「特捜9 final season」中越典子、遠藤久美子ら特捜班のプライベートも垣間見れた【第1話ネタバレ】

2025年4月9日に「特捜9 final season」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)第1話が放送され 結婚詐欺士を殺したのは警察への通報者だったことが浅輪直樹(井ノ原快彦)たちの捜査でわかった。直樹と妻・倫子(中越典子)、青柳(吹越満)と妙子(遠藤久美子)の心温まるシーンも登場した。第1話のネタバレと見どころを紹介。4月16日に第2話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「特捜9」とは
「特捜9 final season」は井ノ原快彦演じる特捜班の班長・浅輪直樹を中心に、特捜班メンバーがそれぞれの方針で捜査をして真実に迫る。背後に潜むさまざまな人間ドラマとそれらに全力で向き合う刑事たちの姿を1話完結形式で描くドラマだ。その最終シーズンとなる「特捜9 final season」の第1話が4月9日に放送された。⇒【全話あらすじ】
■第1話ネタバレあらすじ
浅輪直樹(井ノ原快彦)は、管理職研修中の特命捜査6係の係長・近藤由紀夫(駿河太郎)と出会う。人なつっこく微笑みかける直樹に対して、近藤はどこか冷たい態度だ。
そんな中、直樹をはじめ、村瀬志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、高尾由真(深川麻衣)らの電話が一斉に鳴る。観覧車のある公園のベンチで、胸に折れた薔薇の花束を抱いた女性の刺殺体が見つかったのだ。所持品のスマホの着信履歴やメッセージアプリなどから4人の怪しい人物が浮かび上がった。ガールズバー店長・元、生活保護を受ける中年女性・赤尾宏実、イベントガチャの女性・玲、熟年男性・中園高史の4人だ。志保たちは尾行をする。すると元と宏美、玲と高史がそれぞれ親子であることがわかった。
直樹は、少し前に被害者と接触があったという男の事情聴取に立ち会うが、その人物は、なんと今朝会った刑事・近藤だった。直樹とは真逆で普段から駒としてしか接してこなかった部下からの信頼は薄く、誰一人として近藤をかばう人物はいない。直樹は、おととい被害者と食事をし、自宅前まで送ったと語る近藤に、彼女の家まで案内してもらう。やがて、直樹と近藤は2人で被害者の自宅の部屋を訪ねる。
さらなる捜査で宏美と高史は離婚した元夫婦だとわかり、元、玲も含めた家族だとわかった。しかし、もう一人家族がいた。幼い頃に養子に出された近藤だった。5人に容疑がかかる。直樹たちは第一発見者として通報してきた男を交えて現場に近藤たちを呼び出した。
家事代行としていた被害者に仕事の依頼をして高史は知り合っていたが、金がないため、プレゼントなどはニセモノを送っていた。高史から元はガールズバーでもうけていると聞いて被害者女性は元に近づき、店で元が女性達と何股もかけていることをばらしていた。さらに、玲や宏美にも近づいていた。そして、近藤にも近づいたのだった。実は被害者は結婚詐欺士で、金のありそうな人を狙って近づいていたのだ。
直樹は「この中に犯人がいる」という。元たちは近藤が犯人なのでは?と思うが、実は犯人は警察に通報した人物だった。だまされて被害者に金を渡していた。その怒りが頂点に達して、殺してしまったのだ。殺した後被害者から鍵を奪い、被害者の家に向かい、200万円をとると、被害者の服に鍵を戻した。立ち去ろうとしたとき、別の人がやってきてしまったため、発見者を装って警察に通報したのだった。
高史たちはまたバラバラに帰ろうとしたが、近藤が「一緒にいたい」と声をかけた。幼い日、親戚にもらわれてゆく時に言えなかった言葉だ。元や玲も「そう言って欲しかった」といい、家族は一緒になった。
事件の容疑者は全て特命捜査6係の係長・近藤由紀夫(駿河太郎)の家族!
