で貧しい民に米を寄贈するというファンの前に面目が立たなくなってしまう。彼の行いを褒めた王は彼の頼みをひとつ聞く約束を交わす。その夜、ファンに呼び出されたファリは警戒するが呼び出された屋敷は色とりどりの提灯で飾り付けられていた。婿になりたいと言い出した時の彼の眼差しが恋とは違うと見抜いたファリだったが、彼の機知に富んだ切り返しに居心地の良さを感じて、心を開き始める。一方その頃、床入りを迎えたスンと世子嬪だが、終始表情は曇っていた。

王女でなければすぐに抱きしめて口づけを交わしたいと本心を告げたファンの言葉に、ファリは大胆に身を委ね、二人は口づけを交わすのだが…。

■見どころ

「性」を主題にした時代劇ロマンスという斬新さだけでも話題性が高い作品がいよいよ日本でも独占配信を開始した。タイトルにもある「春画」とは主に東アジア圏で古い時代に描かれた性行為を描写した風俗画のことを指すが、本作では挿絵とともに物語がついた官能小説のような扱いとなっており、都の女性たちに大人気の春画の物語に沿って登場人物たちのさまざまな「性」のあり方が描かれている。現実でもある人にとっては好奇心の対象であり、快楽を得るための行為であり、愛情表現であるが、一方でそれが男女の不和や嫉妬、人をも殺しかねない愛憎の元凶になる。また子を授かるために避けられない行為であるがゆえに、ある人にとってはいつしか負担になってしまう簡単には定義できない「性」がどのように描かれるのかに注目したい。

主題とともに話題になったのが、本来主役のファリ役を務める予定たったコ・アソンに代わり急遽ドラマに復帰することになったコ・アラ。KBS系ドラマ「ドドソソララソ」以来実に5年ぶりのドラマ主演となる。ファリ王女として登場する最初のシーンでは兄の「性」を覗き見ようと鼻の下を伸ばし、王女でありながら両親を悩ませるじゃじゃ馬っぷり、その反面恋に破れて大粒の涙をぼろぼろ流す姿は「応答せよ1994」で彼女が演じた主人公ナジョンを彷彿とさせ、彼女の役者としての魅力が少しも衰えていないことにファンは嬉しさを覚えるはずだ。

それだけでなく、KARAのスンヨンが愛する大君との情熱的なラブシーンを演じたり、「冬のソナタ」でチェリン役を演じたパク・ソルミが、意地悪な側室であるキム淑嬪を演じるなど、日本でも絶大な知名度を誇るキャストが登場。更に第1話ではソンジュン、第2話ではパク・ハソンがカメオ出演を果たし話題となった。
●“19禁時代劇”「春画恋愛物語」第1話・第2話にソンジュンとパク・ハソンが特別出演

物語の冒頭では現代でカン・チャニ演じる青年に恋するコ・アラの姿が描かれたが、果たして物語の中心となるファリ王女の時代の物語が現代にどうリンクしてくるのか、また「春画恋愛物語」は誰をモデルに誰が描いているのかも気になるところだ。
「春画恋愛物語」は毎週2話ずつ、全10話がTVINGで公開され、日本では韓国放送と同日となる2025年2月6日（木）よりU-NEXTで独占で、見放題配信される。