NHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」主人公・麦巻さとこ役は桜井ユキ 4月1日スタート

03月01日09時35分ドラマ
©NHK

水凪トリ原作によるドラマ「しあわせは食べて寝て待て」の麦巻さとこ役を桜井ユキ、美山鈴役を加賀まりこ、羽白司役を宮沢氷魚が担当することが発表され、4月1日より放送開始することが決定した。



ドラマ「しあわせは食べて寝て待て」の主人公、麦巻さとこは38歳の独身女性。週4回のパートで質素に暮らしながらも、人生はある日突然大きな転機を迎える。診断されたのは「一生付き合わなくてはならない」病気。それにより、会社を辞め、新たな住まいを探さなければならなくなる。

見つけたのは、築45年の古びた団地。家賃は月5万円。団地の隣に住む大家さん、美山鈴と出会い、さらに鈴の同居人で訳ありの料理番・羽白司と知り合う。そこでさとこは、薬膳を通じて体調を整える方法に出会うことになる。

薬膳は、旬の食材を使った、地味でありながらも身体に優しい食事。さとこは、食事を通じて心身のバランスを取り戻し、少しずつ日常を再建していく。団地の人々との温かな交流も、さとこの心に変化をもたらし、次第に自分なりの幸せを見つけていく。

この物語は、まるでお粥のように、じんわりと温かく心に染み込んでいく。原作を手掛けた水凪氏と、キャストの3人からもコメントが届き、放送開始日が4月1日と発表された。このドラマは、身体と心を癒し、日常の中にある小さな幸せを見つける大切さを教えてくれるだろう。

この度、麦巻さとこ役を桜井ユキ、美山鈴役を加賀まりこ、そして司約を宮沢氷魚が演じることが発表された。

【コメント】

●桜井ユキ(麦巻さとこ役)
今まさに撮影の日々を過ごしていますが、『しあわせは食べて寝て待て』この作品のタイトルを噛み締めるような素敵なシーンや言葉がたくさんあります。
私はこの作品を通して、たわいもない日常の愛おしさ、かけがえのなさを改めて再認識しています。
臆病になりながらも一歩一歩踏み出し、人との関わりを紡いでいく主人公のさとこが私は大好きです。
この作品に漂う柔らかな空気をスタッフ、キャストの皆様と一緒に大切に紡いでいきたいと思います。

●加賀まりこ(美山鈴役)
団地で暮らす鈴さんは豊かな人だ。
世間体に囚われず、誰に対しても優しい。80代を生きている私にとって、彼女の考え方、行動力、ひとつひとつがうらやましい。
お金なんかなくても、家族と一緒じゃなくても、鈴さんは愚痴らない。むしろ専業主婦だった頃より、生き生きと年齢の壁を越えて、たくましい。
生きたいように生きると、世間は厚かましい人間と白い目で見るが、鈴さんの厚かましさは、チャーミングで賢い。
演じていて、こんなに気持ちを高揚させてくれる役は初めてです。
鈴さんに怒られないよう、厚かましく、可愛く、画面の中で存在したいと思います。

●宮沢氷魚(羽白司役)
原作を初めて拝読した時から、この作品のほのぼのした世界観の虜になりました。日々生活をする中で、仕事や人間関係などのストレスや刺激物に身体と心が直面します。なかなか自分を労る時間を取れないのが現代の実情だと感じています。そんな中、この作品を通して「薬膳」で得られる健康について学ぶことができます。誰でも毎日の食事で気軽に実践できるので、楽しみながら「薬膳」に興味を持って頂ければ幸いです。

●水凪トリ(原作者)
原作は1話16ページで心のままに描いたような漫画です。なので連続ドラマにするには難しいと思いましたが、上手に組み立ててくださっていて、放送されるのを今から楽しみにしています。
雰囲気がぴったりの俳優さん方がどう演じてくださるのかはもちろん、薬膳のお料理や団地の様子も楽しみで。さとこのように健康に不安のある方々がご覧になって、少しでも気持ちが楽になるようなドラマになると良いと思っています。

NHK「しあわせは食べて寝て待て」サイト

ドラマ10 「しあわせは食べて寝て待て」
【放送予定】2025年4月1日(火)スタート〈全9話〉
 総合 毎週火曜 22:00~
[再放送]総合 毎週木曜24:35~(金曜 午前0:35~1:20)
【原作】水凪トリ「しあわせは食べて寝て待て」
【脚本】桑原亮子、ねじめ彩木
【音楽】中島ノブユキ
【出演】桜井ユキ、宮沢氷魚、加賀まりこ 他の皆さん
【演出】中野亮平、田中健二、内田貴史
【制作統括】小松昌代(NHKエンタープライズ)、渡邊悟(NHK)

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