「三国志 秘密の皇帝」第23話:王朝の秘密に迫る郭嘉、劉平が窮地に立つ ネタバレあらすじ(全33話)

BSP4Kで2月16日(日)、BSPでは20日(木、深夜)放送予定の第23話、ついに漢王朝の秘密に迫る郭嘉(かくか)が、劉平(りゅうへい)を追求する。さらに再び王越(おうえつ)が劉平の命を狙い奇襲をかける。第23話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。
「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】
■キャスト
⇒メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
⇒押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
ほか
※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。
■第23話見どころ
劉平(りゅうへい)の前で、ついに漢王朝が隠した秘密に迫る郭嘉(かくか)が、10日以内に真相を暴くと明言。その間に劉平は司馬懿(しばい)の協力を仰ぐが、一方で曹丕(そうひ)は王越(おうえつ)を使い皇帝暗殺を企てる。皇后を廃し、劉平と曹節(そうせつ)との婚姻話が持ち上がる中、「私の皇后はあなただけ」と伏寿(ふくじゅ)を抱き寄せる劉平。これまで数多くの局面を2人で突破してきたが、今度は過去最大の難関に直面する。そして絶体絶命の2人の前に、再び王越が現れ劉平の命を狙うが・・・ラストの衝撃の展開が待っている。
■豆知識:幻の医書『青嚢(せいのう)書』が登場
瀕死の冷寿光が、“陛下に”と伏寿に託した医書『青嚢書』。冷寿光は、自分の師が記した医書だと説明しているが、この『青嚢書』は後漢末期に登場した天才医師・華佗が書いたものとして『三国志演義』に出て来る架空の書物だ。華佗は実在するが、この書物はフィクションで、そんな本がドラマに登場するのも面白い趣向となっている。
『三国志演義』では、頭痛に悩む曹操に頭を切開して治療することを提案した華佗が、暗殺者と疑われ投獄される。その時、自分の世話をしてくれた獄吏に託したものが、華佗が書いた医学書『青嚢書』だった。しかし獄吏が処罰されるのを恐れた妻が、焼き捨ててしまったので、華佗の技術は失伝してしまっているとされている。ドラマでは劉平が楊平時代から医学に興味を持ち、他にも宦官の冷寿光が郭嘉と同門だったという設定など、様々な場面で医学関連の話題が登場してきたが、ここでも架空の書物が出て来るのも、三国志ファンにとって興味深いシーンになったのではないだろうか。

■第23話ネタバレあらすじ
郭嘉は火事の日に皇帝が入れ変わったことを見抜いたが、劉平はしらを切る。郭嘉は「10日あげます。10日の間は陛下のために秘密を守ります。私は10日で証を探します。」と言い、曹節との婚姻について考えるよう告げる。劉平は伏寿に曹節との婚姻のことは教えなかったが、曹丕が伏寿の元を訪れ、このことを教えてしまう。「何があろうと皇后様をお守りします」と曹丕は言うが、伏寿の心境は複雑だった。曹節と共に負傷の兵士を見て回る劉平を目撃し、さらに曹操が娘に「お前のために天下一の婿を選ぼう」と言うので、伏寿は劉平を問い詰めたが、「私の皇后はあなただけです」と言って劉平は伏寿を抱きしめた。
その頃、賈詡(かく)の元に郭嘉から伝書鳩が届いた。郭嘉が漢王朝の秘密に迫ったことを知り、賈詡は「今の皇帝は霊帝の子で、先帝の双子の弟だ。傀儡なのか、それとも名君なのか。皇帝次第だ」と書いて送り返した。同じ頃、司馬懿(しばい)のもとにも劉平から助けを求める伝書鳩が届く。そこで司馬懿は盧毓(ろいく)を使って「皇帝が幽閉されている」と噂を広め、儒学生たちに「皇帝に会わせろ」と騒ぎを起こさせた。
