NHK大河「べらぼう」“目が笑ってない”鶴屋役の風間俊介に視聴者ビクビク 第7話ネタバレ第8話予告

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)2月16日(日)放送の第7話「好機到来『籬(まがき)の花』」地本問屋の仲間入りをかけ、蔦重(横浜流星)が細見作りで底力見せる。2月23日(日)放送の第8話「逆襲の『金々先生』」花の井(小芝風花)改め瀬川が誕生。予告動画は番組公式ホームページで公開中。
大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。
2月16日放送の第7話では、鱗形屋(片岡愛之助)が偽板で捕まり、この好機を逃すまいと、蔦重は今より倍売れる細見を作ることを条件に地本問屋の仲間に加えてもらう約束をとりつけた。周囲の助けをかりながら、知恵を絞り、画期的な吉原細見で勝負に出る姿が描かれた。
特に風間俊介演じる鶴屋の存在が注目を集めた。蔦重を“吉原者”と蔑む地本問屋の中で、柔らかい物腰の鶴屋だが、蔦重が約束を取り付け話し合いの場から去ると、「蔦重の細見がさほど売れぬよう、よい細見を出すという手もありますよね」と西村屋(西村まさ彦)を対抗馬としてそれとなく誘導。SNSでは“いい人そうな笑顔なのに目が笑っていない”と視聴者を震えさせた。
そして2月23日(日)放送の第8話では、蔦重の幼馴染、花の井花魁が名跡瀬川を襲名する。新たな瀬川の客として、後に花の井を見受けする盲目の大富豪・烏山検校役で市原隼人が登場する。
■地本問屋役でベテラン声優集結
鶴屋や西村屋と並ぶ地本問屋たちを演じるキャストとして、岩戸屋源八役を中井和哉、村田屋治郎兵衛役を松田洋治、奥村屋源六役を関智一、松村屋弥兵衛役を高木渉が演じた。豪華ベテラン声優4人の名前がクレジットにあがると、SNSでは「一瞬アニメかと思った」と早くも視聴者から反響が。そして4人の共演シーンでは「ゾロ、アシタカ、スネ夫、高木刑事が勢揃い!」「豪華すぎる!」とコメントが寄せられた。
以前大河の出演経験がある関、松田、高木に加え、今回出演の声優陣の中でも注目を集めたのは、今回顔出し芝居が発披露となった、「ONE PICE」ゾロ役でお馴染みの中井。登場シーンは、蔦重の細見を、最後の最後に「100部くれ、100部!」と大量購入するというもの。普段見られない声優の演技に「ゾロが大量買い付けした!」「ゾロいた!」とネットは大いに盛り上がった。また、番組公式Xでは、4人の和気あいあいとしたフリートークや、声優“本気”のタイトルコールも聞けるので、こちらも合わせてお楽しみ頂きたい。
■第7話ネタバレ
蔦重は地本問屋の鶴屋を訪れ、西村屋ら旦那衆が集まる中、鱗形屋に代わり板元となり、吉原細見を出していきたい意向を伝える。鶴屋らと、今までの倍売れる細見を作れば、板元として仲間に入れてもらうことを約束した蔦重は、どうしたら倍売れるか知恵を絞る。蔦重は、製作費を節約して1冊の売値を半値にすることで、倍の数を本屋に仕入れてもらおうと考える。しかもそれは、より良い細見でなければ意味がない。
蔦重は、まず次郎兵衛(中村蒼)と「つるべ蕎麦」の半次郎(六平直政)の手を借りて、男たちがどんな細見を望んでいるかリサーチを開始。大見世の女郎だけでなく、庶民でも揚代が払える女郎屋を紹介して欲しいと声が上がる中、小野田新之助(井之脇海)からは、細見を懐にしまえるほどの薄さにすれば持ち歩きやすいと提案される。蔦重は、新之助の想い人、うつせみに1度会いに行ける金を払うことを条件に協力を仰ぐ。
細見を薄くするとなると、全ての情報をコンパクトに載せる必要があり、蔦重は地図のように、道を挟んで見世と女郎の名前が載るよう工夫を凝らす。そんな中、蔦重が親父衆に呼ばれて駿河屋へ行くと、西村屋と浅草の板元・小泉忠五郎(芹澤興人)が新たな吉原細見を作り、忠五郎が「改」を務めると聞かされる。しかも西村屋は、蔦重の細見を借り入れた女郎屋の女郎は、西村屋の評判シリーズ『雛形若菜』に載せないと脅してきた。
西村屋の目的は女郎からの入銀だ。親父衆から細見作りを諦めるよう言われた蔦重は、激怒。「女郎の血と涙がにじんだ金を預かるなら、女郎に客が群がるようにしてやりてぇじゃねえですか。」と叫び、吉原に自前の本屋を持てるよう共に戦って欲しいと頭を下げた。この一件は、松葉屋(正名僕蔵)の主人を通して女将のいね(水野美紀)と花の井に伝わり3人は知恵を絞る。
名跡襲名の際は細見がよく売れることから、花の井は瀬川の名跡を継ぐことを決意する。やっとの思いで細見を仕上げた蔦重は、売れるように九郎助稲荷に手を合わせていると、花の井が女郎の入れ替えがあったから吉原細見に載せて欲しいと言ってくる。花の井が差し出す書きつけには「花の井改め瀬川」とあった。突然の襲名に驚く蔦重だが、花の井の心意気に触れ、細見修正のため徹夜で仕上げた。
そして迎えた細見お披露目の時。西村屋が作った細見は美しい装丁で周囲から注目を集めていた。しかし蔦重の細見は、薄いが全ての情報が網羅され、西村屋が作った細見にはない「瀬川襲名」の情報も載っている。しかも従来の半値とあって、西村屋に勝ち目はなく、地本問屋たちはこぞって蔦重の細見を求めた。
■第8話あらすじ
蔦重の手掛けた瀬川の名を乗せた細見で、吉原には客でにぎわう。そんな中、瀬川の新たな客として、盲目の大富豪、烏山検校が現れる。そして奉行所から解放された鱗形屋(片岡愛之助)に新たな動きが・・・。
NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、生田斗真、冨永愛、中村隼人、伊藤淳史、安達祐実、水野美紀、風間俊介、市原隼人、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第8話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
◇大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
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