「三国志 秘密の皇帝」第24話:曹操の頼れる参謀・郭嘉がこの世を去る ネタバレあらすじ(全33話)
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BSP4Kで2月23日(日)、BSPでは27日(木、深夜)放送予定の第24話、曹操(そうそう)烏桓(うがん)奇襲を決行。一方で曹操が信頼する参謀・郭嘉に死期が迫る。第24話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。
「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】
■キャスト
⇒メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
⇒押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
ほか
※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。
■第24話見どころ
漢王朝の皇帝が入れ替わっている秘密に気付いた郭嘉だが、 病状が悪化。死を覚悟した郭嘉は望みを曹操の娘・曹節(そうせつ)に託す。これまで腹の探り合いをしながら敵対してきた劉平(りゅうへい)と郭嘉だが、いつしか2人の間に生まれた友情が、別れの際で語られるシーンは感動必至。一方、曹操の烏桓奇襲の裏で、手薄となる盧龍(ろりゅう)を鮮卑(せんぴ)が攻撃してくる最悪の事態に。郭嘉を失った劉平に再びピンチが訪れる。
■豆知識:死に際の郭嘉の言葉に劉平が感涙
死期が近づく中で、郭嘉が劉平のひれ伏し送った言葉。「白首新の如く、傾蓋故の如し」は、中国にあることわざで、人と人との関係は、共に過ごした時間に関係なく、道端で会った人でも意気投合すれば理解し合えるという意味。白首とは老人のことを指し、「白頭新の如し」とも言う。
これまで幾度となく対決してきた郭嘉と劉平だが、官渡の戦いで劉平が郭嘉の命を救ってから協力するようになった2人。劉平の敵、曹操の参謀である郭嘉だが、共に行動する中でいつしか友情が芽生えてきた。そんな中、死を目前にした郭嘉が姿勢を正し、敬意をこめてこの言葉を口にすると、劉平の涙は潤ませた。劉平が楊平であることを確信した郭嘉。皇帝として、友として劉平を認めたことが、このことわざに集約されているようで、印象的な別れのシーンが出来上がった。郭嘉亡きあと、曹操と劉平の関係はどうなっていくのか、後半戦も注目したい。
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■第24話ネタバレあらすじ
劉平が郭嘉の治療をしているところに曹操がやってきて、「2人だけで話したいことがある」と劉平と曹植を退室させた。伏寿は郭嘉が劉平の秘密を曹操に話すのではないかと心配するが、翌朝、曹操は軍隊を率いて烏桓討伐へ向かった。
劉平は任紅昌と冷寿光の墓前で、郭嘉に盧龍(ろりゅう)の守備が手薄になることを訊くと、郭嘉は自分がいる限り心配ないし、曹操の凱旋を迎えたいと告げる。そして、陛下と同じく曹操も国を統一し戦乱を終わらせたいのだと伝えた。その後も郭嘉の病状はさらに悪化していく。曹操の烏桓奇襲は、伏寿の父・伏完(ふかん)にも届く。楊修(ようしゅう)は伏完を訪ね、手薄な盧龍を鮮卑が奪い、曹操の退路を断つだろうと告げ、そうなれば曹操は孤立し敗戦すると予測する。伏完は皇帝夫妻を心配したが、楊修は漢王朝にも曹操にも興味はなく、ただ郭嘉と司馬懿に勝ちたいと話す。
死期が近づいていることを悟った郭嘉は、曹節(そうせつ)に2つの袋を渡した。1つは敵が攻めてきたら開けること、そしてもう1つは天下が別れる秘密が書いてあるから、曹操と劉平が決別したら、どうするか曹節が決めて欲しいと託した。そこへ劉平がやって来て、治療をするという。郭嘉は曹操と出会えたことは、自分にとって乱世の中で一筋の光だったと話す。そして、2人が天下を統一することを助けられないと口惜しそうに語った。劉平も、郭嘉と分かり合えたのに別れが迫っていることを残念に思った。そして郭嘉は劉平を帰らせ、残された時間で引き継ぐことを書き残し、兵士に託した。
一方、曹操は郭嘉の策通りに平岡の烏桓奇襲に成功し、柳の陥落まであと少しに迫っていた。そこへ、潘揚(はんよう)が曹操に襲いかかってくる。曹操を守ろうと、曹丕は王越直伝の剣術で潘揚に立ち向かう。それを見て、曹操は息子が王越に師事していたことを察する。潘揚が逃げた後、曹操は曹丕に剣術のことを問いただしたが、曹丕は官渡で王越と戦った時に盗んだ技だとはぐらかした。劉平と伏寿は、郭嘉を任紅昌の隣に葬った。そこへ、鮮卑が盧龍付近の民を虐殺していると知らせが入る。潘揚も、曹操軍から逃げる中で、鮮卑の虐殺に遭遇し、祖父を殺され泣きじゃくる少女を救う。
そこへ劉平と曹植がやってきて、劉平は潘揚に盧龍で休むことを提案する。鮮卑がこれほど早く攻めて来るとは、間諜がいるに違いなかった。曹植は曹操の援軍がくるまで守りぬけば良いと思っていたが、曹節が郭嘉から預かった袋を開けると、「盧龍が攻められても助けに戻るなと、曹司空に伝えた」と書かれてあった。曹植は劉平に許都に帰るよう提案したが、劉平は共に盧龍と民を守ると告げ、その様子を潘揚は天井から隠れてみていた。
そこへ、鮮卑の先鋒が攻めて来た知らせが入る。しかも戦術に長けた軻比能(かひのう)の部族が投石機を持って攻めて来た。石の代わりに捕虜の兵士を投石機に入れ、放り出すと、兵士は空を舞い墜落し息絶えた。3人目の兵士は、以前劉平が助けた若い兵士で、劉平に助けを求めたが、劉平は若い兵士を弓で射て、殺してしまう。鮮卑の将軍は劉平の腕前に感服して撤退。落ち込む劉平を伏寿が慰め、劉平は、盧龍の民は必ず守ると誓う。
一方、烏桓の本拠地・柳を目前にした曹操軍に、鮮卑が盧龍を攻撃している報告が入る。撤退が進軍か、意見が分かれる中、届けられた郭嘉からの手紙が届く。曹操は郭嘉の死を察して涙を流したが、そこには戻ってはいけないと書かれてあった。曹操がその忠告を無視して戻ろうとすると、曹丕が、郭嘉は盧龍を守る術を持っているはずだから、柳を攻めるべきだと進言。その言葉に曹操は、曹丕が一番自分に似た息子だと悟った。
その頃、盧龍では町を包囲した鮮卑が降伏を求めていた。曹植は援軍を求める知らせを曹操と許都に送りたかったが、守りが固く使者を送れない。そこで劉平は、潘揚を使うことにする。潘揚は使者から馬を奪って走り出し、囲みを突破することに成功する。そして許都に到着した潘揚は、荀彧(じゅんいく)に応援を要請する。しかし、曹操の虎符がない荀彧には軍を動かせなかった。困った潘揚は唐瑛を訪ねる。話を聞いた司馬懿は車椅子から立ち上がり、荀彧に平を出させるために動き出す。
[原題]
三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国
【放送予定】
BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り
◇NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト
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