観覧車のある公園のベンチで、胸に折れた薔薇の花束を抱いた女性の刺殺体が見付かることで第1話はスタートする。そして青柳(吹越満)たちがそれぞれ捜査をすると、4人の怪しい人物が浮かび上がる。さらには浅輪直樹(井ノ原快彦)とともに研修を受けた特命捜査6係の係長・近藤由紀夫(駿河太郎)までもが容疑者になった。結果として、犯人は別の人間だったが、幼い頃にバラバラになった家族が一人の殺人事件の容疑者として久しぶりに顔を合わすという展開となった。
久々に青柳(吹越満)と妙子(遠藤久美子)の2ショットも
長いシリーズになっている「特捜9」は、刑事それぞれのプライベートもある程度判明している。最も多く登場しているのは浅輪直樹(井ノ原快彦)の妻である倫子(中越典子)である。「警視庁捜査一課9係」で班長をやっていた加納倫太郎(渡瀬恒彦)の娘でもあるため、出演シーンも多かった。そして、一癖も二癖もある特捜班のメンバーの中でも最も個性的な青柳靖(吹越満)の相手として妙子(遠藤久美子)も出演が多い。事件関係者として青柳を知り合ったことから結婚はしていないのだが、仲良く暮している。第1話で久しぶりに二人の姿も描かれた。人気漫画家を妻に持つ矢沢英明(田口浩正)は大分おおきくなった息子の登場シーンがあった。ファイナルシーズンということでこれまでに登場した関係者の出演シーンが今後も期待される。
16日に放送の第2話は誘拐事件
第2話の事件は誘拐だ。それも人間の誘拐ではなく、“凍結させている卵子”の誘拐というのだ。人間と同じ“命”なのかを登場人物が直樹に問いかける。
井ノ原快彦と羽田美智子が作品に対する思いを語る(全文は公式サイトにて)
井ノ原快彦(20th century)が9日、ドラマで長年共演する羽田美智子と作品についての座談会に出席した。2006年から17年まで故・渡瀬恒彦さんが主演を務めた「警視庁捜査一課9係」からバトンを受け継ぐ形で18年から井ノ原が主演を務める本シリーズも今シーズンで終了が発表されている。“終わる”という言葉に悲観的な感情はないと井ノ原は語り、「『これが最後ですよ』と言われてできるのは幸せ。現場でソワソワして終わるのが一番嫌だったので」と笑ったという。羽田美智子も「すごく生命力のある作品」と語る。また、シリーズ通して20回主題歌を担当したことについても井ノ原は“幸せ”と語る。二人の座談会の模様全文は番組公式サイトに掲載されている。
■第2話あらすじ
頭から血を流しふらふらと交番にやってきた男・市ノ瀬悠人(東ヨシアキ)の腕には男の子の赤ちゃんが抱かれていた。しかし、市ノ瀬は力尽きて亡くなった。その後、村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、高尾由真(深川麻衣)らの捜査で、抱いていた赤ちゃんは彼の子どもではないことが分かった。
一方で、特捜班に向かう道中、班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)は奥原杏里(映美くらら)が「子供が誘拐された」と騒ぐところに遭遇した。しかし、盗まれたのは自身の凍結卵子だった。犯人は後から伝える要求に従わなければ卵子はどうなるか分からないと脅迫してきたという。直樹は、由真の後輩である品川東署・盗犯係の南双葉(富田望生)と行動を共にするが、卵子を持ち出したのはクリニックの事務員・長谷部恵奈(玉井らん)である可能性が浮上。2人は恵奈のもとへと向かうも、直樹らが訪れると彼女は小学生を突き飛ばし逃走を図ろうと試みるのだった。
やがて、悠人が抱いていた赤ちゃんの母親が判明し、そのことを機に、事件は思わぬ事態に発展するのだった――。
テレビ朝日 2025年4月9日スタート。毎週水曜日21時放送「特捜9 final season」。出演:井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、向井康二(Snow Man)、中越典子、原沙知絵 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@5drama9tokusou」。
◇テレビ朝日「特捜9 final season」番組公式サイト
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