朝ドラ「あんぱん」母・松嶋菜々子に会いにゆくも悲しい別れをする嵩・木村優来…第2週あらすじと第3週予告

04月11日08時42分ドラマ
©NHK

父(二宮和也)を亡くし、母(松嶋菜々子)は家をでて寂しい幼少期を送った嵩(木村優来)も立派な青年(北村匠海)に。女学生ののぶ(今田美桜)は大志を抱き学校へ向かう。NHK朝ドラ「あんぱん」の第3週「なんのために生まれて」(4月14日~4月18日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。

「妻役が松嶋菜々子、この人生はもう勝ちですね」二宮和也、「あんぱん」嵩が進んでいく道のきっかけを作った父親役を語る



朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第3週が4月14日から放送される。

屋村草吉(阿部サダヲ)のジャムおじさんに続き、羽多子(江口のりこ)のバタコさん爆誕!

草吉(阿部サダヲ)の風貌が、「アンパンマン」の登場人物であるジャムおじさんに良く似ていることは放送前から話題だったが、草吉にパン作りを習い共にパン屋をやる、のぶ(永瀬ゆずな)の母・羽多子(江口のりこ)が、パンを作ること、名前から“バタコさん”のイメージぴったりと話題になった。ちなみに、“バタコさん”は裁縫も得意なのだが、これまでのシーンでも度々羽多子の裁縫シーンが映っている。



“しょくぱんまん”登場

朝田家の近所に住む住民役で、「それいけ!アンパンマン」でしょくぱんまんの声を担当している島本須美が登場した。草吉がのぶの要望で初めて朝田家でパンを作り、販売するシーンに登場した。今後も、声優達が多く登場することが予想される。



実際の“のぶ”も韋駄天だった

高知の言葉・“はちきん”は、男勝りや勝ち気な女性をさす。ヒロインの“のぶ”もはちきんと呼ばれ、毎話、走り回っている。やなせたかしの妻であった暢さん自身、学生時代に「韋駄天おのぶ」の異名を持つ短距離ランナーとして知られていたという。子役の永瀬ゆずなも走りっぱなしだったが、今田美桜も撮影の間、かなり走っていると語っている。



舞台は昭和10年になり、子役から今田美桜、北村匠海にバトンタッチ

14日から放送される第3週は昭和10年に飛ぶ。のぶの子ども時代を演じた永瀬ゆずなから今田美桜へ、嵩の子ども時代を演じた木村優来から北村匠海にバトンタッチとなる。のぶは祖父の反対を押し切り女学校へ進み、嵩はそんなのぶに淡い恋心を抱き始める。第3週は二人の青春ストーリーの開幕になる。



【第2週(2025/4/7-4/11)ネタバレあらすじ】

草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった朝田家。羽多子(江口のりこ)は近所の店から箱を組み立てる内職の仕事を始めた。結太郎(加瀬亮)がこれからは女性も夢をもっていいといったことを受けて、のぶ(永瀬ゆずな)たちの教育資金も作りたいと思ったのだ。それを聞いた釜次(吉田鋼太郎)たちは石屋の仕事に精を出す。こうして結太郎の死をなんとか乗り越えようとしていた。

一方、登美子(松嶋菜々子)が帰らず不安がる嵩(木村優来)に、寛(竹野内豊)はある少年雑誌を見せる。それは亡き父(二宮和也)が編集を手がけた少年雑誌だ。目を輝かせた嵩は、漫画の世界に没頭する。

そんなある日、メイコ(永谷咲笑)が釜次の作業場に入り込み、石をささえていた棒にぶつかってしまい、石が釜次に落ちてしまう。釜次が腕を怪我、腰を痛めてしまい、石屋の仕事は思うように回らない。さらに、羽多子の内職の仕事もなくなり、一家は急激に困窮してゆく。米びつをのぞく羽多子とくら(浅田美代子)は不安顔だ。二人が子どもや豪(細田佳央太)の食事は減らさないが、お米を炊く量を少なくしようと話しているのをのぶや豪は聞いてしまう。のぶはお昼ご飯を持っていくのをやめるが、結局、嵩のお弁当を分けてもらう。豪は自分が沢山の食事をしてしまうからと釜次の弟子を辞めると言い出してしまう。

のぶはそんな朝田家をなんとかしたいと、パン作って売ればいいと思い、草吉を家に連れていく。しかし、釜次は猛反対し、草吉も願い下げとばかりに去ってしまう。あきらめきれないのぶは、もう一度草吉を説得すべく勢いよく走り出す。町から旅立とうとしていた草吉だが、のぶと嵩の願いを聞き入れる。

