スズキ、小型乗用車「スイフト」を全面改良し発売、動画で紹介

スズキは、小型乗用車「スイフト」(124万4250円~165万3750円)を全面改良し、8月26日に発表、9月18日から発売する。
同車は、世界に通用するコンパクトカーをめざして開発を行い、2004年11月に日本で発売を開始して以来、日本・欧州・インド・中国など世界8拠点で生産される同車の世界戦略を担う小型乗用車。
世界で高く評価されたしっかりしたハンドリングと高い走行性能、個性的でスポーティーなデザイン、取り回しのしやすいコンパクトなサイズ、使い勝手の良さなど好評を博し、これまでに世界124か国で累計約180万台を販売している。
新型は、ボディー骨格に高張力鋼板を積極的に使用し、骨格構造を最適化することで約10kgの軽量化(2WD・CVT車)と車体ねじり剛性の向上を両立。
また、ホイールベースを40mm拡大するとともにトレッドを拡大し直進安定性と旋回性を向上、軽量化と高剛性化により高い走行性能と燃費向上の両立を実現した。
フロントサスペンションにはマクファーソンストラット式、リヤにはトーションビーム式を採用し、トーションビームは断面を二重構造とすることでスタビライザーと一体化し軽量化した。
また、ステアリング操作量に応じてタイヤの切れ角を変化させる可変ギヤレシオステアリングを採用。
「XS」の2WD車、全4WD車にはフロントに大径15インチベンチレーテッドディスク、リヤにも15インチディスクブレーキを採用、全車にブレーキ・オーバーライド・システムを採用した。
エンジンは、吸排気VVTの採用により、低・中速域の燃費向上を図りながら、全域をリニアなトルク特性としたことで力強い加速を実現。
CVTは、ロー/ハイ2段を持つ副変速機構付の新CVTを搭載。発進から高速走行まで、エンジン効率の良い走行を可能とし、キビキビとした走りと燃費の向上を両立させた。
XSにダイレクト感と素早いギヤ操作が可能なパドルシフト付7速マニュアルモードを採用、5MT車に軽く正確なシフト操作が可能なシフトアシスト機構を追加、CVT車に燃費効率が良い運転状態になると点灯するエコドライブインジケーターを採用した。
デザインは、フロントデザインにU字モチーフを採用することで量感あふれる力強さを表現。フロントウインドーからサイドウインドーまで連続的で一体感のあるデザインとした。
また、存在感のある縦長の大型ヘッドランプ、躍動感のあるショルダーラインから連続したデザインのリヤコンビネーションランプを採用するととにも、力強く張り出した前後フェンダーと足元を引き締める大径ホイールを採用した。
ボディカラーは、新色の赤(アブレイズレッドパール2)、青(ブーストブルーパールメタリック)、薄緑(スモーキーグリーンメタリック2)の3色を含む全6色を用意した。
インテリアは、ブラック内装とシルバー色加飾のコントラストが精悍でスポーティーさを演出。
メーター内に運転に必要な情報が読み取りやすいマルチインフォメーションディスプレイを採用し、操作性に優れたシフトレバーやスイッチ類の配置とした。
XSと「XL」には、本革巻ステアリングとステアリングスイッチを採用した。
また、全車にキーレスプッシュスタートシステムを標準装備、ディスチャージヘッドランプ装着車にオートライトシステムを標準設定した。
外気温、シフトポジション、オドメーターに加え、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離、トリップメーターを切り替え表示するマルチインフォメーションディスプレイも採用した。
上下40mmのチルト機構に加え、前後36mmの調整を可能とするテレスコピックステアリングも全車に採用、XSに約45~100km/hの間で設定が可能なクルーズコントロールを採用した。
さらに、上方38mm・下方20mmの調整量を持つフロントシートリフターを採用し、シートスライドは24段階の調節ができ、最適な運転姿勢を取りやすいようにした。
スペシャルサイトでは、同車の魅力をプロモーションムービーで見ることができる。また、開発者インタビューも、映像を交えて公開されている。
プロモーションムービーは、オープニング、コンセプト、車両開発、デザイン、安全性能で構成されており、見ごたえがある。
開発者インタビューは、開発コンセプト、新開発プラットフォーム、低燃費・環境性能、走行性能、エクステリア、インテリア、メッセージと多岐にわたっており、聴きどころ満載。
スズキ「スイフト」スペシャルサイト