【最終回ネタバレ】「善意の競争」第16話:ジェイ(イ・ヘリ)が本当に望んでいたものとは?

イ・ヘリ(Girl’s Day)×チョン・スビン共演の学園を舞台にした韓国ミステリースリラー「善意の競争」(原題:선의의 경쟁)の最終回は、ジェイ(イ・ヘリ)が海に投身するという衝撃な結末となる。ジェイは死んだのか?第16話(最終回)のあらすじと見どころを紹介する。(ネタバレ注意)
「善意の競争」は、殺伐とした受験戦争が繰り広げられる韓国上位1%の名門女子校に転校してきた児童養護施設育ちのスルギと、誰もが羨む完璧な生活を送る天才のジェイが出会ったことで、日本でいう大学入学共通テストの出題委員だったスルギの父の“謎の死”の真相に繋がる禁断の扉が開いていく、刺激に満ちた学園ミステリー。⇒【各話のあらすじ】
■キャスト
ユ・ジェイ役:イ・ヘリ(Girl’s Day)
ウ・スルギ役:チョン・スビン
チュ・イェリ役:カン・ヘウォン(元IZ*ONE)
チェ・ギョン役:オ・ウリ(Ouri)
ナム・ピョンジン役:チェ・ヨンジェ(GOT7)
■第16話(39分)(ネタバレ注意)
スルギは、ジェイが自分を守るために突き放したことを確信する。ジェイは「これ以上危険だから、もう関わらないで」とスルギに警告し、さらに「スルギは薬なしでも韓国大学に合格できる。中間考査の際に渡したのは、実はビタミン剤だった」と明かす。その後、スルギはビョンジン(ヨンジェ)に会い、継母ヒユン(カン・ジナ)の車の事故がテジュン(キム・テフン)の指示によるもので、タイヤを細工したのがビョンジンだったと聞く。そして、ビョンジンに儲け話を持ちかけ、テジュンを陥れる計画を手伝わせる。
大学修学能力試験(スヌン)の出題委員たちが集まる合宿所では、スルギが接触した委員が難問のメモを作成し、計画通りにケガをする。ケガを口実に救急車が合宿所へ乗り込み、テジュンが難問のメモ入りのカプセルを受け取る。しかし、救急車にはスルギたちが乗り込んでいた。テジュンのポケットからカプセルを取り出したとき、ジェイが現れる。するとスルギは突然カプセルを飲み込む。驚いたジェイは「ごめん」と呟き、スルギに注射を打って眠らせる。スルギは手術室に運ばれるが、テジュンは手術を拒否。代わりにジェイが自らメスを握り、カプセルを取り出す。手術室の外には、メモを欲しがる受験生の親たちが群がっていた。
その後、テジュンからもう一つのメモを受け取ったジェイは、スヌンで唯一の満点を取る。そして、姉ジェナ(チュ・イェジン)の元へ向かい、姉にライフジャケットを着せて二人で海に飛び込む。この様子はネットで生配信された。同じ頃、テジュンは「スヌン満点の父親」としてニュース番組に出演中だった。しかし、ジェイの投身が速報で報じられ、スタジオが騒然とする。
ジェイの計画を知らなかったスルギたちは、急いで現場に駆けつける。捜索隊によって発見されたのは、姉ジェナだった。スルギは必死でジェイを捜すが見つからない。しかし、ジェイは父テジュンの「スヌン問題流出とドヒョク殺害」に関する証拠を残していた。テジュンは逮捕され、カメラに向かって「遺体が見つかるまで捜す」と言い放つ。その後、水死体が見つかり、テジュンが確認を求められるが、彼は首を横に振る。
イェリ(カン・ヘウォン)は食堂でアルバイトをしながら今後について考え、ギョン(オ・ウリ)は法科大学に進学。スルギは薬を断ち、再びスヌンに挑むため勉強を続けていた。そんなある夜、玄関にプレゼントと写真が置かれていた。「ジェイは生きている…」スルギはそう確信する。
■感想・まとめ
「善意の競争」は、学園を舞台にしたミステリーとスリラーが融合した作品で、受験競争の闇や権力の腐敗を鋭く描いている。スルギとジェイの関係は、友情と裏切りが交錯し、先の読めない心理戦が展開されるのが見どころ。特に、ジェイの計画とラストの展開は衝撃的で、視聴者に余韻を残す。ジェイが望んでいたのは父テジュンからの束縛だったのか?ヘリが時計を見ながら何度も潜水の練習を繰り返していた意味が最後に分かった。
本作は修能試験を巡る汚職や競争社会の過酷さをリアルに描き、社会問題ともリンクする秀逸な作品であり、ミステリーとしての面白さだけでなく、考えさせられるテーマを多く含んだ秀逸な作品だった。
「善意の競争」(全16話)は、ABEMAをはじめ、U-NEXT、Hulu、FODなどで配信中だ。
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