元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶの頼みに、草吉は1回きりの約束であんぱんを作ることにした。不服顔の釜次をよそに、桂(小倉蒼蛙)らの協力を得て即席のパン窯を作り始める。そうして無事に焼き上がったあんぱんは次々と売れ、のぶは改めて草吉に頭を下げる。羽多子も釜次にパン屋をやらせてほしいと頭を下げ、釜次はしぶしぶ了承する。

しかし、翌日、草吉の姿が見えず羽多子たちは心配するが、草吉は“本格的な道具”を買って戻ってきた。釜次は豪と二人で本格的な石窯を作り上げ、パン屋開業の準備は整った。

『朝田パン』が開店し、張りきって呼び込みをするのぶと羽多子。しかし、パンを食べる習慣がないこの町では、思うように売れず苦戦する。

一方、しばらく音沙汰のなかった登美子から葉書が届き、嵩は心が明るくなる。そんな嵩を見てのぶも嬉しくなる。嵩は、熱を出して母に会いたがる千尋(平山正剛)の為にも登美子を探そうと、葉書の住所を頼りに高知の町へ一人で向かう。なんとか登美子の家にたどり着き、久しぶりに登美子の顔を見て胸がいっぱいになる嵩だった。しかし登美子は困惑した表情を浮かべる。登美子は再婚をしていて、嵩や千尋の待つ元へは帰れないのだ。「ここへ来てはいけません」と言われて、嵩は寂しく帰路につく。

のぶはいなくなった嵩が心配でいてもたってもいられない。そんなのぶを、羽多子は売れ残ったあんぱんを売りに行こうと外に連れ出す。すると、道にへたり込む嵩の姿が。羽多子があんぱんを渡すと、嵩は夢中で頬張る。あっという間にあんぱんを食べきると、腹の底から力が湧いてきた嵩は、二人にお礼を言って力強く歩き出す。家に戻ると寛と千代子(戸田菜穂)は優しく迎えてくれた。眠っている千尋に母親を連れて帰れなかったことをわびると、嵩は母のことを書いたスケッチを破り捨てた。

あっという間に時はすぎて昭和9年。のぶ、嵩、千尋は学生生活を楽しんでいた。



【第3週(2025/4/14-4/18)あらすじ】


■第11話(月)

昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会し、祭りのパン食い競走で使うあんぱん200個の注文を受ける。朝田パン開店以来の大仕事に朝田家が活気づく一方で、親しげなのぶと貴島の様子に動揺を隠せない嵩(北村匠海)。そんな嵩は、将来何をしたいのかわからずにいた。悩む嵩に、寛(竹野内豊)はこれやというものが見つかるまで必死に考えるよう助言する。



■第12話(火)

パン食い競走の出場を許してもらえず、「女子はつまらん」と話すのぶ(今田美桜)に、嵩(北村匠海)はかける言葉が見つからない。祭り当日。あんぱんも無事焼き上がり、広場に続々と集まる若者たち。そこには千尋(中沢元紀)や豪(細田佳央太)の姿も。いよいよパン食い競走が始まり、急いであんぱんを運ぶのぶ。すると嵩は、自分のたすきをのぶに預けて去っていく。最終組がスタートし、選手の群れの後方から走ってきたのは…。



■第13話(水)

パン食い競走に出場したのぶ(今田美桜)は、見事一位でゴールするも失格に。肩を落とすのぶの前で、失格なんてひどい腹を立てる嵩(北村匠海)。そんな彼を見て、のぶは嵩がパン食い競走の選手走を譲ってくれたのだと気付く。そこに繰り上げで一等になった千尋(中沢元紀)が現れ、のぶに優勝賞品のラジオを譲る。朝、家族にラジオ体操を教えるのぶ。それを見ていた嵩に、のぶは「うち、見つけたかもしれん」と瞳を輝かせる。



■第14話(木)

新聞社に出した漫画で賞金をもらいご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところを助けてくれたのは千尋(中沢元紀)だったことを知る。ある配達の帰り、砂浜でかき氷を食べる草吉(阿部サダヲ)とのぶ、蘭子(河合優実)、メイコ(原菜乃華)。そこに、草吉に呼ばれた嵩と千尋がやってくる。のぶは千尋にお礼と感謝を伝える。向き合って話す二人の様子を見て、嵩の心は落ち着かず…。



■第15話(金)

8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を褒められてうれしくなる嵩(北村匠海)。その一方で、兄貴のようには喜べないとシーソーに座って本を読む千尋(中沢元紀)を、通りがかりののぶ(今田美桜)が見つける。商店街で談笑する嵩たち親子の前に思いつめた表情でやってきたのぶは、涙ながらに登美子にある思いを伝える。そんなのぶに嵩は…



■スタッフ他


脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,江口のりこ,加瀬亮,河合優実,原菜乃華,細田佳央太,中沢元紀,斉藤暁,永瀬ゆずな,木村優来,浅田美代子,吉田鋼太郎,竹野内豊,阿部サダヲ 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk

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