【最終回ネタバレ】「チェックイン漢陽」ハオナ四人衆、新旅閣で新たな旅立ち…チャンネルA最高記録を更新

02月10日09時09分ドラマ

9日放送されたChannel A土日ドラマ「チェックイン漢陽（ハニャン）」第16話（最終回）では、意外性のあるハッピーエンドで幕を閉じた。

最終回では、12年前のクーデターの真相が明らかになり、イ・ウノ（ペ・イニョク）、ホン・ドクス（キム・ジウン）、チョン・ジュナ（チョン・ゴンジュ）、コ・スラ（パク・ジェチャン）の4人がヨンチョンルを後にし、南海（ナメ）旅閣で新たな人生を歩み始める姿が描かれた。

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最終回の視聴率は全国4.2％、首都圏4％を記録し、自己最高視聴率を更新して有終の美を飾った。放送開始以来、視聴率は着実に上昇し、瞬間最高視聴率は5.3％に達した。また、この記録はチャンネルAの土日ドラマ史上最高の視聴率となり、大きな注目を集めた（ニールセン・コリア調べ）。⇒【2月9日視聴率TOP10】

「チェックイン漢陽（체크인 한양）」は、朝鮮最大の旅閣「龍天楼（龍天楼）」を舞台に、波乱万丈な成長ロマンスが繰り広げられる青春時代劇。【「チェックイン漢陽」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、キャスト紹介、時代背景などまとめている。

■キャスト
⇒【ハオナ四人衆】徹底紹介、【相関図と役柄一覧】
イ・ウン／イ・ウノ役：ペ・インヒョク/ペ・イニョク（王子ムヨン君）
ホン・ジェオン／ホン・ドクス役：キム・ジウン（男装の女性）
チョン・ジュナ役：チョン・ゴンジュ（龍天楼の後継者）
コ・スラ役：パク・ジェチャン（家門の復興を目指すMZ世代）
ほか

■第16話(最終回)ネタバレあらすじ

12年前の真相が明らかに
イ・ウノは12年前のクーデターの誤りを正すため、前面に立った。ソル・メファ（キム・ミンジョン）とともに宴を開いた彼は、大臣たちの前でヨンチョンルの真の主であるホン・ドクスを紹介し、自身が逆賊の息子であることを告白した。さらに、先王がクーデターによって暗殺された事実を明かし、チョン房主＝チョン・マクトン（キム・ウィソン）と父である現王イ・ヒョンウィ（ハン・ジェソク）の罪を暴露した。
チェックイン画像：ChannelA「체크인 한양」放送画面より
すでにソル・メファが新たなクーデターを画策していることを知っていたチョン房主は、先王の息子であるウンソン君（キム・ヒョンジン）を殺害し、情勢を覆そうとした。しかし、メファはウンソン君の身代わりとしてスラを立て、チョン房主が送った刺客からウンソン君を守り抜いた。

その後、ウンソン君側についた禁衛営が宴会場に突入し、王を守る軍勢と一触即発の対峙が起こった。しかし、ウノの説得により、父王が退き、戦いは回避された。続いて現れたジュナが、父チョン房主が持っていた帳簿をクーデターの証拠として提出し、すべての騒動が収束した。

それぞれの旅立ち
追い詰められたチョン房主は龍天楼に火を放ち、ドクスは彼に贖罪を促すが、最後まで反省しないまま別れを告げた。一方、義州商団の団主（コ・ドゥシム）は、クーデターを支援する見返りとして受け取るはずだった龍天楼が焼け落ちるのを見て諦め、義州へ向かった。ウンソン君は王位に就き、ウノに龍剣を見せ、自分がウノを陥れようとしていたことを打ち明け、叔父イ・ヒョウィを大切にすると約束し、歴史から財閥の影響を排除すると宣言した。

1年後、ウノ、ドクス、ジュナ、スラのハオナ四人衆は南海旅閣で新たな生活を始めていた。王族としての身分を捨てたウノ、もはや男装せず女性としての人生を歩むドクス、龍天楼の後継者としての特権と財産を捨てたジュナ、そして没落した商団の出身ながら南海旅閣の大閣主となったスラ。それぞれが過去と身分を超え、真の友情を育む姿が視聴者に温かい余韻を残した。

■見どころ・感想・考察

権力争いが絶えない時代の中で、友情と愛を守り抜いた彼らの完璧なハッピーエンドは、大きな余韻を残した本作。最終回では特に、ようやく"ホン・ジェオン"として生きるドクスの姿は、彼の過去を知る者の胸を打った。すべてを捨てたが、ひとりではなく、ふたりで喜びを分かち合う、ウノとドクスの美しいキスシーンは視聴者の心をときめかせ、深い感動を与えた。

気になっていた前回、管理部監チョ・スンリャン（チェ・ミンチョル）が、振り下ろした剣はチョン房主の横のサソリを刺していた。最終回、チョン房主が龍天楼に火を放つシーンで、賤民だった自分を両班ホン・ミンシク（チェ・ドクムン）が共同事業をしようと、対等に扱ったことが回想シーンで挟まれた。

チェックイン画像：ChannelA「체크인 한양」放送画面よりまた、エンディングでは、火傷を負ったチョン・マクドンが南海旅閣を訪れる姿がおまけ映像として公開され、視聴者の関心を引いた。彼の執念と、すべてを捨てて幸せに生きるハオナ四人衆との対比が、ドラマのメッセージを強く印象づけた。

脚本家のパク・ヒョンジンは、架空の旅閣「龍天楼」を舞台に、成長、政治闘争、ロマンスを緻密な構成で描き、ミョン・ヒョヌ監督の美しい映像美と相まって視聴者を引き込んだ。主演のペ・イニョク、キム・ジウンをはじめ、特別出演のキム・ミンジョン、キム・ウィソンら実力派俳優の熱演が、ドラマの完成度を高めた。

脚本・演出・演技が三位一体となった「チェックイン漢陽」は、権力と人間の欲望、そして真の幸福を描いた新感覚の時代劇だった。