8月28日、新シーズンのベルリンフィルライブはマーラー交響曲全曲演奏の第1夜

2010年08月27日11時36分音楽

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフィルハーモニーホールにおける公演のライブ配信「Digital Concert Hall」。2010-11年シーズンの幕開けとなる8月28日(日本時間)のライブは、マーラー交響曲の第1番とベートーヴェンの4番が演奏される。

ベルリンフィルとサイモン・ラトルによるこのコンサートは新シーズンの開幕を告げるだけではなく、グスタフ・マーラーの交響曲の全曲演奏という、意欲的な芸術プロジェクトの始まりを告げるものだ。今後1~2ヶ月に1回ずつのペースでマーラーの交響曲を演奏し、2011年中に全曲演奏を終える。このシリーズでオーケストラとその指揮者は、2010年7月7日の生誕150周年と、2011年5月18日の没後100周年という、マーラーの2つの記念日に敬意を表している。

サイモン・ラトルとベルリンフィルの関係にとって、マーラーの交響曲は特別な意味を持つ。1987年11月にラトルがベルリンフィルを初演したときにはマーラーの交響曲第6番を演奏したし、2002年9月の首席指揮者就任コンサートでは5番を演奏した。後者の録音はCD化され、国際的CDカタログで今日もなおベストセラーとなっている。英国のクラシック音楽誌『グラモフォン』はその録音を「ベスト6もしくは最高クラスの録音」と絶賛している。

マーラー交響曲完全演奏の目的のひとつは、この作曲家の音楽史上の位置づけを明確にすることである。シリーズでは、パーセルからシェーンベルグに至るまで他の著名な作曲家の作品と並べて演奏することで、マーラーの交響曲との関係が浮き彫りになることだろう。この日のコンサートでは、彼の第1番とベートーヴェンの第4交響曲が演奏される。これにより、それぞれの時代で考えうる最も先駆的な作曲技法を駆使しているこの2人の作曲家が、交響曲というジャンルにおいて、いかに独自の表現でその様式化に寄与したかを知ることができるだろう。

〈演奏〉指揮:サー・サイモン・ラトル

〈曲目〉・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調
    ・グスタフ・マーラー:交響曲第1番

ベルリン・フィル「Digital Concert Hall」
配信開始:8月28日(土)午前2時(日本時間)
視聴方法:公演ごとの視聴と年間通しチケットによる視聴がある。アーカイブの視聴も可能。
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