NHK大河「べらぼう」瀬川(小芝風花)幸せ絶頂から衝撃展開にネット衝撃 第14話ネタバレ第15話予告

09時06分ドラマ
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NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)4月6日(日)放送の第14話「蔦重瀬川夫婦道中」では瀬川が蔦樹との幸せを目前に驚きの決断をしてネットに衝撃走る。4月13日(日)放送の第15話「死を呼ぶ手袋」ではついに蔦重が独立へ。予告動画は番組公式ホームページで公開中。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。

4月6日放送の第14話では、いよいよ本屋として独立しようとする蔦重が、駿河屋(高橋克実)ら忘八たちに相談。百人一首の歌にかけた粋な応酬が話題となった。一方で、幕府による取り締まりで、鳥山検校(市原隼人)と瀬川は捕らえられ、瀬以は検校と離縁、蔦重と所帯を持つ流れに。手を握りながらお布団でゴロゴロする2人。やっと結ばれた蔦重と瀬川だったが、幸せの時も束の間、瀬川は手紙を残し蔦重の元を去るというラストが待っていた。

瀬川は鳥山検校に恨みを持つ武家の娘から斬りつけられたことがきっかけで、曰くつきの女である自分が蔦重のお荷物になりたくないと別れを決断。涙ながら文をしたため、蔦重の元を去った。幸せ絶頂の2人のシーンからの落差にネットでは「つらい結末!」「愛する人の邪魔になりたくないなんて純愛すぎる」と話題を集めた。

そして4月13日(日)放送の第15話では、蔦重が本屋として独立。本作りを通じて吉原を盛り上げる姿が描かれる。そんな中、江戸では将軍家にまつわる事件が発生。田沼意次(渡辺謙)が暗殺計画を企てた罪を着せられてしまう。事件の真相を巡り田沼意次と松平武元(石坂浩二)の緊迫した駆け引きに注目したい。

■小芝風花が聡明な瀬川を好演
やっと蔦重と結ばれたが、蔦重の未来を思って自ら身を引いた瀬川。聡明で、正義感があり、色っぽい花魁・瀬川を演じた小芝風花に視聴者から「小芝風花ちゃんの瀬以が好きだった」「演技力がすごい!」「愛や別れのシーンは心に響きまくった」など反響が寄せられた。

これまでは、「フェルマーの料理」(2023年、TBS)や「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」(2024年、日本テレビ)など、今までは明るく活発で、苦境に負けないヒロイン役が多かった小芝。しかし今回、蔦重との恋を大事にしながら、色を売る花魁を見事に演じ切った。

鳥山検校と離縁し、蔦重とお布団の中で夢を語るシーンでは、幸せをかみしめながら演じていたという小芝。「でもすっごい短いの!幸せの時が!(笑)」と幸せいっぱいのシーンは2つしかなかったと撮影を振り返った。蔦重からもらった本を横に置きながら、別れの手紙を書くシーンは涙が止まらないぐらい苦しかったと語り、全身全霊で瀬川を演じていたことを明かしている。

■第14話ネタバレ
座頭金を巡り、幕府の取り締まりが始まった。鳥山検校と瀬川は奉行所に連れて行かれ、そこに居合わせた蔦重も仲間だと勘違いされて一緒に捕まる羽目になる。牢屋で蔦重は瀬川が吉原に大金を渡していたことで、座頭金の関与を疑われと聞き、「心づけを頼んだのは自分で、瀬川は関係ない」と訴えるが、その後、身元確認を終えた蔦重は釈放される。その頃、吉原にも奉行所の手入れが入り、吉原の親父たちは蔦重に、しばらくおとなしくしているよう念を押すのだった。

やがて、鳥山検校は入牢が決まり、捜査が終わる間、瀬川は一時的に松葉屋の寮に預かられることになる。その頃、蔦重は大文字屋(伊藤淳史)の「男たるもの者は一国一城の主となってこそ、だろ」と助言され、本屋を構えることを決意。瀬川に会いに行き、一緒に本屋をやろうと誘う。突然の話に驚く瀬川だったが、2人は本作りの夢を語り合い、明るい未来を考え始める。

そんな中、松葉屋に身を寄せる女郎・松崎が、瀬川に斬りつける事件が起こる。松崎は、両親が座頭金の返済が難しくなり、自分が吉原に売られた過去を持っていた。鳥山の妻である瀬川に強い憎しみを抱き、襲いかかり、瀬川は手と頬に傷を負う。しかし、瀬川も吉原に来たのは、武家からの厳しい取り立てのせいで、自分も吉原に売られてきた過去がある。瀬川は「巡る因果は恨みじゃなくて恩がいいよ」と松崎に告げるが、自分が人に恨みを持たれる存在であることを思い知る。

その頃、神田に屋敷を構えようとしていた大文字屋が、町名主から「吉原者には土地を売るべきではない」と契約が取り消されてしまう。さらに奉行所から、今後吉原は見附内の土地は買わないと命じられる。一方、鳥山に裁きが下され、瀬川は鳥山との離縁を命じられる。鳥山からも、瀬川の面倒を見るのは控えたいといおう申出があったが、これは蔦重を思う瀬川の願いを叶えたい気持ちからだった。瀬川は鳥山への感謝を胸に離縁を受け入れた。

晴れて自由の身となった瀬川は蔦重の元へ。蔦重は喜びのあまり、人目を気にせず瀬川を抱きしめ、2人はついに結ばれる。夢を語り合う2人だったが、年が明けて、蔦重が松葉屋へ行くと瀬川の姿はなく、寮の管理人・はつ(長野里美)から瀬川からの手紙を受け取る。そこには、吉原が苦境に立たされる中、自分のような曰く付きの者がいては足手まといになり、蔦重と描いた吉原の未来にはつながらないと綴られていた。

そして、蔦重を思う気持ちのおかげで、女郎の闇に落ちなかったこと、蔦重には夢を現実にするために歩んで欲しいと願いが込められていた。瀬川の決断に言葉を失う蔦重。江戸の町を探しても瀬川を見つけることはできなかった。

■第15話あらすじ
蔦重は独立して自分の店「耕書堂」を構える。そんな時、市中で様子のおかしい平賀源内(安田顕)に出会う。一方、鷹狩をしていた家基(奥智哉)が突然倒れる。後継者暗殺を巡り、田沼意次と松平武元が捜査に乗り出す。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、生田斗真、冨永愛、中村隼人、伊藤淳史、安達祐実、水野美紀、風間俊介、市原隼人、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第15話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト

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