そこに居合わせた荀彧(じゅんいく)が騒ぎを収めようとするが、儒学生たちは曹操が脅して連れていったのではないかと言い出す。また、皇帝のいない朝議の場では、孔融(こうゆう)が、曹操が皇帝を無理やり連れだしたと騒ぎを拡大。さらに、荀彧は、崔琰(さいえん)から明朗な荀彧に漢王朝を託したが、初心を忘れたのかと指摘されてしまう。
その頃、劉平は伏寿から許都に帰るようせかされるが、劉平は郭嘉に真実を話そうと考えていた。一方、冷寿光(れいじゅこう)が郭嘉の治療をしていると、賈詡から伝書鳩が届く。郭嘉は、賈詡が漢王朝の秘密を知りながら董卓、張繍、曹操と君主に仕え「漢に対する逆賊」という悪名を得ながら、実は漢王朝を守ろうとしていたことを知り驚く。曹操は、許都での騒動を知り、激怒するも、皇帝の遠征を知る者は数少なく、こうして波風立てる人物は予想できた。劉平は、陣の高台で郭嘉に会い、曹操が真相を知れば漢王朝を潰すだろうと言う。だが劉平は郭嘉の気持ちを聞くと黙ってしまう。一方、曹丕は王越の剣術を完全に習得する。そして、流行り病で警備が手薄であることを王越に告げ、皇帝暗殺を仕向ける。
その間、伏寿は冷寿光に自分が自害すれば、皇后を死においやったと曹操が非難される。そして葬儀のため劉平が許都に戻り、司馬懿と共に曹操と戦うだろうと話し、自分が死んだら劉平に漢王朝を守り続けるよう伝えて欲しいと頼んだ。冷寿光は慰めたが、伏寿は懐刀を手に会談が終わるのを待っていた。そこへ劉平が戻り、郭嘉が、この戦いに勝つまでは仕掛けないと約束したことを告げる。劉平と伏寿は、冷寿光を伴い、郭嘉をとりなしてくれた任紅昌(じんこうしょう)を訪ねると、曹丕の手引きで侵入した王越が劉平の襲いかかって来る。任紅昌が咄嗟にかばい、刺されてしまう。攻撃の手を緩めない王越に、冷寿光が目つぶしの薬を巻いたが、王越は冷寿光を蹴り飛ばし逃げてしまう。
王越が塀を乗り越えると、そこに曹丕が兵と共にいた。曹丕が自分を人質になるよう仕向け、王越も曹丕の首に剣を突き立てるが、曹丕は剣を抜き、王越を刺してしまう。王越は曹丕を連れたまま逃げ、血を吐きながら「我が剣術を、必ず後世に伝えてくれ」と言って息絶えた。劉平は任紅昌の止血を試みたが、血は止まらず、駆け付けた郭嘉の腕に抱かれながら任紅昌は息を引き取った。郭嘉は任紅昌を抱いたまませき込み、大量の血を吐く。その頃、王越に刺されていた冷寿光は、自分の余命が尽きる前に書斎で劉平に渡す医学書を探していた。伏寿が駆け寄り、血を流し倒れる冷寿光を抱き起こすと、冷寿光は血を吐きながら医学書を伏寿に託し亡くなった。
劉平と伏寿は、2人を埋葬し、必ず仇を討つと誓う。王越を手引きしたのは、王子服(おうしふく)の死の真相を知る者に違いないと推測する。劉平は「我らの近くにいる者」だと危険を感じるのだった。
愛する 任紅昌(じんこうしょう)を亡くし、さらに郭嘉は体調を崩していく。曹操の使いで様子を見に来た曹丕(そうひ)は、郭嘉に王越(おうえつ)から剣術を習っていることを見破られ動揺するが、郭嘉は曹操は目の前の火遊びを許さないだろうと忠告する。曹操への忠誠心を口にする郭嘉は吐血し、曹丕は殺したい衝動に駆られるが抑えた。
[原題]
三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国
【放送予定】
BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り
◇NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト
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