「交渉の技術」イ・ジェフン、今度の交渉相手は日本…デッドラインをめぐり神経戦 第5話視聴率6.5%で2位

03月23日08時11分ドラマ
画像:YouTube|JTBC「협상의 기술」EP5予告より

22日放送されたJTBC土日ドラマ「交渉の技術」第5話では、ユン・ジュノ(イ・ジェフン)たちM&Aチームが静岡の自転車メーカーとの交渉のために日本の静岡へ出張するする姿が描かれた。あらすじと見どころを紹介(ネタバレあり)。JTBC Dramaチャンネルでは関連動画が多数公開中だ。

ニールセンコリアによると、キム・チャンワンをはじめ、日本の宮内ひとみ(旧:桜庭ななみ)、青木崇高らがゲスト出演したこの回の視聴率は、全国6.5%、首都圏6.4%を記録した。同日のミニシリーズで2位、同日の全番組でも4位と大健闘した。⇒【視聴率TOP10】一覧



「交渉の技術」は、M&A(企業買収・合併)を専門とする伝説の交渉人ユン・ジュノ(イ・ジェフン)と、巨大財閥サンイン・グループを取り巻く権力闘争を描く作品だ。11兆ウォン(約1兆2千億円)もの負債を抱えたサンイン・グループの未来を賭けた交渉戦が、緊迫感あふれる展開を予感させる。【「交渉の技術」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじや、制作発表会の様子やドラマの見どころ、関連動画、キャストの紹介などドラマを深掘りしていく。

ドラマ視聴の前に「どこよりも詳しい!キャスト・キャラ徹底紹介」を一読しておくと、より楽しめるはず。

■キャスト【相関図】
ユン・ジュノ役:イ・ジェフン
ソン・ジェシク役:ソン・ドンイル
オ・スニョン役:キム・デミョン
クァク・ミンジョン役:アン・ヒョンホ
チェ・ジンス役:チャ・ガンユン
 ほか

■第5話「デッドライン」ネタバレあらすじ
サンイン・グループがウィンド社の株式上場に失敗すれば経営が揺らぐと報じられ、株価は下落。株価が10万ウォンを下回ると、会長ソン・ジェシク(ソン・ドンイル)に代わりサモエル・ファンドが最大株主となるプットオプションが発動する可能性があった。

イ・ドンジュン常務(オ・マンソク)は、コロナ禍の特需を見落とし、自転車企業ウィンド社の成長を誤って判断したことを悔やむ。しかし、実際にウィンド社を買収したCFOハ・テス専務(チャン・ヒョンソン)は、ソン会長に上場の遅れをドンジュンの責任とし、今からでは遅いと主張する。

M&Aチームの会議で、スニョン(キム・デミョン)が「漢江には自転車が多いのに、なぜウィンド社の自転車は売れないのか」と疑問を投げかけると、ジュノ(イ・ジェフン)は「シェア自転車が多いため」と分析。スニョンは「国の事業にどうやって勝つんだ」と驚くが、ジュノは「勝つつもりはない」と意味深な笑みを浮かべた。

そこにソン会長が現れ、ジュノに解決策を求める。ジュノは「より良い自転車に乗りたくなる誘因策が必要です。これがあれば、高級自転車で勝負するハイエンド市場での成長が可能です」と提案し、「お前にできるのか?」というソン会長の問いに頷く。

ジュノはウィンド社の代表パク・レギョン(キム・チャンワン)に、自社の最下位モデルと他社のアルミニウム製自転車の価格差が100万ウォンあると指摘。「100万ウォン値下げすれば競争に勝ち、市場を広げられる」と提案する。しかし、パク代表は「価格調整は容易ではない」と難色を示す。ミンジョン(アン・ヒョンホ)は「市場拡大すれば大量生産が可能では?」と問う。ギアメーカー・日本のシミズが協力すれば可能だと分かり、M&Aチームは日本へ向かう。

ジュノは注文量10倍と引き換えに50%の値引きを求めるが、シミズは拒否。さらに、交渉相手のM&Aチームを観光に連れ回すよう、最年少社員ヒロセ・ハルカ(宮内ひとみ)に指示する。

「こうして時間を費やせば、デッドラインが迫り、最後にはシミズが提示する契約書にサインするしかなくなる」とジュノは分析。しかし、スニョンは「お互いのデッドラインを隠すことが重要で、シミズはまだ我々の帰国日を知らない」と安心していた。

しかし、ジンス(チャ・ガンユン)が「リムジンの予約が必要」と言うヒロセの言葉に反応し、うっかり帰国日を漏らしてしまう。

M&Aチームは、ヒロセが「最年少同士の共感」を抱くようにとの狙いでジンスを叱る演技をし、急いでミーティングを申し込む。しかし、サンインの切迫を察したシミズは「値引きは不可能だ」と断言。

スニョンは「価格調整の時間がないし、デッドラインもバレた」と焦るが、ジュノは「こちらのデッドラインは向こうのデッドラインでもある」と諦めなかった。

■第5話見どころ、感想など
今回の交渉はデッドライン、つまり期限がキーとなる。このデッドラインをめぐり神経戦が繰り広げられた。注目は、ホテルに向かうタクシーの中で、両社のマンネ(末っ子)のジンスとヒロセの会話だ。さりげないやり取りで、ジュノたちの帰国日を聞き出したヒロセはお見事。演じた宮内は、2022年の韓国のオムニバス映画『深夜怪談』に主演しているが、その韓国語のレベルの高さに驚いた。彼女は韓国語だけでなく中国語も中級レベルの実力の持ち主。富士山をバックの記念撮影、修善寺での足湯、そして懐石料理と完璧なアテンドをした。

また、ヒロセを通して、新人や女性社員の扱いや厳しい日本のビジネス事情なども描かれた。

果して次回、ジュノたちが望む契約に持ち込むことができるのか?次回は内藤誠一役を務める青木崇高にも注目したい。青木も人気韓国映画『犯罪都市 NO WAY OUT』に出演した経験を持つ。

JTBC土日ドラマ「交渉の技術」第6話は23日22時30分に(日)放送される。

JTBC「협상의 기술」HP

YouTube「JTBC Drama」チャンネル<협상의 기술>関連動画

kandoratop【作品詳細】【「交渉の技術」を2倍楽しむ】