「三国志 秘密の皇帝」第25話:劉平と伏寿、蜜月も束の間、鮮卑の戦いへ ネタバレあらすじ(全33話)

02月23日21時59分ドラマ
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BSP4Kで3月2日(日)、BSPでは6日(木、深夜)放送予定の第25話、劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)鮮卑(せんぴ)との戦を前に2人だけで婚礼、そしてついに結ばれる。第25話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。




「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



■第25話見どころ

曹操(そうそう)の烏桓奇襲の裏で、盧龍(ろりゅう)を落とすべく鮮卑(せんぴ)が攻めてくる。死を覚悟した劉平と伏寿は、簡素な盃に赤い糸を結び2人だけの婚礼を挙げ、ついに結ばれる。やっと2人のラブラブな姿を堪能できたのも束の間、劉平は皇帝として鎧をまとい、兵士たちを鼓舞。そして司馬懿(しばい)が援軍を連れて来ることを信じ、劉平は曹植(そうしょく)と共に盧龍を守るため、鮮卑と熾烈な戦いを繰り広げる。



■豆知識:鮮卑の大将、軻比能(かひのう)

中国後漢末期から、鮮卑族の部族長として鮮卑をまとめ上げていた大将、軻比能(かひのう)。もともと、勢力のない種族の出身であった軻比能だが、勇敢で裁きが公平であったため、人々からの信頼を集め部族長まで上り詰めた大物だ。軻比能(かひのう)は財物を均等に配分し、私利を図ることがなかったことも人気を集める要因となった。

袁紹が河北を占領するようになると、中原の民たちが彼らのもとに身を寄せるようになり、逃げてきた人々から、鮮卑たちは武器の作り方、文字を少し学ぶようになったと言われている。ドラマの中では巨大な投石機で大きな石を投げ込み、劉平たちを苦戦さえていた鮮卑たちも、元々は逃げて来た漢民族の知恵からきたものだったのかもしれない。



■第25話ネタバレあらすじ

鮮卑に囲まれた盧龍の城壁内では、兵士たちが故郷に残してきた家族のことが心配な上、さらに郭嘉(かくか)が死んだという噂が広がり、士気が下がっていた。伏寿は虎符がないと、荀彧(じゅんいく)は援軍が動かせないことを危惧していたが、劉平は司馬懿が何とかしてくれるから安心するよう伏寿を安心させる。曹植は自分が囮になって、皇帝夫妻を逃がそうと提案してきて、劉平の制止を振り切り出て行ってしまう。曹節(そうせつ)も盧龍を守るため武装していると、伏寿が現れ、自分たちの仕事は裏で支えることだと諭す。

一方、許都では、荀彧と崔琰(さいえん)が曹操の虎符なしで兵を動かせないことに頭を抱えていたが、そこに潘揚(はんよう)と歩けないはずの司馬懿が現れる。司馬懿は偽物の虎符を取り出し、皇帝夫妻と曹操の家族の命がかかっているので、これで兵を動かそうと言う。はじめは渋い顔をしていた荀彧だが、司馬懿の提案を受け入れることに。さらに賈詡(かく)が馬を手配し、援軍を送る準備が勧められる。その頃、盧龍では伏寿の指示で曹節が職人に石に穴をあけた物を準備し、2人はその小石を12個糸で繋ぐ作業を始める。

翌朝、伏寿は曹節と徹夜で作った皇帝の冠と衣を手に、「人心が定まらない中、士気を保てるのは陛下だけ」劉平に告げる。劉平は伏寿の意図を汲み取り、皇帝の姿で兵士たちの前に姿を現した。「朕は皆を見捨てぬ。盧龍は北の地の守りの要だ。盧龍が落ちれば皆は命を失い、曹司空は前と後を敵に挟まれる・・・天下の存亡は我らにかかっている」と気合を入れた。兵士たちの士気は一気に高まるが、鮮卑も劉平の登場に「皇帝を得られる」と喜んだ。曹植は、自分が囮になることより劉平と戦うことを選択。曹操が官渡に行く前に贈ってくれた軽くて丈夫な鎧を劉平に渡した。

一方、許都では、司馬懿が唐瑛(とうえい)に別れを告げていた。そして司馬懿は、5000人の兵の前で、「今は仕える身でも、勝手戻れば英雄で将軍だ。死に行くのではない。素晴らしい将来を手に入れるのだ」と鼓舞する。そこに唐瑛が「唐王妃」として登場し、潘揚を道案内としてつけることを告げる。

戦いを前に、伏寿は夕飯を準備して劉平の帰りを待っていると、劉平が手作りの料理を作って部屋に入って来る。伏寿は劉平が、自分の作った料理を振舞う約束を果たそうとしていることを感じ、今日が最後かもしれないという思いが溢れる。劉平も伏寿と同じく、別れを惜しむように伏寿を見つめ、2人は夫婦として祝言の杯を交わし、ようやく結ばれた。

そして翌朝、鮮卑の攻撃が開始。投石機での攻撃に苦戦するものの、劉平は自ら指揮をとり、曹節はけが人の救護、伏寿は太鼓で兵士たちの士気を上げる。次第に鮮卑に攻め込まれる中、劉平は山の向こうに許都からの援軍を知らせる煙が上がるのを見た。曹植は敵の中央をついて援軍と合流しようと提案したが、劉平は左側を攻めると言い、馬に乗り走り出してしまう。劉平たちが鮮卑に囲まれてしまうが、後ろから来ていた司馬懿の兵たちがその外側をさらに囲み、鮮卑たちは撤退するしかなかった。

鮮卑の大将、軻比能(かひのう)を捕らえたいと考えていた劉平だったが、司馬懿が後ろに控えている潘揚が捕らえるだろうと言って安心させた。その頃、ようやく曹丕の援軍が到着し、鮮卑軍の中で闘う潘揚の姿を見つける。潘揚は王越の剣術を見破った男だったので、曹丕は部下に「父上を殺そうとした奴だ。隙を見て殺せ」と命じた。潘揚は援軍が到着し、敵が退いていくのを見た時、後ろから槍で疲れ、殺されてしまう。軻比能は殺され、副将らを捕らえる。一方、司馬懿は戦場で遺体となった潘揚を見つける。そこに曹丕がやって来て、言い訳するが、司馬懿は潘揚の死に疑問を持つ。

劉平は鮮卑の副将を尋問し、盧龍の守りが手薄であることをどうやって知ったのか問い詰めるが、黒幕はわからないままだった。死を覚悟していた鮮卑たちに、劉平は「帰らせるから、大将の弟に跡を継がせ、非道な事はしないと誓え」と命じ、漢と親交を結べば、野菜の種を分けることもできる、戦をするより多くのものを得られると諭した。皇帝の言葉に、副将は頭を下げ感謝をした。その様子を見ていた司馬懿は、優しさの中にも威厳を見せる劉平の成長に驚いた。

司馬懿は劉平と郭嘉の墓参りに行き、そこで劉平は戦を終わらせるためなら曹操と手を組んでもいいと話す。一方、司馬懿は、最近の不可解な出来事に疑問を投げかける。王越に襲われ、鮮卑が攻めてきて、潘揚が死んだ。劉平と曹操を殺そうとしている人物がいて、それは恐らく曹丕、曹植、楊修の中にいると推察する。しかし劉平は「曹丕はそんなことをしない」と否定するのだが・・・。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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